miss A出身スジ「アンナ」との出会いで新たに始めたことも?役作りについて語る“日記で感情を記録した”
OSEN |
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スジは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)にあるカフェでOSENとのインタビューを行い、Coupang Playオリジナルドラマ「アンナ」(脚本・脚本・監督:イ・ジュヨン)でイ・ユミ、イ・アンナ役を演じた感想を語った。
「アンナ」は名前、家族、学歴、過去まで些細な嘘を始め、完全に他人の人生を生きることになった女性の物語を描いた作品だ。
劇中でスジはしんどい人生に疲れたユミと華やかな人生を楽しむアンナに扮し、10代後半から30代後半まで1人の女性が経験する人生の浮き沈みを完璧に描いた。現実的に納得できるキャラクターを完成させるため、撮影前に心理カウンセラーに会い、シーンごとに細かく多様な助言を求めるなど、いつにも増して情熱を注ぎ、役作りに励んだ。
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スジは「アンナ」に必ず出演したいと思ったといい「新しい姿を見せたいという欲がありました。これまでやってきた演技とは異なる姿を見せたかったんです。『アンナ』は誰が見ても欲を出すほどの作品でした。奪われてはいけない、私がやらなければならないと思いました。それは漠然とした欲で、決めたからにはちゃんと私のものとして作らなければならないというプレッシャーと責任もありました。欲が出ただけにもっと頑張ろうと思いました」と語った。
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スジはユミ、アンナを演じるため心理カウンセラーに諮問も受けた。彼女は「ユミの原動力が気になりました。漠然と感じた時は『このような人生を生きて、人々の視線が変わったことを感じたら無気力になって憂鬱になるのではないか』と思いました。そのようなことについて聞くと、先生は憂鬱と不安はかなり違うけれど、ユミは不安のようだとおっしゃいました。“憂鬱”は無気力な状態で、“不安”は不安だからこそ何かをするためエネルギーを出すことだと。それでユミの原動力は不安という結論を下すことになりました。ユミの基本的な状態について諮問を受けました」と語った。
続けてスジは「本当に見せたいことにたくさん気を使う人々の話し方や行動などについても諮問を求めました。ところが、考えてみると私も専門家の方に初めて会ったので、スジとして、女優として見せたい姿があっただろうし、それもアンナが持っている姿の一つだと思いました。ユミは観察をたくさんする人だと思って瞬きにも気を使いました」と話した。
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スジは「アンナ」に出会ってしばらくやめていた日記も書き始めたといい「ユミを作っていく過程は、私が持っている不安を考えてみる時間でもありました。不安を表現するためには私がそれをユミに移入して考えてみなければならないと思い、既視感がある感情が皆にあると思いました。そのようなことに集中したら自分自身のことも分かっていきました。そして以前、諦めていた日記も書き始めました。アンナの立場で書いたり、私が抱いた感情を記録しておきたくて本当に一生懸命にやりましたが、かなり役に立ちました」と明かした。
そのように完成した「アンナ」でのスジの姿は、これまで人々が見てきた彼女とは距離感があった。これまでスジは明るく清楚な姿をたくさん見せてくれた。“国民の初恋”という愛称がスジを代表する修飾語だった。しかし、「アンナ」でのスジは2つの顔をしたキャラクターで「本当に私たちが知っていたスジなのか」と思わせるほどだった。
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ユミを理解するスジだが、結婚式前の顔合わせのシーンは「度を越した」と話した。彼女は「親の代役をつれてくるシーンがありますが、度を越したと思います。ちゃんと母親がいるのに、アンナとして偽りの人生を生きるためそこまでしなければならないのかと思いました。そこまでしてこのような人生を生きていく理由は何だろうと思いました。アンナを理解するため努力しましたが、この部分は理解できませんでした」と述べた。
また、スジは「フィリップス夫人、音楽の先生、ヒョンジュ(チョン・ウンチェ)のせいでユミが嘘をつくようになったと言われましたが、結局ユミはありのままの自身を見ることができなかったうえ、その欠乏を嘘で満たそうとした誤った欲望のため嘘を始めたのではないかと思います。気をつける機会が何度かありましたが、その道を選びました。もし私がユミなら、学校に合格したと嘘をついても不安ですぐに打ち明けたと思います」と話した。
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単独主演で見事にドラマをリードしたスジ。彼女は「この役を演じたかった理由も新しい姿を見せたいという欲があったためです。『アンナ』を通じて、もっと違う姿をお見せできるきっかけになると思いました。私には大切な作品として残ると思います」と話した。
もうすぐ30歳を控えるスジ。2010年にガールズグループmiss Aでデビューした後、「ドリームハイ」で女優デビューを果たしたスジは30歳を控え、「アンナ」という“人生を代表する作品”と“人生に残るキャラクター”に出会うことになった。好評に心が浮き立つこともありうるが、彼女は「新しい作品、キャラクターに接する度に人生に残るキャラクターという気持ちで臨んでいます。『アンナ』は欲張りすぎた作品でした。ユミとアンナに没頭して演じたので『人生を代表する作品に出会った』という言葉がとても夢のようで幸せでした。こんなに良い反応をいただいていいのかと思うほど身に余る称賛だと思っています」と話した。
「アンナ」で見せた演技によってスジは“再発見”され、次回作にも関心が高まっている。彼女は「いつもプレッシャーがあるので、このプレッシャーが新鮮ではありません。そして称賛に慣れていないので、今回の称賛にあまり一喜一憂せず、自分のやるべきことを黙々とやりながら次回作を準備したいと思っています」と謙遜した。
20代の終わりに“人生を代表する作品”“人生に残るキャラクター”に出会ったスジは「時間が経つのが本当に早いです。私はまだ20代の終わりだとは思っていません。一生懸命に生きてきたと思ったのに残念な気持ちもあります。30代になっても変わらずに活動したいですが、休みたい気持ちもあります。走り続けたくはありません」とし、今後の活動への期待を高めた。
記者 : チャン・ウヨン