Vol.2 ― 放送終了「温かい一言」好演、名セリフ、演出…全20話の人生全集

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「温かい一言」スクリーンショット
俳優たちの好演、印象的なセリフ、スタイリッシュでセンスのある演出まで……夫婦生活ガイド「温かい一言」は終了とともに視聴者の胸に深く残った。

昨年12月2日にスタートしたSBS月火ドラマ「温かい一言」(脚本:ハ・ミョンヒ、演出:チェ・ヨンフン)は、24日の放送を最後に終了した。不倫の結末から始まったこのドラマは、登場人物の感情に対する繊細な描写で高く評価された。不倫を知ってしまった男女4人のストーリーと、その不倫によって犠牲にならざるを得なかった男女のストーリーを描いたこのドラマは、印象的なセリフと洗練された演出などで愛された。

隙間のない演技力が際立つ繊細なドラマ

ドラマの軸をしっかりと守ったコ・ドゥシム、ユン・ジュサン、パク・ジョンスなどのベテラン俳優にチ・ジニとキム・ジス、ハン・ヘジンとイ・サンウにパク・ソジュンとハン・グルが加わり、毎回“演技力に隙間がないドラマ”として好評を受けた。実際、キャラクターになりきった俳優たちは現場で、そしてお茶の間で“本物”を描きながら視聴者を笑い泣きさせた。

言うまでもない演技力の持ち主であるコ・ドゥシムとユン・ジュサン、パク・ジョンスはもちろん、キム・ジスの爆発的な演技力とチ・ジニの自然な演技が視線を引きつけた。ハン・ヘジンとイ・サンウの演技変身も視聴者を驚かせた。変身に成功した二人に視聴者の拍手も続いた。

末っ子のパク・ソジュンとハン・グルも好評を受けた。初々しい感情から切ない感情まで表現した二人の新人の可能性を確認することができたとのことだ。他にも「温かい一言」の俳優たちの熱演は、言葉通り“隙間のない演技力が際立つ”ドラマに仕上がった。

繰り返し聞きたい名セリフ…「温かい一言」を育んだ原動力

ハ・ミョンヒ脚本家の筆力は「私たち結婚できるかな?」に続いてもう一度証明された。繰り返して聞きたい名セリフは1冊の本を読み終えたような感じで視聴者を泣き笑いさせた。

放送3回で語録が誕生した「温かい一言」のセリフは、ハツラツとした弾ける一言から夫婦関係、人間関係において繰り返し考える価値のあるセリフまで、全てのセリフが“考えるドラマ”として仕上がった。

「温かい一言」の名セリフは、結局人生に対する洞察だった。特に「愛のある奴隷としては生きても、愛のない王妃としては生きられない」というキム・ジスのセリフは、視聴者の心に響いた。ほとんどの人が考える姿とは異なるソン・ミギョンのセリフは愛に対する明快な解答を提示し、すべてのセリフが好評を博した。

繰り返し考える、価値のあるセリフはほかにもあった。「私は転んだ。その時、今一緒に歩いているこの男が私の手を握ってくれた。私たちは夫婦だ」というナ・ウンジンの言葉が最後を飾った。

スタイリッシュな演出、斬新な不倫ストーリー

チェ・ヨンフンプロデューサーのスタイリッシュな演出は、ありふれた不倫ストーリーを「温かい一言」ならではの色で包んだ。最後まで「温かい一言」ならではの色にこだわった後、視聴者を泣かせながら幸せな結末を迎えた。

「不倫」という題材が公開されてから視聴者の偏見は始まった。しかし第1話の放送後、それが杞憂であることが分かった。不倫の結末で始まったこのドラマは不倫を美化するのではなく、その不倫が他の人々に大きな傷を与えるということをアピールし、教訓と共感を与えた。名セリフと調和した温かい雰囲気は、視聴者の心に響いた。

破局に至っていた男女は、結局“温かい一言”ですべてのことを整理した。夫婦にとって一番重要なのは大きなイベントでもなく、ただの“温かい一言”であることを教えてくれたこのドラマは、大きく変わった4人の男女の姿を描きながら視聴者の好評を博した。

25日にはスペシャル「言い果てぬ温かい一言」が放送される予定だ。3月3日にはイ・ボヨン、チョ・スンウ、キム・テウなどの実力派俳優が出演する「神様がくれた14日間」が韓国で初放送される。

記者 : ムン・ジヨン