「となりのMr․パーフェクト」チョン・ソミン“日本ファンのコメントが記憶に残っている”

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写真=イウムハッシュタグ
女優のチョン・ソミンが俳優チョン・ヘインとの熱愛説は事実無根だと釈明した。

韓国で10月6日に放送終了したtvN土日ドラマ「となりのMr.パーフェクト」は、自分の間違えてしまった人生を取り戻そうとする女性ペ・ソンニュ(チョン・ソミン)と、彼女の生きている黒歴史(隠したい過去)であるお母さんの友達の息子チェ・スンヒョ(チョン・ヘイン)が繰り広げるラブコメディだ。

チョン・ソミンは劇中、ヒロインのペ・ソンニュを熱演。アメリカで留学したペ・ソンニュは、大手企業に入社したが、退社後、帰国して料理人という新しい夢を叶えるために奮闘する人物だ。

最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェでインタビューに応じた彼女は「ソンニュというキャラクターと心温まる話を一緒にできてとても幸せでした。個人的には現場の雰囲気がとても良かったと思っています。厳しい撮影スケジュールの中で容易ではなかったことを理解していますので、一緒に仕事をしてくださった方々に感謝しています」と語った。

ペ・ソンニュは生まれつき情熱的で、挑戦的な人物だった。実際にソンニュと似ている部分があると感じたのかという質問に彼女は、「ソンニュと似た部分は、環境的な部分が大きかったと思います。私も長女なので、長女だけが感じる責任感、それによって、時に肩の荷が重くなるところが特に共感できました。親しい友達に会ったような気もしました。個人的にも、ソンニュという人物を応援するようになったと思います」と答えた。

彼女は「私の両親も、その部分についていつも心を痛めているんです。悩みや大変な部分を家族に打ち明ける性格でもなく、職業上もそのようなことが難しいので、親がいつも気にかかるし、気の毒だという話を度々していました。そのためソンニュにより共感できましたし、理解しました」と語った。

実際の両親の反応については、「父は口数が多くない方なので、ただ放送を見たと言っていました。母は泣いたり笑ったりしたと言っていました。すごく嬉しかったです。私が一生懸命に撮った作品を同じ瞬間に共有できたということ自体が、私にとって癒しになりました」と明かした。

記憶に残っている反応としては、日本ファンのコメントを挙げた。彼女は「日本のファンの反応だったのですが、ソンニュのように職場でいじめにあったことがあって、とても大変だったけれど、今回ソンニュを見て、自分がすごく泣きたかったということに気づいたという話をしてくれました。そのようなコメントは、私にとってとても貴重で大切なものでした。Instagramのコメントだったのですが、全世界のファンの方々が耐えてくれてありがとうという内容など、その方を応援するコメントを残してくれて、一緒に応援する姿を見て心が温かくなったんです」と話した。

写真=tvN
ペ・ソンニュは英語も料理も上手だっただけに、準備すべきことは少なくなかった。彼女は「放送前は二つともまだ言えない状況だったので、何を準備するのかと聞かれると、いつも残念だったんです。放送が始まらないと言えないことだったので。二つとも実力不足でしたが、一生懸命に準備しました。現場でもそうですし、周りでも準備すべきことが多そうだと心配してくれました。でも私は今回、新しいことを学ぶことができて良いことではないかと思いました」と振り返った。

彼女は「英語はチューターさんから学び、料理もシェフから学びました。私は普段、料理を全くしないですし、趣味でもなかったんです。ですが、今回すごく素敵な先生に出会って趣味になった。とても丁寧に説明してくださいました。レシピ通り、カリキュラム通りにするのではなく、これがなぜこうなのか、一緒に話しながらやると、根本を学ぶ感じがして、とても面白かったです」とし「母が料理が上手なので、私の『根拠のない自信』から、やってみたらばできるのではないかと思っていました。自分で作ったものはおいしかったです」と話した。

ラブコメディであるだけに、相手役のチョン・ヘインとの相性も重要だった。彼女は「顔合わせをした後、2回目の挨拶をするまで一言も会話をしていませんでした。二人とも人見知りでしたので。それも隣の席だったのに、顔も向けず、すごくぎこちなかったんです。その後、周りからの圧力と合意によって、タメ口で話すことになったのですが、その場で急激に口数が減りました。幼なじみの役なのに、大変なことになったと思いました」とし「(ユン)ジオンと同じ事務所で同年代だったので、撮影前に4人で会って仲良くなる時間を作りましたが、これが実際に撮影する時に役立ちました」と伝えた。

彼女はドラマ放送中に浮上したチョン・ヘインとの熱愛説について「私はいつも俳優たちと息を合わせることが重要だと考える人で、いつもできるだけ合わせられる部分は合わせようとしています。そうしてこそドラマの話と流れにも役立ち、相乗効果が発揮されると思います。今回もそうでした。ありがたいことに、ヘインさんもそうしてくれて、ケミストリー(相手との相性)がよかったと思います。熱愛説が出た後、特にぎこちなくなったりはしませんでした。重要なのはドラマを一緒に作っていくことでした」と話した。

熱愛説は事実ではないのかという質問にも、彼女は「そうです。相性が良かっただけです」と答えた。

放送中に公開した和気あいあいとした写真も話題になった。彼女は「私が普段、他の撮影をする時も、写真はあまり撮らない方なんです。でも、リーダーがいればついて行く性格です。始まりは撮影初日でした。私とヘインさん、ジオンと3人で撮影したのですが、現場の近くにプリクラがあったんです。ヘインさんが初日の撮影記念で撮ろうと言ったのが始まりでした。その時から現場にプリクラがあったら行こうと言っていました」と伝えた。

チョン・ヘインとの共演はパーフェクトだったという。彼女は「この上なく良かったです。一つの作品で終わってしまうのが残念に思ったほどです。いつかまた共演できる日もあるだろうと思うほどとても良かったですし、たくさん配慮してもらいました。アイデアも気楽に出せる雰囲気でした。楽しく一緒に現場で作っていく感じでした。今は気楽に様々な話ができる仲になったと思います」と話した。

また「同僚俳優として縁があっても、ある種の悩みや現場で大変に思う部分、さらに良いシーンを作っていくための話には、ラインというものがあると思いますが、その範囲がとても広かったと思います。たくさんの話を交わして相談できるくらい、信頼できました。たくさんコミュニケーションをとりました。グループチャットはないので、私が中に入っていろいろと伝える役割もしました」とつけ加えた。

記者 : ファン・ヘジン