パク・ボゴム、映画「ミナリ」バリアフリーバージョンにナレーションとして参加

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写真=マイデイリー DB
映画「ミナリ」が、ユン・ダンビ監督の演出、俳優パク・ボゴムのナレーションのバリアフリーバージョンで制作された。

バリアフリー映画委員会は9月、ソウル経済振興院(SBA)メディアコンテンツセンターでユン・ダンビ監督とパク・ボゴムが才能寄付として参加した中で「ミナリ」のバリアフリーバージョン制作のための音声解説のレコーディングを行った。

ユン・ダンビ監督は、2019年の映画「姉弟の夏の夜」を通じて「釜山国際映画祭」で4冠を受賞するなど忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)を代表する次世代新人監督として注目を集めており、「姉弟の夏の夜」のバリアフリーバージョンの演出を通じてバリアフリー映画と縁を結んだ。

ユン・ダンビ監督は「『ミナリ』バリアフリーバージョンの演出を務めることになり、光栄だった。また、映画をより深く見ることができる貴重な時間だった」と感想を語った。

2011年に映画「ブラインド」でデビューしたパク・ボゴムは「バトル・オーシャン 海上決戦」「コインロッカーの女」「SEOBOK/ソボク」などの映画だけでなく、ドラマ「雲が描いた月明かり」「恋のスケッチ ~応答せよ1988~」などで繊細で素晴らしい演技を披露し、韓国を代表する俳優として地位を固めた。彼は2015年にバリアフリー短編映画「Twinkle Twinkle Pitter Patter」に出演し、早くもバリアフリー映画と縁を結んだ。

「ミナリ」を見て感銘を受けたというパク・ボゴムは「ワンダフルな作品をより多くの人たちが鑑賞できるように、大衆文化芸術の障壁を低くする音声解説者として参加することになり、意味深い時間だった」とし「これからも多様な作品がバリアフリーバージョンで制作されることを願う」と感想を明かした。

ユン・ダンビ監督とパク・ボゴムは忙しいスケジュールの中でもバリアフリー映画制作に快く応じ、才能寄付(技術や技能を無償で提供すること)として参加し、よりその意味を深めた。

一方、映画「ミナリ」はアメリカ・アーカンソー州に移住したジェイコブとモニカ家族の物語で、スンジャ役で出演した女優のユン・ヨジョンがアカデミー賞で助演女優賞を受賞し、世界の注目を集めた作品だ。2021年に韓国で公開され、新型コロナウイルスのパンデミックの中でも評壇と観客の良い評価を受けた。

「ミナリ」バリアフリーバージョンはHD現代1%分かち合い財団の制作支援、ソウル経済振興院メディアコンテンツセンターの後半作業支援で制作され、11月7日から11日まで、韓国映像資料院シネマテックKOFAで開催される「第13回ソウルバリアフリー映画祭」を通じて、観客たちに初めて公開される予定だ。

記者 : ヤン・ユジン