ソンジュン「抱きしめたい~ロマンスが必要~」“チュ・ワンはものすごくかわいい弁当を作る男…実際の僕は料理ができないんです”

Kstyle |

「美男<イケメン>バンド ~君に届けるピュアビート」「九家の書 ~千年に一度の恋~」で、日本でも人気急上昇中のソンジュン。人気ドラマ「ロマンスが必要」のシーズン3となる本作では理想の年下男子を熱演し、「恋愛の発見」では、まったく違ったキャラクターを好演、さらに多くの女性たちの心を摑んで話題となった。若手実力派俳優として活躍を続けるソンジュンが日本のファンへドラマに関して語ったインタビューをお届けする。

―本作への出演を決めたきっかけを教えてください。

ソンジュン:出演を決めたのは、台本がおもしろかったからです。胸にグッと来る台詞も多かったですね。キャスティングされた時は、まだシーズン1、シーズン2は見ていなかったのですが、若い女性たちから圧倒的に支持されて大ヒットしたドラマだということは知っていました。マニアの多いシーズン制のドラマだということでプレッシャーも大きかったです。この役はうまくやって当然だ……という気持ちもありました。

―ソンジュンさんが演じたチュ・ワンの魅力は何でしょうか?

ソンジュン:チュ・ワンはジュヨン(キム・ソヨン扮) のことが好きなのに、ジュヨンの片思いが成就するようにアドバイスしたり、応援したりするんですね。これは普通の男性だったらなかなか理解できないことだと思うんですよ。僕も最初はチュ・ワンのことが理解できませんでしたし、チュ・ワンを見ていると「もどかしい」「やるせない」という視聴者からの意見も多かったです。でも、作曲家としての揺るぎない自信があるせいでしょうか、チュ・ワンは仕事以外のことに関してはとても鷹揚で、自分が確信を持った感情については、周囲を気にせず、臆することなく自由に表現します。それが彼の魅力だと思います。

―チュ・ワン(=アレン・チュ) は世界的な音楽家で、自信にあふれたキャラクターという設定ですが、演じる上でどのような点に気を遣いましたか?

ソンジュン:作曲した曲がビルボードで100位圏内にランクインするような人なのですが、仕事以外の部分では作曲家としてのプライドを誇示したりするようなキャラクターではないと感じました。ドラマの中で、ジュヨンがチュ・ワンのプロデューサーとしての仕事ぶりを見て、昔のようにいつまでも面倒を見てやらなければならない存在ではなく、世界的な作曲家だと改めて認識し、彼を1人の男性として思いはじめるシーンが登場します。それほどに彼は仕事をしている時と、それ以外の時との切り替えが上手で、心の奥底にはしっかりと世界的な作曲家としての自信を秘めているキャラクターだと思うんですね。なのでそういったオンとオフとのメリハリに気をつけながら演じました。

―ソンジュンさんにもチュ・ワンにとってのシンシン(=シン・ジュヨン) のような存在の方はいましたか?

ソンジュン:ジュヨンみたいに人生を教えてくれる素敵なお姉さんはいなかったと思います(笑)

―キム・ソヨンさん、ナムグン・ミンさん、ワン・ジウォンさんの第一印象と、共演した感想を聞かせください。

ソンジュン:共演するのはどの方も初めてでした。ナムグン・ミンさんはユーモアのあるおもしろい方です。ベテランなので、学ぶ点が多かったです。ワン・ジウォンさんは年が近くて、話がよく合いました。今考えてもキム・ソヨンさんには感謝することがとても多いです。僕は至らない点が多かったのに、常にフォローしてくださいました。共演した俳優を気遣う心が大きい方で、俳優として学ぶ点も多いです。いつも現場に早く来て、しっかり準備をされていました。

―キム・ソヨンさんとのキスシーンやベッドシーンが話題になりましたが、撮影中のエピソードがあれば教えてください。

ソンジュン:ラブストーリーなので、どうしてもそういったシーンが多かったと思います。特別に気を遣った点はありませんでした。ストーリーの展開上、すべて自然なシーンなので……。

―ドラマにはシン・ジュヨン(キム・ソヨン扮)、オ・セリョン(ワン・ジウォン扮)、イ・ミンジョン(パク・ヒョジュ扮)、チョン・ヒジュ(ユン・スンア扮) など、異なる魅力を持つ多くの女性が登場しましたが、ソンジュンさんの理想の女性に最も近いキャラクターは?

