5tion「6年ぶりに再結成、金銭的に損することもあるが……」

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写真=ケイストーリーエンターテインメント カイン、ロイ、ヒョン、レン、ボソク(左から)
男性ボーカルグループ5tion(オーション)が6年ぶりに再結成した。6年間、メンバーの入隊により3人で活動した時期もあったが、3rdフルアルバムを発売した以後、グループとしての活動もめっきり減り、活動をしなくなった。5tionではなく、それぞれの分野で活動していた既存のメンバーは、時間が経っても忘れられなかった“5tion”というグループ名で再び活動することに決めた。

デビュー10周年を迎え、メンバーの意志で活動を再開する5tionは既存のメンバーであるオ・ビョンジン(36)、ソン・イルグォン(34)、イ・ヒョン(33)と新しいメンバーであるレン(29)とボソク(28)で構成された。オ・ビョンジンは“カイン”ソン・イルグォンは“ロイ”イ・ヒョンは“ヒョン”に名前を変えるなど、新しく始めるという気持ちで活動再開の準備を進めた。

新しいメンバーのレンは神話(SHINHWA)のアンディ、歌手ソン・ホヨン、アイドルグループTEENTOPなどのアルバムに作曲で参加し、ボソクは作曲家イム・ヒョンソクが運営している音楽専門学校K-noteでボーカルトレーナーとして活躍していた実力派ボーカルである。新しいメンバーのレンとボソクは、既存のメンバーが望んでいた新しいメンバーの第一条件だった音楽性を持っている。

ヒョンは「実際1stフルアルバムから一緒に活動してきたメンバーと活動を再開する予定だったけれど、個人的な理由によって出来なくなった。それで、実力のある新しいメンバーレンとボソクと一緒に活動することになった。5人が集まって5tionとして活動できて嬉しいし、ワクワクする」と語った。

カイン、ロイ、ヒョンは6年間、それぞれ5tionではなく、事業家、俳優、ミュージカル俳優として活躍していた。しかし彼らは“5tion”として活動していたことが忘れられなかった。それぞれの分野でその能力を認められたため、再結成を簡単には口に出来なかった。

その時、お互い同じことを考えていることに気付いたカインが再結成をメンバーに話し、皆が積極的に活動再開の準備に取り組んだ。カインは「離れていても、心はいつも5tionと一緒だった。僕たちがWestlifeやNew Kids On The Blockを懐かしむように、もし僕たちを懐かしむファンがいたら、5tionとして活動を再開したかった」と言いつつ「活動を再開する僕たちに『粘り強いね』『長く活動してね』と言ってほしい」と語った。

続いてヒョンは「それぞれの分野で活動してもよかったが、5tionの音楽を捨てられなかった。5tionとしての活動によって金銭的に損するかもしれないけれど、それはさておき、まず気持ちがいい。5tionの音楽を覚えていてくれるファンのためにもう一度歌うことができてワクワクする」と語った。

男性ボーカルグループ5tionが言う「5tionの音楽」は、洗練されたハーモニー、心にしみるような甘いR&Bである。しかし今回は正反対の音楽を披露する。さらに平均年齢30歳の5tionはエレクトロニカな要素を併せ持つタイトル曲「パピヨン」とメンバーの動きがキレイに揃った群舞を披露する。宙に指を回す振り付けもある。既存のイメージを脱ぎ捨て、強烈で中毒性の高いフレーズがファンを楽しませる。5tionは既存のイメージとは正反対の姿を披露するので心配だと言いつつも、新しい姿を見せられるというのが楽しみだという。

5tionは5tionの目指す音楽について「5tionといえば、柔らかく甘い曲を歌うグループだと思う人が多いけれど、そうではない。今まで発売したアルバムでも多様なジャンルの曲を歌った。メタルを除いてほぼすべてのジャンルの曲を歌ったと思う。僕たちは一つのジャンルに限らず、多様なジャンルの曲を歌いたい。5tionの音楽も重要だが、多様なジャンルの曲を歌って次はどんな音楽を聞かせてくれるのかという好奇心と共に新鮮な感動を与えたい」と語った。

最後に「多くの人に満足してもらえないからと言って5tionのファンだけが満足する音楽にはしたくない。難しい音楽がしたいというわけでもない。多くの人が好きで、歌える歌を歌いたい。カッコつけるための音楽はしない。それぞれ好きなジャンルの違うメンバー5人が5tionというグループを結成し、どんな音楽を披露するのかをこれから見せる」と意気込みを語った。

記者 : ペク・ソルミ、翻訳:チョン・ジュヨン