【REPORT】FTISLAND、日本5都市でのツアーを完走!韓国デビュー曲など懐かしの楽曲を披露
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同公演は、昨年8月のソウルを皮切りに、マカオ、バンコク、台北、クアラルンポール、ジャカルタ、シンガポールを巡ったアジアツアーの日本公演だ。日本では、兵庫、愛知、東京、大阪、広島で5公演を行った。普段は日本でリリースした楽曲で、日本ツアーをする彼らが、韓国のセットリストで日本ツアーを行うのは長いキャリアながら初の試みであった。また最終公演を行った広島は、前回ツアー時に日程調整の過程で急遽中止となった場所であり、「必ず戻る」という約束を守り、この地でファイナルを迎えた。
5月6日に行われた東京ガーデンシアター公演のオープニング曲「シアワセオリー」からイ・ホンギは、パワー全開で、会場はたちまち一体感に包まれた。「Falling Star」のサビから名曲「I Hope」に続き、メドレー「Champagne~PUPPY」では、ファンも大きな声を上げて合唱した。「そうそう、これこれ!」と思えるFTISLANDのライブ運びであった。「FREEDOM」では、会場の全員と大ジャンプで盛り上がった。
その後、「僞愛」や韓国デビュー曲「Love Sick~Thunder」を続けたが、「韓国デビュー曲『サランアリ』を日本で歌うのは10年以上ぶり。昔の曲含めて、俺ら。35歳のホンギが歌う17年前の曲はこういう色だと見せたい」という意思からだと明かした。今のロックとはスタイルの違う、歌謡曲寄りのロックバラードも今となっては新鮮だ。「17歳の僕は、こんな別れの愛の話が理解できなかったけれど、大ヒットしてロックバラードのイメージができた。ロックをやりたかった僕らは、ロックバラードのイメージがイヤだった。でも時間がたった今は、この曲があったから、僕らは今、音楽ができていると愛すようになった。今は、どんな曲を歌ってもFTISLANDになる」と自信に繋がっていると伝えた。
1部の後半は、チェ・ミンファンの「DRUM SOLO」でスタート。重く正確なミンファンのドラムが会場を沸かせると、そこから力強いドラムが目を引く「Take Me Now」へと繋がり、ハードロックパートへ突入。「Time To」の一体感でロックのパッションは最高潮を迎えた。
1部のラストを飾った「Sage」をイ・ホンギは、「HEY DAYのメインの曲。去年、アルバム『Sage』を出して、いろいろなフェスに出られるようになった。皆さんのおかげだ。FTISLANDは、自分たちの音楽を紹介するために、一緒に遊ぶためにいろいろな所に会いに行く。遊びに来てほしい」と紹介し、「一緒に『Sage』歌うか?」と客席に呼びかけた。イ・ジェジンの「Whoa,whoa,whoa,whoa」というコーラスが響くと、それをファンがシンガロングし、そのコーラスとイ・ホンギの伸びやかな声が会場を包み込み、多幸感を与えた。
そして「最近は、韓国のアルバムを作っている。去年、約束したことを守るためには、最近の僕らの色を出すのがいいんじゃないかと思っているので、ハードなエモコアっぽい曲になりそう。僕とジェジンは、『4月は君の嘘』という日本原作のミュージカルにも出る。ぜんぜんピアノが弾けないのに、ピアノの天才の役(笑)」と近況を語った後、「ドラムのミンファンが、一人でドラムのコンサートを行う」という衝撃の発表もされた。当のチェ・ミンファンは「ドラムを20年くらいたたいているが、ドラマ―としてもっとFTISLANDの力になりたくて。一人でもできるって兄さんたちにも皆さんにも見せたい。バンドのドラマーが一人でライブするってあまりないけれど、自信がある。楽しみにしてほしい!」と抱負を語った。
最後はチェ・ミンファンが「去年メンバーたちと、もっとライブをやって、今までの僕らを守りながら頑張ろうと約束した。今年、その約束がどんどん叶っている。ライブをしてきた中で、今年が一番幸せ。ありがとうと伝えたい。FTISLANDは、これから。30代は、実力も高まって花開く時期。これからも頑張っていくので、応援してほしい」と饒舌に語ると、イ・ジェジンが「日本でのライブは、安心感がある。いろいろな国でライブをして忙しいけれど、FTISLANDとして、もっといい音楽、いい姿を見せると約束したから、その約束を守りたい。これからも僕らのいいところをいっぱい見せる。楽しみにしていてね」と熱い想いを伝えた。そしてイ・ホンギが「やっと本来のFTISLANDに戻った気がする。去年はライブをしても『上手くやらなきゃ』と思って心が重かった。今年は、やんちゃに戻った気がする。今日はスッキリ遊んだ! ありがとう!」と最高の笑顔を見せた。
キャリア17年の彼らにマンネリなどという言葉はない。ライブを重ねるたびに、まだまだ成長している。そして夢を見て、前進している。彼らが海外で闘う様を日本でも見せてくれた「HEY DAY」。どこで何を演奏しても、FTISLANDはFTISLANDだと証明してくれたライブであった。
彼らは7月13日、14日に幕張イベントホールで開催される所属事務所FNCの夏バンドフェス「FNC BAND KINGDOM 2024」に、CNBLUE、N.Flying、Hi-Fi Un!cornと共に出演する。
■公演概要
「2024 FTISLAND LIVE IN JAPAN "HEY DAY"」
2024年5月6日:東京ガーデンシアター
【セットリスト】
1.シアワセオリー
2.Falling Star
3.パレ(I Hope)
4.Champagne
5.PUPPY
6.FREEDOM
7.サランフエ(僞愛)
8.サランアリ(Love Sick)
9.チョンドゥン(Thunder)
10.Not Enough
11.All Of My Life
12.Wind
13.Take Me Now
14.Broken
15.Time To
16.Sage
17.Rising Star(With G.O.P)
18.I'm Still Here
19.Beautiful
20.Flower Rock
21.Orange Days
22.FT ISLAND
23.PRIMADONNA
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記者 : Kstyle編集部