Vol.2 ― 「紳士の品格」CNBLUE イ・ジョンヒョンが語る“僕の家族”

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写真=SBS

「僕の人生で『Oh My Friend』は、男らしい父」

父を探しに来ただけなのに、“恋の邪魔者”になってしまった。

40代の男4人が描く甘いラブストーリー「紳士の品格」は、彼らの初恋のキム・ウニ(パク・チュミ)が産んだ息子コリンの登場で危機を迎えた。最終的に実父と判明したキム・ドジン(チャン・ドンゴン)は、数々の難関を克服してやっと出会った真の恋人、ソ・イス(キム・ハヌル)と別れる痛みを経験したが、結局よりを戻した。2人がコリンの存在を認め、コリンも2人の恋を認めたためだ。

SBSドラマ「紳士の品格」でコリン役を演じるCNBLUEのイ・ジョンヒョン(22)も、自身がコリンだったとしても父を探したはずだと言う。「それは、本能だから」だが、父は父の人生を生き、息子は息子の人生を生きる。この点でコリンとイ・ジョンヒョンの価値観は一致する。

イ・ジョンヒョンは、自身の人生で一番ありがたい人を選ぶ「Oh My Friend」として父を挙げた。中学時代まで柔道をし、高校時代からギターを弾き、CNBLUEとしてデビューし、俳優として出発したばかりの彼が、ここまで来られたのは父のおかげだと言う。

「父が僕を産んでくれたことはさておき、その考えを尊敬しています。父は、本当に男らしい男です(隣にいたマネージャーが本当に男の中の男だと口添えした)うちの家はもともとオープンマインドで、僕は幼い頃から保守的な他の家庭を理解することができなかったです。親はいつも僕がやりたいことは全部やれるよう信じてくれましたが、ただ『あなたが間違っているかどうかは自分で判断しろ』と言いました。それで逆にセルフコントロール能力がついたと思います」

かなり自由な育て方だったが、家出などをする必要もありませんでした。いつも家では1人だったから。親が夜遅くまで商売をしていたので、寂しい環境ではありましたが、それで音楽もやったし様々な経験ができたと思います」

実際の父親が「紳士の品格」で父役のキム・ドジンと似ているかもしれないと言ったら、イ・ジョンヒョンは「本当にそうです」と答えた。引き続き彼は、「将来、息子ができたら適当に距離を維持しながら僕みたいに放っておきます」と笑った。

釜山出身のイ・ジョンヒョンの両親は、息子が7日に日本へ行くまでソウルに滞在したという。CNBLUEの活動で海外に行けば長期間会えないためだ。イ・ジョンヒョンは、このようにお互いに愛情を持ちながらもそれぞれの人生のために適度に距離を維持することが重要だと話した。

「電話も1ヶ月に2回くらいすれば多い方ですね。家訓が『便りがないのが良い便り』ですので、会えば嬉しいけど執着はしないですね(笑)」

ドラマに出演してからテレビの画面に1人で映る機会が多くなり、CNBLUEとして活動するときよりも、顔を見て気付く人も増え、両親も喜んでいるという。そのため、今回ソウルに来た際に、開封していないA4用紙1冊を持ってサインを頼んだと言う。親の話をしながらずっと笑顔を見せていたイ・ジョンヒョンは、「以前は親が二十歳までは育ててあげると言っていましたが、今はかなり後悔しているでしょう」と自信満々な表情を見せた。

記者 : イ・ヒョンジン