ソンジュン:シン・ジュヨンさんとオ・セリョンさんを合わせたキャラクター?(笑) 僕はしっかりしていて賢い女性が好きなんです。話す時にセンスやウィットに富んだ人がいいです。

―劇中でナムグン・ミンさんが演じたカン・テユンとライバル関係になりますが、撮影時はどんな雰囲気でしたか?

ソンジュン:現場では楽しく撮影しましたよ。実際に起こったら理解できない状況だったと思います。でも、ありえない状況も、ありうるように見せるのが物語の力であり、ドラマの魅力だと思います。


「男の僕が考えてもチュ・ワンは完璧に近い男性だと思う」

―特に気に入っているシーンや台詞があれば教えてください。

ソンジュン:チュ・ワンが幼いジュヨンと並んで歩くシーンが記憶に残っています。チュ・ワンにはいい思い出として残っているジュヨンが、どうしてそこまで冷たく振る舞うのか、それぞれの記憶がどれほど違っているのか、お互いの違いをよく理解できたシーンなので記憶に残っています。

―撮影中のコンディション管理はどのようにしていますか?

ソンジュン:オフの時はトレーニングをまめにやろうと心がけていますが、撮影中はスケジュールがタイトで、ほとんどトレーニングをすることができません。なので、できるだけちゃんと食べることを心掛けています。でも撮影が始まると食事がとれない時もあって、(特別な運動をしなくても) ゆっくり痩せていくみたいです。

―シンシンのために料理をするシーンも多かったですが、普段から料理はしていますか?

ソンジュン:実際の僕は料理ができないんです。明け方と一緒に起きておかゆを炊いて、ものすごくかわいい弁当を作る男……。チュ・ワンはそういう点で、僕にとってはとても非現実的です。

―「抱きしめたい~ロマンスが必要~」について周囲の反応はいかがでしたか? また、視聴者の方々からどのような点が最も支持されたと思いますか?

ソンジュン:「台詞が共感できる。まるで自分のことみたいで完全にハマっちゃった」という話をたくさん聞きました。男の僕が考えてもチュ・ワンは完璧に近い男性だと思うんですね。このドラマは「チュ・ワンのような彼氏がいてくれたら」と感じさせるファンタジー的な部分を描きつつ、その一方で30代半ばの女性たちが感じているリアルな部分や恋愛事情もストレートに描いているので、多くの女性の方が共感したり、ドラマをより身近なものに感じたりしたんだと思うんですね。それが多くの方に支持された理由だと思います。

―本作の脚本家のチョン・ヒョンジョンさんが台本を執筆した「恋愛の発見」にもキャスティングされ、「抱きしめたい~ロマンスが必要~」に続いての出演となりましたが、いかがでしたか?

ソンジュン:最初にキャスティングされたときは、「抱きしめたい~ロマンスが必要~」と似たキャラクターなのではないかと心配する声も多かったです。でも、チュ・ワンが人間的にもかなり成熟したキャラクターだとすると、「恋愛の発見」のハジンは、まだまだ人間的に未熟な部分の多い人物で、その彼がさも成熟した人間であるかのように振る舞うことで生じる様々な出来事を、ドラマでは描いていて興味を抱きました。「恋愛の発見」も楽しく撮影しましたし、たくさんの方々から好評を得ました。

―これからドラマを視聴する日本のファンのみなさんのために「抱きしめたい~ロマンスが必要~」の見どころの紹介とメッセージをお願い致します。

ソンジュン:こんにちは。日本の視聴者のみなさん。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」でチュ・ワン役を演じたソンジュンです。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」は33歳のヒロインの結婚と恋愛、そして仕事についてストレートに描いたドラマです。多くの方々に共感していただき、楽しんでいただけたらと思います。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」にたくさんの関心と応援をお願いします。

「抱きしめたい~ロマンスが必要~」DVD情報
DVD-SET1 2015年2月4日(水) リリース
DVD-SET2 2015年3月4日(水) リリース
各15,200 円(税別)
※レンタル同時リリース

(C)CJ E&M CORPORATION, all rights reserved.
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

DVD公式サイト:http://kandera.jp/sp/dakishimetai/

記者 : Kstyle編集部