ユチョン、性的暴行の被害を主張する女性への賠償金を完済

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ユチョンが、性的暴行を受けたと主張して攻防を続けてきたA氏に賠償金を支払った。

A氏の法定代理人イ・ウンウィ弁護士は2月3日、自身のSNSを通じて「裁判所は、Aさんの被害事実を犯罪と判断する機会は持てなかったが、少なくとも民事上不法行為として認めた。そしてユチョンもこれを受け入れた。その後、ユチョンが諸事情で返済できなかったが、幸い、昨年12月31日と今年の1月31日に2回にわたって利息まですべて返済した」と明らかにした。

また「ユチョンがかつてAさんに大きな過ちを犯したのは事実だが、現在はこれを謝罪して賠償もした。謝罪して賠償したからと言って、ユチョンが犯した過ちとAさんが受けた苦しみがなくなるわけではない。しかし、Aさんは悲しみを乗り越えて現在、毎日真面目に生活している。Aさんが望んでいるのは、真にこの事件からもう抜け出すことだ」と伝えた。

A氏の弁護士は「ユチョンのファンと名乗って2次的加害を加えた多くの人々がいた。さらに、この中で何人かは今でもそのような言動を続けている。しかし、ユチョンは過ちを認めて反省しているとして賠償までした。だから本当に彼のファンであれば、自分たちの過去の過ちを顧みて今からでもそのような行動をやめてほしい」と付け加えた。

A氏は2015年、ソウルのある飲食店のトイレでユチョンに性的暴行を受けたと主張し、2016年6月にソウル江南(カンナム)警察署に告訴状を提出した。その後、ユチョンがA氏を誣告罪で告訴して裁判にかけられたが、A氏は最高裁判所で無罪判決を受けた。

これに対してA氏は2018年12月、ユチョンを相手にソウル中央地裁に1億ウォン(約942万円)相当の損害賠償請求訴訟を提起した。ソウル中央地裁裁判所調停センターは2019年9月、ユチョンにA氏に5,000万ウォン(約471万円)を支払うよう強制調整の決定を下した。しかし、ユチョンは調停案に従わず、2019年12月にA氏が提起した財産明示を申請されるもこれに応じず、昨年4月に監置裁判を受けた。

これを受けA氏は昨年10月15日、ユチョンに「10月25日まで明確なコメントを出さないか、返済をしなかった場合、刑事告訴する」という趣旨の内容証明を送った。その後ユチョンは、A氏に裁判部の強制調停を通じて決定した賠償金5,000万ウォンに約12%の遅延利息を足した計5,600万ウォンを2回に分けて支払うという内容の債務返済支払計画書を提出した。

記者 : ファン・ヘジン