映画「大都市の愛し方」キム・ゴウン“合コンは一度もしたことがない”

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写真=Plus Mエンターテインメント
女優のキム・ゴウンが「合コンは一度もしたことがない」とし、「今はもう遅いでしょう?」と残念そうに話した。

映画「大都市の愛し方」(監督:イ・オニ)に出演したキム・ゴウンは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区某所で行われたインタビューを通じて、作品について語った。

韓国で10月1日に公開される「大都市の愛し方」は、人の目を気にすることのない自由な魂のジェヒ(キム・ゴウン)と、世の中と距離を置くことに長けているフンス(ノ・サンヒョン)が苦楽を共にしながら見せる彼らだけの愛し方を描いた。

キム・ゴウンが演じたジェヒは、お金がないとスクーターを売ってでもお酒を飲むほど本能に忠実でありながらも、学業は手放さない人物で、本は本で、お酒はお酒で楽しむ。愛の前では誰よりも率直になり、内面の声を正直に口に出すキャラクターでもある。

以前彼女は、「大都市の愛し方」のシナリオをもらって、制作されるまで約2年半待っていたと、作品に対する愛を語ったことがある。「どのようなところに惹かれたのか」という質問にキム・ゴウンは、「最初にシナリオをもらって、読み始めたらするすると読めたんです」とし、「その後、『シスターズ』と『破墓/パミョ』まで立て続けにやりましたが、その中でもこの作品が作られることを願っていました」と話した。

演じた役のジェヒとキム・ゴウンは、同い年でさらに惹かれたという。彼女は「実際に私は大学生の時、ジェヒほど遊べてはいませんでした。祖母と一緒に暮らしていたので、クラブに通いもしませんでした」とし、「ただ、江南(カンナム)駅近くで生活して通学していたのですが、朝まで遊んでいた人たちを見たことはありました。頭を下げて地面だけを見て歩いていた記録があります」と話した。

何よりジェヒにフンスのような友達がいることがとてもうらやましかったというキム・ゴウン。彼女はジェヒについて「自尊心があまりない人です。それを隠すために飾っている人です」と分析し、「最も大きな欠乏が“愛”ですが、それをすぐに埋められるのはジェヒにとって恋愛だったようです。その男性がどんな人なのかは重要ではなく、自分のことをどれぐらい好きなのかを見る子です。男性の外見や性格、人格などは見ないで……」と説明した。

「キム・ゴウンの実際の愛し方はどうなのか」という質問には、「私は、自分らしくいられないとダメです。冗談も言えないといけませんし。私の本来の姿が出てこそ、関係が進展します」と話した。そして「合コンとか、人から紹介してもらったことがないんです」とし、「一度合コンをしてみたいのですが、今はもう遅いみたいですね」と残念そうにした。

韓国芸術総合学校に在学していた当時、“韓国芸術総合学校の女神だった”という同期のイ・サンイ、アン・ウンジンなどの証言があった中、「自分の人気を認知していたのか」という質問にキム・ゴウンは「認知していました」と笑いながら答えた。それでも「女神ではありません」とし、「“韓国芸術総合学校の女神”という言葉はなかったです」と釈明した。

「過去の自分は、今考えても人気が出る理由があったと思うか」という質問には「今とあの時で、大きな違いがあるわけではありません」とし、「友達の服を見れば、その時流行っていたスタイルが分かります。カラーレギンスなどが流行っていたようですが、私は今と同じ服装でした」とコメントした。

キム・ゴウンは最近、ショートカットに大胆に変身した姿を公開し、目を引いた。「大都市の愛し方」制作報告会まではロングのウィッグをつけ、「第49回トロント国際映画祭」を通じて短くなったヘアスタイルを公開し、話題を集めた。

「隠せるところまで隠してみようと思ったのですが、不自然でもあるような気がして……」と笑いながら話したキム・ゴウンは、「良い反応があるとは思いませんでした。キレイになろうと思って切ったわけではないのですが、反応が良くてよかったです」と話した。

キム・ゴウンの変身は、Netflixシリーズ「自白の代価」のためだ。一時期、ソン・ヘギョとハン・ソヒがキャスティング候補にあがったこの作品は、チョン・ドヨン&キム・ゴウンにキャスティングを変えて撮影に入った。

「自白の代価」は、夫を殺した容疑者となったユンス(チョン・ドヨン)と、魔女と呼ばれる謎の人物モウン(キム・ゴウン)、秘密の多い2人の間で起こる出来事を描いたミステリースリラーだ。モウンは刑務所の服役者の間で“魔女”と呼ばれるキャラクターだ。これについてキム・ゴウンは「キャラクターを考えた時、このヘアスタイルが思い浮かんでショートにしたんです」とし、演技への情熱を見せた。

記者 : ペ・ヒョジュ