「私の夫と結婚して」パク・ミニョン、元恋人をめぐる騒動と復帰作への思いを語る…涙ぐむ場面も“明日への希望が持てた”

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写真=HOOKエンターテインメント
パク・ミニョンが、騒動を乗り越えて復帰作を終えた感想を明かした。

彼女は韓国で20日に放送終了したtvN月火ドラマ「私の夫と結婚して」(脚本:シン・ユダム、演出:パク・ウォングク、ハン・ジンソン)で主演のカン・ジウォン役を演じた。

「私の夫と結婚して」は、親友のチョン・スミン(ソン・ハユン)と夫のパク・ミンファン(イ・イギョン)の不倫を目撃した後、彼らによって殺された女性カン・ジウォン(パク・ミニョン)が、10年前に回帰して人生2回目を経験しながら、どん底のような運命を彼らに返すための本格的な“運命開拓ドラマ”だ。

パク・ミニョンは最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェで行われたNewsenとのインタビューで「今回の作品に臨む姿勢は、他の作品の時より決然としていました。まだ終わっていない感じがしますが、私はまず一番先に、最善を尽くしたと思いました。そして、とにかく感謝しています」と話を始めた。

続けて「皆さんもご存知のように、良くないことがあったので、より多くの勇気と努力が必要でした。実際、撮影しながらエネルギーをたくさん使っている感じがしていました。体がすり減ると感じるほどです。とにかく無事に終わったことに感謝しています。この作品を愛してくださり、関心を寄せてくださった方々に、心から感謝するという言葉しかないと思います」とつけ加えた。

パク・ミニョンは、韓国でtvNドラマ「月水金火木土」が放送されていた2022年9月に、仮想通貨取引所「bithumb」の実所有者であるという疑惑を受けたカン氏との熱愛説が報じられた。

所属事務所は「相手とは破局している。パク・ミニョンが熱愛説の相手から金銭の提供を受けたというのは事実ではない」とコメントした。パク・ミニョン自身も昨年2月、カン氏の疑惑に関する参考人として事情聴取を受けた。

その後、1月15日にもう一度報道があった。パク・ミニョンの所属事務所は公式コメントを通じて「パク・ミニョンは2023年2月頃、カン・ジョンヒョン氏がパク・ミニョンの口座を借名で使用した事実と関連して検察から参考人調査を受け、これによりパク・ミニョンが違法行為に加担したり、違法に利益を得た事実がないことを明らかにした」とし「記事に言及された2億5,000万ウォンもカン・ジョンヒョン氏によってパク・ミニョンの口座が使われただけで、パク・ミニョンの生活費に使われたものではない」と反論した。

復帰作の撮影に臨む上で、共演俳優たちの応援も大きな力になった。パク・ミニョンは「私が心を痛めた状態でこの作品を始めたからか、元々人見知りする性格ではないのに、すごく人見知りをしていました。心配をしていましたが、幸いなことに共演俳優に演技とバラエティ両方が上手な2人(ナ・イヌ、イ・イギョン)がいました。『姉さんはうまくできるよ』と応援してくれました。私が明るい姿を取り戻せるように、そばで努力をしてくれて、そこからすぐに親しくなった感じがします」と話した。

続けて「今もグループチャットルームがあって、インタビューすることも知らせました。みんな頑張って来てと、自分の話をたくさんして、(自分たちの)賞賛も少しはしてねと言ってくれました。冗談交じりで伝えてくれる励ましが力になりました。今回の撮影チームに会えて本当によかったと思いますし、感謝しています」とつけ加えた。

心配が大きかっただけに、視聴者の好評が格別なものに感じられただろうという質問には、「まずは感謝しました。すごく難しいことだと思います。同じ顔の人なのに、人間パク・ミニョンと女優のパク・ミニョンを別々に見てくださるだけでもありがたかったです。私の気持ちを少しでも分かってくださって感謝しています。私に対する褒め言葉でなくても、ドラマに対する褒め言葉、愛情であっても、まるで私が慰められるような気持ちでした。感謝しながらも『私がこのドラマに被害を及ぼしてはいけない、迷惑になってはいけない』と考えながら撮影しました。そのため、大きく心に響きました。一番心配した部分がそれだったのですが、共演俳優の皆さんがうまくやってくれたのでたくさん愛されましたし、視聴者の方々には心より感謝しています」と答えた。

