新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第93回アカデミー賞授賞式が延期となった。

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー（AMPAS）は15日（現地時間）、第93回アカデミー賞授賞式を2021年4月25日に開催すると発表した。当初2021年2月28日に開催予定だったが、映画業界が新型コロナウイルスの影響を大きく受けたことを考慮し、2ヶ月遅らせることを決定した。

AMPASは「映画は我々を慰め、感動を与え、楽しませてくれる、大事な役割を果たしている。授賞式を延期するのは、映画制作者たちがこのような状況によって不利益を被らずに、映画を完成し発表できるよう、必要な時間を提供するためだ」と説明した。

アカデミー賞の歴史で、発表・授賞式が延期されたのは今回で4回目。1981年にレーガン大統領暗殺未遂事件により授賞式が延期されて以来、約40年ぶりとなる。

出品作に対する資格審査期間は2021年2月28日まで延長され、作品賞のノミネート作品と俳優の発表は2021年3月15日に行われる。