2年ぶりに発売した7thフルアルバム…どんな点が変わったか

BoA(本名：クォン・ボア、27歳)が7枚目のフルアルバムをリリースする。2010年8月、6thアルバム「Hurricane Venus」を発売して以来2年ぶりのことである。5年ぶりのリリースであった6thアルバムに比べれば、そのスピードが速くなったことが分かる。

SBSのオーディション番組「K-POPスター」の審査員となり、KBS 1TV「希望ロード大遠征」で、初めての海外ボランティア活動を行ってきた。SMTOWNの海外コンサートも続いていたため、忙しいスケジュールをこなしながら、いつアルバムの準備をしたのか疑問になるほどだ。これに対して所属事務所のSMエンターテインメントの関係者は「去年から企画し、1曲ずつ曲を集め、地道にアルバムを準備してきた」と説明した。

アイドルグループが主流となっている中、ソロ歌手としてのプライドを守っているBoAにも、7thフルアルバムは新たな挑戦だった。自ら作詞作曲した「Only One」をタイトル曲に決めたためだ。BoAが作詞作曲に挑戦したのは今回が初めてではない。ただ、それらの曲はこれまでアルバムに収録されただけで、タイトル曲として活動したことはなかった。所属事務所の説明によると「Only One」は重厚感のあるヒップホップドラムビートにピアノの旋律とオーケストラ演奏が調和し、切ないながらも幻想的な雰囲気を漂わせるリリカルヒップホップジャンルの曲だ。

また、パフォーマンスも欠かせない。「Only One」の振り付けは、マドンナ、クリスティーナ・アギレラ、ジェニファーロペスなどの世界スターの振り付けを演出したダンスチームNappyTabsの作品である。彼らは映画「COBU」の振り付けを担当し、BoAと縁を結んだ。既存のパフォーマンスとは違うということを強調した関係者は「再びBoAだから注目される、BoAならではのパフォーマンスだ」と自信を見せた。

BoAは、22日7thフルアルバムの全曲の配信を開始しミュージックビデオを公開して、25日には店頭でもアルバムを発売する。また、28日にSBSで放送されるカムバックショー「BoA4354」の後、29日にはSBS「人気歌謡」のステージに立つ。彼女が披露する新しい姿に人々の関心が集まっている。