パク・ミニョンは「私は妙に月火ドラマに惹かれました。時間帯も午後8時50分で、私の考えでは家族と食事をしてから一緒に見られるドラマだと思いました。シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のように楽しく見られるのではないかと思い、『平日にもっとやってみたい』とアピールしました。もちろん、あまりにも幼い子供たちは見てはいけませんが」と話した。

「私の夫と結婚して」の出演者とスタッフは、3月10日に褒賞休暇としてベトナムへ向かう。彼女は「実は私も、これほどまで人気を集めるとは思いませんでした。5、6%くらいだったらいいなと思っていましたが、試写会で反応が良かったので7%はいけるかもと思いました。10%は予想もできませんでしたし、Prime Videoでも良い成績を収めるとは思わなかったので、信じられませんでした。昨年はどん底に落ちていましたが、『建物の隙間からも花は咲くのか』『このようにもう一度生命を与えてくださるのか』という気もしました。本当に有意義なものでした」と打ち明けた。

続いて「人生に対する態度も変わりました。以前は明日が怖かったのですが、今は明日への希望が持てます。誰がよくやったとか、そういうことではなく、人間パク・ミニョンも少し笑えるだろうと思いました。笑いを失っていたのに、笑っていました。嬉しかったです。褒賞休暇は『キム秘書はいったい、なぜ?』以降初めてです。その間、新型コロナウイルスの感染拡大がありました。会食も久しぶりでしたが、褒賞休暇まで行けるようになったので、これは絶対に行かないとと思いました。簡単に得られる機会ではありませんので。戻ってきたらすぐに日本でファンミーティングがあるので、休暇中にダンスの練習をしてでも、絶対に参加しなければならないという気持ちで、喜んで行く予定です」と話した。

個人的に辛かった時間をどのように乗り越えようとしたのかという質問には、「劇中のジウォンも、スミンとミンファンが結婚すれば終わると思ったのに、ずっと困難や逆境がありました。お父さんのもとを訪れた時にも『お父さん、どうしてこんなに人生は大変なのでしょうか。2回目の人生もうまくいかないんです』と言いますが、それが私の気持ちでした。一つ越えたと思うと、もう一つがあって。一昨年、昨年はずっとそのような時間を過ごしました。『今回も私のせいで迷惑をかけたらどうしよう?』と心配しました。幸いなことに監督も制作会社の代表やCPさんなど、多くの方々が『パク・ミニョンでなければ出来ない』と言ってくれて、力を得ました」と答えた。

パク・ミニョンは「実は心理的には大変でした。制作発表会を通じて一歩進み、作品を通じてまた一歩前進、そのような過程でした。正直に言って、このように記者の方々に会う場も事務所は望んでいませんでしたが、私が必ずやると言いました。私自身がもう一歩進みたかったのです。いつまでも隠れているわけにはいかないので、問題だった部分は認め、同じミスを繰り返さなければいいと考えました」と語った。

続けて「これまでパク・ミニョンとして生きながら、間違ったことはしていませんが、申し訳ないと言いたかったですし、もう2度と好ましくないことが起こらないようにするともお伝えしたいと思いました。制作発表会がオンラインで行われたので、このような機会を通じて真心を伝えたいと思いました」と涙声で話した。彼女はインタビューをする間、何度も目を赤くした。

パク・ミニョンは撮影序盤、がんで闘病するカン・ジウォンの姿を表現するため、37kgまで減量した。これに対して彼女は「体重を37kgまで落とすのは、むしろ簡単だったんです。私が望むジウォンの姿を作り、ミンファンとスミンがベッドに横たわっている場面でシャウティングをする時も、私の声を使いました。それらをすべて撮って、体重を増やす時間を2週間もらいましたが、本当に1日に4、5食食べてもあまり増えませんでした。ジウォンが辛い人生を生きただけに、そこによりたくさんのエネルギーを使ったのだと思います」と振り返った。

彼女は「少しでも体重を増やしてからまた撮影を始めましたが、思ったよりアクションが多い作品なので、体力的なところから来る難しさがありました。このドラマはすごくダイナミックで良いですが、そのダイナミックなストーリーを俳優たちが演じる時、他のドラマより多くのエネルギーが必要でした。そのためまずエネルギーを補うために力をたくさん使いました」と打ち明けた。

