「スリーデイズ」最終話…私たちに正義がある限り、希望がある

MYDAILY |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「スリーデイズ~愛と正義~」放送キャプチャー
ある者はお金のために生き、またある者は正義のために生きている。

1日に韓国で放送された第16話でSBSの水木ドラマ「スリーデイズ~愛と正義~」(脚本:キム・ウニ、演出:シン・ギョンス)が、正義と希望のメッセージを伝えながら幕を下ろした。悪の中心人物だったキム・ドジン(チェ・ウォニョン)は死亡し、大統領イ・ドンフィ(ソン・ヒョンジュ)、警護官ハン・テギョン(JYJ ユチョン)は生き残ってハッピーエンドを迎えた。

この日の放送でイ・ドンフィは、第2のヤンジンリ事件を防ぐために奮闘した。彼はキム・ドジンと正面突破して命まで捧げようとし、この過程でイ・ドンフィは「大統領とは国民を守るべき人間だ。国民が危機に陥っているのに、私一人だけ生き延びようと逃げることはできない」と言い、真の大統領の姿を見せた。

「スリーデイズ~愛と正義~」は金と正義の対立であった。金を追求するキム・ドジンは、自分の利益のためならどんな悪事もいとわなかった。殺人はもとより、最後は大統領の命まで奪おうとした。これに先立ち、ヤンジンリ事件で罪のない市民たちを死に追いやったにもかかわらず、彼に反省の色はなかった。

しかし、イ・ドンフィは最終的にお金よりも正義の方が重要だということに気がついた。過去、イ・ドンフィもやはり“ファルコンの犬”と呼ばれるほど利益のみを追求していた人物だった。しかし、ヤンジンリ事件の後、大統領になってからは正義について悟り、過去の自分の悪事を反省した。この反省は最終的に彼の正義感を更に燃え上がらせ、「スリーデイズ~愛と正義~」が伝えたいメッセージを正確に描いた。

警護官ハン・テギョン、警護法務チームのイ・チャヨン(ソ・イヒョン)、警察ユン・ボウォン(パク・ハソン)も正義のために生きる世界を追求する人の心を見せてくれた。様々な屈辱を経験しながらも、ただ正義のみを追求したことで、最後はハッピーエンドを迎えることができた。

この日の放送で特に目立っていたのはキム・ドジンの手下たちの検察での調査シーンだ。お金こそが最高だと考えているキム・ドジンの一味たちは皆、罪を改めることもなく、まるで自分たちの世界が正解であるかのように正義を無視した。

そんな中でキム・ドジンの手下の一人(チン・ソンギュ)は、検事に「キム・ドジン会長が死んだからと言って、全てが終わったと思っていないか? いや、何も終わっていない。また他の誰かがその座につくんだ。ファルコンも同じだ。東南アジア支部長が追放されたとしても、また別の誰かが派遣されることになるだろう。世の中は依然として金が支配している。これからもそうだ」と話した。結局、金が中心の世の中に対する確信だった。

しかし、検事は違った。金が中心ではなく、正義が中心の世界を確信した。検事は、「大丈夫だ。捕まえてやるから。誰がその地位についたとしても、捕まえて罪の償いをさせてやる」と切り返した。

検事は、「その過程で私が疲れたとしても、また他の誰かが私の代わりをするだろう。そんな世の中が私たちが暮らしたい世の中だ。お金ではなく、正義のために生きる人たちはまだたくさんいる。その人たちを私たちは希望と呼ぶ」と言った。

検事が最後に伝えた一言。正義のために生きる人たち、その人たちが希望になる世界。まさに「スリーデイズ~愛と正義~」が伝えたいメッセージだった。物質万能主義によって金が全てになってしまった世の中。しかし、私たちに正義がある限り、希望がある。それはまさに、皆が共に生きていくことを意味する。

「スリーデイズ~愛と正義~」の後番組には、「君たちは包囲された!」(脚本:イ・ジョンソン、演出:ユ・インシク)が7日夜10時から韓国でスタートする。

記者 : ホ・ソルヒ