ソン・ガン、Netflix「Sweet Home」への愛情&シーズン2の見どころを語る“20代の僕を作ってくれた作品”

OSEN |

写真=Netflix
俳優ソン・ガンが、Netflixシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2を撮影した感想を語った。

最近、ソン・ガンはソウル鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョクドン)のカフェで、Netflixオリジナルシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2に関するインタビューを行った。同作は、欲望が怪物になる世界、グリーンホームを離れ、新しい土地で生き残るためにそれぞれの死闘を繰り広げるヒョンス(ソン・ガン)とグリーンホームの生存者たち、新たな存在の登場とミステリアスな現象まで、新たな欲望と事件、死闘を描くNetflixシリーズだ。

シーズン1では見たことのない災害に直面したのに対し、シーズン2では災害が起きた中で起こる出来事を経験していく。ソン・ガンは「1番共演シーンが多かったのが、イ・ジヌク兄さんが演じるサンウクという人物です。全く異なる人物なので、兄さんと演技しながら違う一面が出てくるのが不思議で面白かったです。本当にそのキャラクターになりきっていて、すごく刺激を受けました。僕もできるだけヒョンスについてたくさん考え、ヒョンスの立場から表現しようと努力しました。すべての俳優たちがしっかり準備していたので、刺激になりました」と語った。

シーズン2で印象的なシーンの1つは、危険にさらされたウンユ(コ・ミンシ)を救うヒョンスの姿だ。ヒョンスはウンユを救いながらも絶対に姿を表さないないところがポイントだ。これについてソン・ガンは「ウンユが一番最初に探している人がヒョンスではないことを知っているためではないでしょうか。ヒョンスはシーズン1で最も孤独な生活を送っていましたが、その中で救ってくれたのがウンユだと思いましたし、ウンユの気持ちを知っているから、シーズン2では恩返しをしながらも、隠れて守ってあげたのではないでしょうか。失望しないように」と推測した。

シーズン1と比べて、シーズン2、3にはどのような心構えで参加したかという質問にソン・ガンは「『Sweet Home』シーズン1が、今の自分がこうしていられるようにしてくれた作品だと思っています。ありがたい作品だと考えているので、シーズン2にも僕のような新人がいるだろうから、そのような人がまた出てきてほしいといつも期待しながらディレクションを受け、自分のできる限りのことをしました」と説明した。

俳優として成長したと感じた部分があるかという質問には「感情の面において大きく成長したように感じています。イギョン(イ・シヨン)姉さんとのシーンを撮って、カットがかかった後も感情が残っていて、1時間ほど大変だったんです。そのような感情は初めて感じたので不思議でしたし、次の感情のシーンからは本当に表現においても成長したように思います」と明かした。

ソン・ガンは「Sweet Home」シーズン2はもちろん、ドラマ「マイ・デーモン」を通じても視聴者に会っている。周囲の反応については、「普段は連絡しない友人たちが、面白いと連絡してきます。好評してくれてありがたいですし、同時に公開されるのも初めてなので、不思議な気持ちです。ヒョンスとグウォンの性格は違うので、同時に披露することができてありがたいです」と話した。

また「『マイ・デーモン』では、悪魔はシャープでなければならないと漠然と思っていて、10kgほど減量しました。64~65kg台で撮影しましたが、炭水化物を取っていないので頭がまわらない感じがしました。そのため適度な炭水化物を取って、体重を維持しながら撮影したのですが、シャープな印象になったと思うので、減量してよかったと思いました」と伝えた。彼は「Sweet Home」シーズン2は74kgで撮影し、現在は71~72kgを維持しているという。

ソン・ガンが出演した2本の作品は、韓国のNetflix TOP10で1~2位の好成績を記録した。このような反応に彼は「本当にありがたいです。すべての作品で皆さんがそうだと思いますが、本当に一生懸命に仕事をして、会話もたくさんして、感情的な消耗も大きいです。そして作品が完成して、それが世の中に公開された時、このように愛されるというのはとてもありがたく、誇らしいことだと思います。それが仕事をもっと頑張ることができる原動力だと思います」と感謝を表した。

視聴者の反応はチェックする方かという質問に彼は、「僕は見ません」と答えた。「それに振り回されてしまうかもしれないじゃないですか。今やっていることが正しいのに、それに振り回されて、だめになってしまうこともあるかもしれないと思うからです。精神的にも良くないと思うので、僕はいつも自分を信じてやっています。(俳優という職業は)本当に混乱することが多い仕事ですから。そのため監督をすごく頼りにしています。1人で判断するのは難しいことも多いですから」とつけ加えた。

ソン・ガンは人気が上昇していく中、ドラマの撮影に入る時にプレッシャーはないかと尋ねられると、「僕はいつもドラマを始める時からプレッシャーと緊張感を持っていますが、最初に感じたプレッシャーは、主演作の台本読み合わせの時でした。それまでは撮影は幸せで楽しいと思ってやっていましたが、その読み合わせに行ったら、ものすごいプレッシャーを感じました。その後からはそのプレッシャーを考えながら演技をするので、撮影の2週間前から食欲もなくなって、頑張らなければならないという気持ちで台本をたくさん読んでいます」と説明した。

その上で「今も確信はありません。同じ仕事をするのではなくて、新しいことにずっと挑戦し続けて、しっかり仕上げなければならないので、いつも疑っています。これでいいのかなと疑い続けています。1つのシーンにも様々なバージョンの台詞を準備して行く習慣をつけています」と話した。

来年の夏に公開される予定のシーズン3も撮影済みだが、残念ながらソン・ガンは入隊のため、作品を一緒に見ることはできない。これに関し彼は「悲しくなると思います。一生懸命に撮影したのにその場にいないのは悲しいけれど、出演シーンが多いですし、変化もたくさんあります。寂しいけれど満足のいく作品になったのではないかと思います」と伝えた。

事前に出演の感想を話してもらえないかという言葉にソン・ガンは「シーズン1に続いてシーズン3まで撮影することになりましたが、20代を共にした作品だと思います。今のソン・ガンを作ってくれた作品でもありますし、いろいろな感情が交錯しました。シーズン1を始めた時はワクワクしたけれど、終わってしまってすっきりしながらも残念です。釜山(プサン)で撮影が終わって帰る時、いろいろなことを考えました。これほど多くのことを考えさせられた作品は初めてだったので、皆さんに感謝していますし、良い印象を残せた作品になり、本当に幸せでした」と語った。

また自身が演じたヒョンスに対しても、「ヒョンス、君の利他的な遺伝子、利己的な友達のおかげで理解できたよ。終わりじゃないと思うし、シーズン4が作られるのなら、元気でいてほしい。いつもどこかで元気でいてほしい。また会おう」と約束した。

最後にソン・ガンは今回のシーズン2について「シーズン2は本当に素晴らしいクリーチャー物だと思いますし、人間の感情や欲望についてもうまく表現しているドラマです。様々なドラマのジャンルが表現されているので、一つひとつを楽しく見ていただければ嬉しいです」と視聴を呼びかけた。

記者 : キム・チェヨン