AFTERSCHOOL ナナ「悪質コメントが増加」…リアルバラエティ出演者だけが抱える痛みとは

OSEN |

ガールズグループAFTERSCHOOLのナナがバラエティ番組への出演後、自身に向けられた悪質なコメントに心を痛めている24歳のナナの本当の姿を見せた。普通の人なら経験するはずがないリアルバラエティ番組出演者だけの特別な痛みだった。

ナナは22日午後に韓国で放送されたSBSバラエティ番組「ニュー!日曜日は楽しい-ルームメイト」(以下「ルームメイト」)でホン・スヒョンと話しながら、最近自身に向けられた悪質なコメントについて語り始めた。淡々とした口調で自身の立場を語った彼女だったが、いつもより真剣だった。

彼女は番組で見せている積極的で愛嬌のある姿についてホン・スヒョンが先に話したことに対し「(番組で)努力しようとしているが、私が愛嬌をふりまき、雰囲気を盛り上げようとすることがご覧になっている方々には慣れなかったようだ」と話した。

続けて「なぜあんなに可愛いふりをしてるんだ」というコメントを上げ「私が見ても慣れないところがあると思っているが、もう少しバラエティとして見て頂きたい。バラエティをしていると、徐々に性格も出るし、番組だからさらにオーバーにする部分もある。少し不自然に見られるか、よくないと思っている方が多かった」と打ち明けた。

ナナが言うナナ自身はインターネットの書き込みは気にしないキャラクターだった。しかし、バラエティに頻繁に出演することにより彼女への悪質なコメントも増え、性格も変わった。これに対しナナは「インターネットの書き込みを見ながら変わった。気をつけるようになる部分もあるし、臆病になる部分もある」と正直に告白した。

いつも堂々と溌剌としていたナナだった。しかし、「そんな反応を見てからは、一言を言う時にもすごく考える。私も人だから怖がらないわけにはいかない」と話すナナの顔は、確かに人々は知らなかった彼女の素顔だった。

同日放送された「ルームメイト」ではナナの心境を告白する部分がかなり長い時間放送された。これはそれほどナナの悩みが深かったためだと解釈される。

「ルームメイト」をはじめ、多数のバラエティ番組に出演して以来、ナナには悪評が出た。バラエティ番組の中でナナは、確かに人々が望む優しくて純粋なキャラクターではない。そして人々の基準を満たせなかったナナには自然に悪質なコメントが付けられた。

人々はリアルバラエティ番組の中のナナの姿を本当に100%のナナだと思っている。しかし、彼女が直接明かしたように、バラエティ番組のナナは彼女の実際の性格にバラエティの要素を加えたものだ。いくらリアルバラエティ番組だとしても笑いを作らなければならない出演者の立場では、このような“オーバーアクション”は避けられない。この“オーバーアクション”はわざと作ったものではない。制作陣がほとんど介入しないリアルバラエティで出演者は本当の自身の姿からよりバラエティに似合う部分を取り出して見せるだけだ。

こうしたナナの痛みは単なるリアルバラエティ出演者の宿命なのか。素直な姿を見せたナナへの人々の視線も変わるのだろうか、これからが注目される。

記者 : パク・ジョンソン