「馬医」良質の時代劇…若年層の関心を得ることができるのか

OSEN |

予想通り、イ・ビョンフンプロデューサーの新作「馬医」は、手堅い構成と俳優たちの熱演、美しい映像で視線を釘付けにした。

MBC新月火ドラマ「馬医」が24日午後、京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)MBCドラミアで開かれた制作発表会で初公開された。この日、俳優たちの共同インタビューの前に公開されたハイライト映像は、時代劇の巨匠イ・ビョンフンプロデューサーの名に相応しく、美しい映像と興味深いキャラクター、俳優たちの名演技で非の打ち所がない姿を見せた。

これまで「ホジュン~宮廷医官への道~」「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」などで時代劇界のヒット神話を築いてきたイ・ビョンフンプロデューサーが長考の末に誕生させた作品に相応しく、人気ドラマとして名を上げるのに足りない点は見当たらなかった。

しかし、この日の制作発表会でイ・ビョンフンプロデューサーは自ら「自分は60代なので、視聴者に新しいものをお見せするには若い感覚が必要だ。何度も一緒に働いたチェ・ジョンギュ監督が、このドラマを活気溢れるものにしてくれているので、とても頼っている」と話したように、中長年だけでなく若い層にも愛されるのがこのドラマの成功においての鍵となる見込みだ。

「馬医」が馬の治療をする医師から御医(オイ:王の主治医)になった朝鮮最初の漢方外科医ペク・クァンヒョンの波乱万丈な生涯を描いているとはいえ、厳しい時代を乗り越え一分野で成功する人物を取り上げてきたイ・ビョンフンプロデューサーの今までの作品と大きく差がないことも、少し惜しいところとして残りそうだ。

イ・ビョンフンプロデューサーも、「宮廷女官チャングムの誓い」「ホジュン~宮廷医官への道~」とどのような違いがあるか非常に悩んだと打ち明けた通り、「馬医」がどのような新しい姿でお茶の間に定着できるかが期待されている。「馬医」は来月1日に韓国で第1話が放送される。

記者 : ピョ・ジェミン、写真 : チョン・ソンイ