「犯罪都市4」マ・ドンソク、作業時間は1日10時間“今はシーズン5の台本を書いている”

OSEN |

マ・ドンソクが「犯罪都市4」でパート1が終わり、シーズン5からは新たなストーリーが繰り広げられると明かした。

ソウル鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョクドン)のあるカフェで、映画「犯罪都市4」の主演を務める俳優マ・ドンソクとのインタビューが行われた。

「犯罪都市4」(監督:ホ・ミョンヒョン)は、怪物刑事のマ・ソクド(マ・ドンソク)が、大規模なオンライン違法賭博組織を動かす特殊部隊傭兵出身の“第4世代悪党”ペク・チャンギ(キム・ムヨル)と、IT業界の天才CEOチャン・ドンチョル(イ・ドンフィ)に立ち向かって、再び帰ってきたチャン・イス(パク・ジファン)、広域捜査隊&サイバーチームと共に繰り広げる犯罪掃討作戦を描いている。

同作は2月、韓国映画のシリーズとして初めて「第74回ベルリン国際映画祭」のベルリナーレ・スペシャルガラに招待された。ワールドプレミア上映された後、最近韓国でも初めての試写会を行い、ベールを脱いだ。ベルリン国際映画祭で上映された後、「この映画は完璧だ」(Variety)、「拒否できない強烈な面白さ」(Deadline)などと海外有数のメディアから好評を博した。

さらに、公開6日前の4月18日午前9時30分、前売り券の販売枚数が23万枚を突破し、前売りランキングで圧倒的な差で1位を記録した。前売り券の購入率69.9%という数字は、同作が韓国を代表する犯罪アクションシリーズであることを物語っている。前作「犯罪都市3」の前売り率(50.9%)、同時期の前売り券の販売枚数(22万7093枚)までも上回った。

マ・ドンソクは劇中、ヴィランを掃討するため命をかけて戦う怪物刑事マ・ソクドに扮し、熱演を繰り広げた。シナリオの原案をはじめ、企画や制作、主演まで務め、2017年から7年間、「犯罪都市」シリーズをリードしている。現在、シーズン8の企画まで終えた状態で、「犯罪都市」シーズン5のシナリオを制作しているという。「犯罪都市」だけでなく、ハリウッドとコラボし、フランチャイズアクション「ノンストップ」を制作中で、自ら台本も手掛けている。体がいくつあっても足りないくらいだ。

彼は「フランチャイズ作品を披露することができて、感謝しています。予め台本を書いて3~4本を相次いで撮影しました。シーズン4も期待しています」とし「試写会の時にご覧になった方々が、たくさん愛してくださり、面白かったとおっしゃってくださって嬉しかったです。僕たちもシーズン4の公開を楽しみにしていました」と感想を語った。

「前売り券の販売率が史上最高を記録し、前作も1000万人を突破したため『うまくいっても現状維持』かもしれない。もしダメだったら『人気も衰えたんだ』と言われるのではないのか?」という質問に彼は、「実は、正直な目標は損益分岐点の350万人です。いつもそこが目標です。その後のことは、僕たちには分からないです。シーズン2を公開する時、皆が心配しました。『今、映画が全部ダメだ。僕たちもそうかもしれない』と話していましたが、公開しなければ分からないと言いました。しかし、とても運が良く1200万人を動員することができました。最初はコロナ後の需要回復だという声が多かったです。シーズン3が公開された時期はもっと悪かったのですが、幸いにも1000万人を動員することができました」と当時を振り返った。

続けて「フランチャイズができる成績が損益分岐点です。1000万人を超えることができれば嬉しいですが、まずは損益分岐点を越えることを祈っています」とし「もし(失敗すれば)『人気が衰えたんだ』と思えば良いんです」と言い、笑いを誘った。

また彼は「結局、映画は面白く作ることが重要です。例えば、人の見た目のように、ある人を観察していると短所もありますが、魅力もあります。全体的に魅力があれば、きっと楽しく観てくださります。成績はそこに合わせてついてくるものだと思います。基準を1000万に置いているわけではないです」と考えを語った。このインタビューの後、「犯罪都市4」は公開から22日で観客動員数1000万人を突破。シリーズ史上最速という新記録を打ち立てた。

今回のシリーズ4には、SBSのヒット作ドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」を執筆した脚本家のオ・サンホが参加した。一緒に台本を手掛けたマ・ドンソクは、「僕が原案を書いてオ・サンホさんに渡し、彼が脚本を書いてから再び脚色するという過程でした。最初のシーンから最後のシーンまで、このように作業しましたが、1日に10時間ほどかかりました。『犯罪都市』シーズン1はこのような過程を4~5年の間で30回ほど繰り返しました。シーズン2も同じです。このような過程があったので、実は映画を撮っていない今の方がずっと忙しいです」と伝えた。

続けて「オ・サンホさんが参加してくださりとても良かったです。スピードも速いですし、ストーリーも上手で、この分野ではナンバー1ではないかと思います」と絶賛した。「だから『復讐代行人~模範タクシー~』も成功したんだと思います。次のシリーズも基本的な枠組みは、脚本家さんたちが全部書いていますが、途中からオ・サンホさんと進行したいです。まだ決まった段階ではありません」と語った。

マ・ドンソクはシーズン2が公開された時、すでにシーズン3、4を相次いで撮影していたが、「違う雰囲気になってほしいなと思いましたし、幸いなことに計画通りに進みました。企画そのものは10年前からやっていました。今もシーズン4の公開と同時にシーズン5~8の台本を書いています」とし「シーズン4はユーモアさが減少したと言われましたが、シーズン3に対するフィードバックを受けたからではないです。同時に作業したのでそれができない状況でした」と伝えた。

シーズン4が公開された中、「シーズン1~4が『パート1』で、シーズン5からはかなりモダンでグローバルな試みになると思います」とし「今シーズン5の台本を書いています。シーズン2から毎年公開してきましたが、おそらく来年は公開が難しそうなので、もう少し時間がかかってしまうと思います」と予告した。

「犯罪都市」は韓国だけでなく、ハリウッドでもリメイクの提案が殺到している。これについて彼は「シーズン2のハリウッドリメイクは行っています。シーズン3は2ヶ所でリメイクを提案され、シーズン4もドイツで上映後にリメイクの提案を受けました」と話した。続けて、「シーズン1を除いてシーズン2~4は全てオファーがありました。まだ公式発表はできませんが、第2弾はアメリカの有名プロデューサーの方がリメイクを行っています。僕も一緒に制作していますが、出演はしません」と説明した。

「シーズン8まで制作するのが究極な目標なのか?」という質問に「究極な目標というよりは、当初シーズン8まで企画していました。以前から僕の目標が『ダイ・ハード』のようなシリーズ物やフランチャイズ作品を制作することでした。夢を叶えてくださり、感謝しています」と付け加えた。

マ・ドンソクは今年5月、妻のイェ・ジョンファと婚姻届を出してから3年で、正式に結婚式を挙げると明かした。新作の公開と結婚式という二重の喜びを味わうことになった。

彼は「4月末に、チャン・イス役のパク・ジファンが一歩遅れて婚姻届を出した後、結婚式を挙げます。その時は映画上映中なので、俳優たち皆で一緒に行くことができれば、一緒にお祝いしに行こうと思います」とし「僕も結婚式を挙げます。実は妻が『幸せに暮らせばそれでいい。結婚式は重要じゃない』と言っていたのですが、両家の両親がいるので非公開で静かにしようと思います」と笑顔を見せた。

記者 : ハ・スジョン