デビュー10年目のPSYがYGを選んだ理由とは?

OSEN |

デビュー10年目の歌手で、自身の地位を確立していたPSY(サイ)が、2010年8月、契約金なしにYGエンターテインメント(以下YG)と専属契約を締結し、人々を驚かせた。当時、多くの人の予想に反した意外な選択をした理由は、2013年5月現在、PSYの変化した地位と結果を見れば分かる。

PSYとYGのヤン・ヒョンソク代表は、2003年に歌手Lexyの「Idiot」の作詞とフィーチャリングに参加した縁で、2004年にPSYが設立したレコード企画会社ヤマゾンとYGが戦略的提携を結び、協力関係を深めた。PSYはこのような関係を基に、「音楽に集中できるよう保護者が必要だった」とYGを選んだ理由を明かした。

それは優れた選択だった。偶然のようにYouTubeの再生回数が増加し、人気を得た「江南(カンナム)スタイル」は、PSYが10年間築いてきた実力とYGのマネジメントパワーが一つになって強い相乗効果を生み出し、米ビルボードチャートの2位をはじめ、世界数十ヶ国のiTunesチャートで1位を獲得する快挙も達成した。

また、PSYは世界的に注目されている状況でもニューシングル「GENTLEMAN(ジェントルマン)」を発売し、韓国はもちろん、4日後には世界中のiTunesチャートで1位を獲得した。ビルボードのメインチャートHot 100には、なんと12位にランクインする成果を見せた。MVも公開から26日で再生回数3億回を突破し、再び話題となった。

PSYはこのような前代未聞のグローバルな成功を果たしている中でも、頻繁にYGのヤン・ヒョンソク代表に積極的なアドバイスを求めたという。この時、ヤン代表は称賛と共に適切なアドバイスと忠告でPSYをサポートした。

結局PSYがYGを選んだのは、目に見える自身の長所より、見えない短所を正確に把握し、指摘してくれる信頼できる経験者と先輩のアドバイスが必要だったためだ。このような選択は、偶然のようにPSYがYGに入ってから「江南スタイル」が全世界でヒットし、ポップスタージャスティン・ビーバーの8億回のという最高記録の2倍を超えるYouTube再生回数を記録し、今後簡単に乗り越えられない記録を打ち立てた。

YGには現在PSYのみならず、昨年韓国の歌手としては初めてグローバルツアーを成功させたデビュー8年目のグループBIGBANGや2NE1、ヒップホップグループEPIK HIGH、SE7EN、GUMMY(コミ)をはじめ“怪物新人”と呼ばれ、無限の潜在能力を持っているイ・ハイも所属している。

PSYの世界的な大成功に喜びながらも決して止まることなく、絶えず発展していく彼らの活躍は、韓国を超え、グローバル市場を見つめる現在のYGの底力となり、2010年にPSYがYGを選んだもっとも正しい答えになるだろう。

記者 : パク・ヒョンミン