彼女は様々な俳優たちとの共演についても語った。イ・イギョン、ソン・ハユンとの相性は最高だった。パク・ミニョンは「まずは、とてもよくやってくれました。私もイギョンさん、ハユンさんの演技を見て本当にたくさん笑いました。2人は不倫関係が続いていく前がもっと面白かったと思います。復讐ドラマではヴィランがきちんと活躍すればするほど完成度が高くなります。2人がうまくやってくれたから、完成度が高くなった部分もあると思います。イ・イギョンさん特有の面白いところがあります。憎まないといけないのに憎めない魅力が、キャラクターに投影されていたと思います。本当に天性の才能だと思います」と絶賛した。

また「ソン・ハユンさんは、外見からキレイで可愛らしいイメージがありますが、悪役をこなしたので、その二重の姿が衝撃的に感じられたと思います。本当にぴったりのキャスティングだと思いました。最初から違和感なくミンファン、スミンでした。そのため難しいことは一切なかったです」とつけ加えた。

パク・ミニョンはカン・ジウォンの2回目の人生を演じる過程で俳優ナ・イヌと切なくもときめくロマンスを披露し、視聴者から支持された。彼女は「イヌさんのニックネームはデンデンイ(韓国語でワンちゃんの意味)です。とても優しくて澄んでいて、素敵な俳優です。私と8歳の差があります。ロマンスは私の方が撮った経験があったと思います」と話した。

続いて「(ナ・イヌが)『お姉さん、僕はこんなに濃いロマンスは初めてやる』と言いました。それなら私がこれまで得てきた知識を分かち合おうかと思い、こうすればいいのではないかとたくさん意見を出しました。私が好きな撮影現場の雰囲気で、好きなようにやってみてと言ってくださいました。任せてくれるスタイルでした」と振り返った。

ナ・イヌが入隊した後、面会には行く予定かという質問には「望むならいつでも」と答えた。続いて「(ナ・イヌが)望むでしょうか?」と聞き、記者の笑いを誘った。彼女は「まだ若いからか、チーズがたくさん入っている料理が好きなようです。ラザニアが好きみたいですが、軍隊でラザニアは食べられないのではないでしょうか。それなら、ラザニアを作って会いに行きます」とつけ加えた。

また、途中から合流したBoAの演技について一部からは指摘する声もあがった。これについて彼女は「ドラマに中盤から加わることは、誰にとっても大変なことです。ベテラン俳優にとっても難しいことで、さらにそのドラマが人気であれば、さらに難しいことだと思います」と答えた。

そして「本当に大変で難しい役割を引き受けられましたが、温かい目で見ていただきたいと思います。BoAさんが私と同じ年でもあり、目を見るだけで『お互い、よく耐えてきたんだな』と思います。撮影する時に最善を尽くしていましたし、彼女ができる最善であったのなら、あまりにも厳しいことは言わないでいただきたいです。このドラマには素敵なヴィランがたくさん登場しますが、BoAさんが追加されたことで、さらにもどかしさを感じるかもしれません。でも、それがまた別の爽快感を届けるためのビルドアップになったと思います。温かい目で見ていただきたいと思います」と伝えた。

「私の夫と結婚して」は女優パク・ミニョンにどのような意味を持つ作品として残ると思うかという質問には、「2回目のチャンスだったと思います。このドラマを貫くテーマですが、私にもピッタリだと思います。そのため私も気を引き締めて、しっかりと生きていきたいと思います。そして女優として本当に素敵な姿をお見せしたいです。私を大事にしてくれたすべての方々が、これからは私を見て『本当に微笑ましい。幸せだ』と思えるように、本当に努力するつもりです」と話し、「人間パク・ミニョンとしての計画は『幸せになりたい』『絶対に幸せになろう』です。2度と好ましくないことが起きないよう、しっかり生きて、素敵な姿をお見せできるよう努力します」と打ち明けた。

今後について彼女は「今、次回作を決めるためにいろいろと見ています。次はロマンスがないジャンルをやってみたいと事務所に伝えた状態です。おそらく新しい姿をお見せすることになりそうです」とし、「ロマンスは私が上手くできるジャンルだと思います。『似たり寄ったりではないか』と言われるかもしれませんが、私は数多くの変奏を加えてきたと思っていますし、その中で少しずつ多様に見せようと努力してきました」と明かした。

記者 : ファン・ヘジン