イ・スンギ、単独コンサート大盛況!26歳の止まらない挑戦

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写真=HOOKエンターテインメント
26歳の青年、イ・スンギは欲張りな青年だ。バラード歌手としてデビューして以来、バラエティ番組やドラマでも大活躍し、“国民の弟”として脚光を浴びたイ・スンギ。そんなイ・スンギが単独コンサートで自身の仕草や眼差しに熱狂するファンを前に思いきり才能をアピールした。新しく挑戦した結果を披露し、150分間休むことなく疾走した。

12月1日、ソウルオリンピック公園の体操競技場では、「2012 イ・スンギ希望コンサート」が開催された。イ・スンギはデビュー曲「俺の女だから」をはじめ、ヒット曲「結婚してくれないか」「恋愛時代」「言いにくい言葉」「僕たち別れよう」と新曲「戻す(Return)」「森」など計25曲を披露した。コンサートは第1部の「バラード」と第2部の「パフォーマンス」「トロット(韓国の演歌)」「アコースティック」「ダンス」「ロック」などの様々なテーマで行われた。

ワイヤーにつられて登場したイ・スンギはファンと目を合わせ、手を振りながら公演の始まりを告げた。ミニLEDがついているジャケットを着たイ・スンギは、2階の客席に設けられたサブステージで1曲目の「Slave」を歌い上げた。観客はジャンプとヘッドバンギングでイ・スンギの歌に応えた。

歌が終わり、ワイヤーにつられながらイ・スンギは「どうかしてたんだ」を歌い、中央のステージまで飛んだ。イ・スンギは「毎年どうやってコンサートに登場するのかが心配だ。どの挑戦よりも大変だ」と話し、リフトケーブルやワイヤーなどを使って毎年異なった登場を試みてきたことに満足を示した。


ゴージャスなサウンドで洗練されたライブ

イ・スンギはオーケストラとの共演で第1部「バラード」を準備したと強調し、「『芸術の殿堂』(韓国のアートセンター)でできるようなクラシックな公演を準備した。僕が『芸術の殿堂』に行くことはできないので、(オーケストラを)連れてきた」とジョークを飛ばし、オーケストラ「アーバンポップス」との共演で新しいライブを届けると自信を見せた。

第2部の「アーコスティック」コーナーでイ・スンギは、ギタリストのハム・チュノとチョン・ソンファを招き、豊かなサウンドとハーモニーを披露した。イ・スンギは「コンサート会場でただ僕だけを楽しむよりは、このようなコーナーも準備するほうがライブの本当の醍醐味だと思う」とし、「Adio」「Melody」「花のように」を熱唱した。

強烈なロックスピリッツ vs “馬ダンス”

イ・スンギのイメージが好青年な紳士、あるいは隙だらけの“国民の弟”だけだと思っていたら、それは大きな間違いだ。この日、イ・スンギはロッカーとしての才能を披露し、客席を沸かせた。イ・スンギはオープニングステージとアンコール前のエンディングステージをロック曲で披露した。イ・スンギはバラードを除き、最も多くの時間(25曲中6曲)をロックに使った。イ・スンギは「高校時代、歌手になりたいと思ったきっかけがロックだった。今も好きだし、いつかもっとやってみたい」とロックへの愛情をアピールした。

これまでは簡単な振付けだけを披露し、キュートな魅力をアピールしていたイ・スンギだが、今回はPSY(サイ)の「江南(カンナム)スタイル」の“馬ダンス”に挑戦し、会場を盛り上げた。自ら原曲の歌詞を「姉さんスタイル」に書き直したというイ・スンギは「僕を弟として可愛いと言っていた姉さん、愛らしいと言っていた姉さん、ドラマに出たら男の中の男だって。ギャップのある姉さん、姉さんはぴったり僕のスタイル。大人しそうに見えていた弟は意外と野獣スタイル」との歌詞に合わせ、パロディーステージを情熱的に披露した。


歌と演技で温かい感性を届ける

イ・スンギは「ドラマ『キング~Two Hearts』に出演したことが、今年最も素晴らしい出来事だ。その作品を通じて本当に素晴らしい脚本家やスタッフ、先輩や後輩と共演することができた。僕にとっては意味のあるドラマになるだろう」と感想を述べた。2013年に新しいドラマに出演すると伝えたイ・スンギは「それまでテレビ出演が少ないと思うので残念だが、その分準備をして良い姿をお見せしたい」と伝え、今後も歌と演技を並行していくと述べた。

2012年を振り返ったイ・スンギは、「休む間、焦ると思ったけれど逆に落ち着いた。僕にとっては温かい一年だった。余裕も焦りも熾烈な感情も温かさも感じた。僕に与えられた時間に感謝している」と伝え、「見えるものだけが全てではないと思う。神秘なイメージではなく、一つずつ積み重ねた感性で温かい気持ちを届けるイ・スンギになりたい」と誓った。

「2012 イ・スンギ希望コンサート」は12月1日、2日の両日に渡って開催される。

記者 : キム・イェナ