【スターコラム】イ・ヒョヌ、隠密で偉大だった僕らの物語 ― Vol.2
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映画「シークレット・ミッション」は果たしてキム・スヒョンのためだけの映画だっただろうか。映画を見た観客であれば、この質問に対しはっきりと「NO」と答えるだろう。この映画はキム・スヒョンの他にも、パク・ギウン、イ・ヒョヌの意外な姿を浮き彫りにしてくれた。
特に、イ・ヒョヌのイメージチェンジが新鮮だったとの評価が相次いでいる。ある音楽番組で「可愛い子ちゃんソング」を歌っていた少年は姿を消し、タフで純粋な“男前な男”が映画に登場したからだ。
人気浮上中のイ・ヒョヌが、「シークレット・ミッション」のビハインドストーリーを教えると、積極的に乗り出した。イ・ヒョヌが語る「シークレット・ミッション」のビハインドストーリーが今から始まる。/編集者
こんにちは~また戻ってきました(笑) 第1部はいかがでしたが?幸いなことに、読者の皆さんの反応が良かったため、こうやって第2部でご挨拶することになりました。光栄です^^ 何を話そうかと悩みましたが、皆さんが大いに応援してくださった「シークレット・ミッション」のビハインドストーリーと演技について話すことにしました。今回も両目をバッチリ開けて読んでくださいね。
ソン・ヒョンジュ vs キム・スヒョン vs パク・ギウン……これ以上の言葉は要らない
僕は未だに「シークレット・ミッション」にキャスティングされたことを感謝しています。この映画は、僕の役者人生においてターニングポイントとなっただけでなく、こんなにも身に余るほどの愛を頂けるようにしてくれた作品だからです。もちろん、撮影前からソン・ヒョンジュ先輩、キム・スヒョン先輩、パク・ギウン先輩と一緒に撮影できることに興奮し、期待していました(笑)実は、ソン・ヒョンジュ先輩との共演にものすごいプレッシャーを感じました。共演できるだけでも光栄ですが、一方では、僕が足を引っ張るのではないかと心配もしました。そのためか、最初はとても先輩が怖い人に感じられました(泣) しかし、撮影に入るとすぐ、僕の心配が余計なものだったと分かりました。相手の役者への思いやりのある方でした。本当に優しくしてくれて、全てのスタッフがソン・ヒョンジュ先輩のことが好きでした。
普段は冗談も言ったりしますが、撮影の時はものすごい集中力を発揮しました。言葉が要りません。最高の演技でした。隣で見ているだけでも勉強になりました。撮影をすればするほど先輩への尊敬の念を抱きました。
僕は人見知りする性格なので、最初は簡単に近づけなかったのですが、いざ隣で一緒に演技してみると、とても人の良い兄貴でした。カッコよくて、思いやりのある態度と現場で撮影に臨む姿勢など、集中力と瞬発力がすごかったです。隣で見ていて不思議に思うほどでした。先輩からは本当にたくさんのことを学びました。
撮影現場で体を張ったギャグの“達人”になる。
「シークレット・ミッション」の撮影現場はとても楽しかったです。僕が男前なキャラクターであるリ・ヘジンに対する意欲が高かったので、更にそうだったのかも知れませんが、未だに撮影現場の様子を鮮明に覚えています。面白い出来事も多かったので、いくつか選んで紹介します^^まず、ホースで体に水を撒くシーンがありました。映画をご覧になった方はお分かりになりますよね(笑) 原作にも登場するシーンです。ウェブ漫画では傷も見え、リ・ヘジンの素敵な腹筋も見えます。しかし、僕はそこまで素敵な姿を見せるにはまだ無理がありました(泣) それでも、どうすればもっとカッコよく撮れるかと悩みながら撮影しました。薄いシャツに本当にたくさんの水を撒きながら撮影したと思います。リ・ヘジンの体の傷が期待したほどはっきり表れず、引き続き良い角度を探してトライしました。服を乾かしながら撮影を続けました。今だからこういう風に笑いながら話していますが、当時はとても寒かったです。寒さの中、冷たい水を浴びながら撮影したことを覚えています。
あと、話すのが恥ずかしいシーンもあります。映画の最後に僕が相次いで銃に撃たれるシーンがあるじゃないですか。覚えていますか(笑) 実は、僕はそういった銃撃シーンは初めてでした。また、悩みが始まりました(笑) どのように撃たれれば良いのか分からなかったからです。そこで、武術監督にアドバイスをお願いしたところ、「被弾を仕込んでおいたから、じっとしていても反応するようになる」と言われました。
その言葉を聞いてどれだけ安心したことか^^ その言葉だけを固く信じて撮影に臨み、それなりに悲痛な雰囲気を維持しながら撮影しました。しかし、スタッフたちは笑っていました。監督がモニターを見てからもう一度撮影しようと仰いました。モニターの中の僕の姿は……あ、口に出すのも恥ずかしいです……軟体動物のようにふにゃふにゃしながら銃に撃たれていたんです。当事者である僕が見ても面白かったです。恥ずかしいですが、スタッフたちが緊張感をしばらく忘れ、笑えるきっかけになったことが、せめてもの慰めだと思っています(笑)
「シークレット・ミッション」ブーム……厳しい指摘も嬉しい理由
今更ですが、「シークレット・ミッション」をご覧になってくださった観客の方々に心より感謝申し上げます。実は、数値だけをみると「本当にすごい」と思いますが、まだ実感はありません。まだ、現実味はないのですが、たくさんの方が共感し、楽しんでいただいたことにとても感謝します。舞台挨拶でも熱烈な声援を送ってくれて、心強かったです。だからこそ、兄さんたちと一緒に、観客動員数100万人突破した際の公約だった「キヨミ(可愛い人)ソング」も楽しく出来ました(笑) 再び頭を下げて感謝申し上げます~!^^僕が一度も経験したことのないような新しい記録を打ち立てていることも、とても不思議で有難いのですが、このような結果は役者の他にも、常に後ろで苦労してくださったスタッフの皆さんがいたからこそ可能だったと思います^^
たくさんの方々に、次はどんなキャラクターを演じるのかと聞かれますが、まだ分かりません。挑戦したいキャラクターが多すぎるし、僕が今、特定のキャラクターをやりたいからといって、そのような作品だけを追う段階ではないじゃないですか。僕はまだまだ未熟ですから(笑)
まずは、今を充実させたいと思います。身に余る愛を受けているので、僕も良い演技でお応えしなければなりません。地道に実力を磨いてから、僕がやりたいキャラクターを探しても遅くないと思います。もちろん、男たちのロマンである「筋肉隆々」のキャラクターにも挑戦したいです(笑) 知能的な悪役も一度は演じてみたいです。欲張りすぎでしょうか(笑)
最近は蒸し暑い日が続きますが、皆さん、くれぐれも健康にお気をつけて~暑いからと言ってクーラーをかけ過ぎないようにね^^ それでは、またね~バイバイ~!
文:イ・ヒョヌ
「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。記者 : NAVER芸能、編集 : ファン・ヨンヒ代表(アジア経済 スポーツトゥデー)、写真 : キム・ビョンソク室長(アトリエ2018)、Issue daily、KEYEAST、ディライト