「屋根部屋のプリンス」些細なミスも面白い名場面

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写真=SBS「屋根部屋のプリンス」スクリーンショット
タイムスリップという面白い素材で大きな人気を博しているSBS水木ドラマ「屋根部屋のプリンス」(脚本:イ・ヒミョン、演出:シン・ユンソプ、アン・ギルホ)で鋭い視聴者に発覚された“些細なミス”とは?

24日に最終回を迎える「屋根部屋のプリンス」は、JYJ ユチョンやハン・ジミンの甘い恋愛と興味津々な展開で大きな人気を博した。些細なミスも彼らが熱演したシーンで捉えられたのである。


ミス①:左手で箸を持つ朝鮮時代の皇太子イ・ガク

「屋根部屋のプリンス」では、主に朝鮮時代から現代にタイムスリップした皇太子イ・ガク(ユチョン)が繰り広げる様々なエピソードをコミカルタッチで描いた。

第2話では、現代にタイムスリップしたイ・ガクと3人の腹心ソン・マンボ(イ・ミノ)、ト・チサン(チェ・ウシク)、ウ・ヨンスル(チョン・ソグォン)がトラックの後ろでカップ麺を食べるシーンが放送された。カップ麺を初めて見たイ・ガクは箸を分けたり、蓋をたたむパク・ハ(ハン・ジミン)の行動を真剣に真似した。パク・ハが箸でカップ麺を食べると、イ・ガクもカップ麺を美味しく食べながら明るく笑った。

この時、左手を使うユチョンの箸づかいが1番目のミスだった。朝鮮時代の伝統的な教育を受けた皇太子が左手を使うのはあり得ないことだからである。それでも生まれて初めてカップ麺を食べる表情演技は天下一品であった。


ミス②:小豆味のアイスクリームなのに…包装はイチゴ味?

「屋根部屋のプリンス」で最も注目されたカップルはイ・ガクとパク・ハのカップルだった。初めの頃はイ・ガクがパク・ハに頼りながらもごたごたと言い争っていた二人だが、その中で愛が芽生えた。

イ・ガクとパク・ハの間に生まれた妙な空気は第3話からだった。イ・ガクはイチゴの収穫しに行くパク・ハについて行った。一人でイチゴを採ることに腹を立てていたパク・ハは、イ・ガクが渡してくれたアイスクリームを地面に叩き付けた。しかし、イ・ガクに助けられた住民たちがイチゴの収穫を手伝ってくれたおかげで仕事が早く片付き、それに感動したパク・ハの姿が描かれた。

このシーンにもミスはあった。イ・ガクが持っているアイスクリームの包装には「イチゴ味」とあるが、中身は誰が見ても小豆味のアイスクリームだったのだ。制作陣のミスにユチョンのとぼける演技が加わり、さらに面白いシーンが完成された。


ミス③:腹心3人の台本に対する愛情?

「屋根部屋のプリンス」を輝かせた3人の腹心の活躍もすごかった。ユニークなキャラクターと個性の強い言葉使いなどはもう一つのハイライトとして一役買った。

第15話でも3人は力を発揮した。ソン・マンボ、ト・チサン、ウ・ヨンスルはヨン・テム(イ・テソン)の計略に気付き、彼を注視していた。そして、空港からテムとテヨン(ユチョン)が乗った救急車を迅速に追ったが、結局は逃してしまい、残念な表情を浮かべ車から降りた。

彼らが熱演したシーンにもミスはあった。チョン・ソグォンが乗っていた運転席のドアに「屋根部屋のプリンス」の台本が置いてあることが赤裸々に画面に映ったのだ。しかし視聴者は、厳しいスケジュールの中でも台本を手離さない出演者たちの姿に拍手を送りながら応援した。

「屋根部屋のプリンス」の後続として、ソ・ジソブ、イ・ヨニ、オム・ギジュンが出演する犯罪捜査ドラマ「ファントム」が興行のバトンを受け継ぐ。

記者 : パク・グィイム