“AAのユニット”AOORA&HOIK、デビュー5年の告白「もう一度やり直す気持ちで頑張りたい」

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写真=ブルースターエンターテインメント

AOORA&HOIK「朝昼夜」をリリース

誰もが「スターになる」という夢に向かって第一歩を踏み出すが、高い競争率を勝ち抜いて音楽業界にデビューしたからと言って、順風満帆の道が広がるわけではない。練習生時代より厳しく険しい旅程を克服してこそ、自身の音楽を地道に人々に聴いてもらえるようになる。4年前の2011年にデビューしたグループAA(Double A)も、この過程を避けられなかった。

2013年を最後に活動を終えたAAは、翌年の2014年、事務所から「休みながらそれぞれの音楽をするように」と言われた。事実上、次のアルバムを期待できなくなった状況だった。リーダーのWOOSANGは12月に入隊し、AOORAはR&Bをベースにした19禁コンセプトの音楽を継続的に発売した。そして2015年10月、AOORAとHOIKはユニットを結成し、さらに聴きやすい「朝昼夜」という曲をリリースした。

ユニットのAOORA&HOIKとして活動することになった2人は「他のグループはユニットを企画して音楽を集めてコンセプトを考えるとしたら、僕たちは似合う曲が先に仕上がり、活動することになった」と説明した。ソロアルバムを準備していたHOIKに「朝昼夜」を共同作詞・作曲したAOORAが加わってユニットを結成することになった。独特な歌声をベースに、自分たちのカラーを知らせるというのが彼らがの覚悟だ。


デビュー5年という話が恥ずかしい…もう一度やり直す気持ちで

デビューして5年になるが、ユニットはともかく、本来のグループで基盤を築けなかったのが現実だ。「グループとして旺盛に活動したわけではないため、デビュー5年という話を聞くたびに恥ずかしい」と打ち明けたAOORAは「それでもグループとメンバーたちがいたため、もう一度活動して、たくさんの方々に会うことができた。解散説はあったけれど、解散はしていない。大変だった部分もあったが、感謝する気持ちのほうが大きい」と述べた。

これを聞いたHOIKは「AAが成功したなら僕たちがより気楽に良い環境で(ユニットとして)出られたと思うけれど、気にしない。どうせユニットとAAは違う。もう一度やり直すという気持ちで頑張る」と伝えた。彼らは思うままにならない現実のため、将来について悩みもあったが、「やっているうちにいつかは成功するだろう」という思いで2年を待ち、ユニットとして活動することになった。

「練習生の時が一番やりやすかった。歌手たちのステージを見て『このグループはあんまり良くない』と話したり、『僕たちがデビューすれば、全て勝てるはずだ』と思っていたけれど、デビューしてから僕たちが甘かったことを感じた。デビューしたばかりの頃は『歴史を塗り替えよう』という風にファイトに溢れていたけれど(笑) 活動しながら現実的になった。理想と現実は大きく異なっていた」(AOORA)


しっとりと染みこむ、聴きやすい音楽をやりたい

「僕たちのルーツはAA」と口を揃えたが、彼らのユニット活動は一過性では終わらない見込みだ。2週間ほど活動して、すぐに次のアルバムを準備する予定だという2人は「地道に活動していく予定だ。長く活動したいけれど、とりあえず今は目の前にあるものに最善を尽くそうとしている」と打ち明けた。HOIKは「今回の活動が終わって、次の活動ができるくらいになればと思う」と述べた。

AOORA&HOIKは音楽配信チャートの上位にランクインするよりは「事件・事故なしに活動して、僕たちの音楽を聴く方々にしっとり染み込んでほしい」という希望を述べた。「いい曲だ」「変な歌ばかり歌っていると思っていたけど、違ったね」「次の曲が出たらまた聴いてみよう」くらいの期待を与えたいという。AOORAは「気楽さがちゃんと届いたらと思う」と話して微笑んだ。

彼らがやりたいのはやはりコンサートだ。AOORA&HOIKは「規模に関係なく韓国内外でたくさん公演をしたい」という希望を述べた。単純に観客に会うことに意味を置くのではなく、「この公演は本当に楽しい」「感動した」という評価を得るのが彼らの目標だ。ユニットとして、またソロとして地道に活動し、リーダーが除隊する2016年8月以降は再結成したAAも見られそうだ。

記者 : イ・オニョク