「国民死刑投票」イム・ジヨン、絶体絶命の危機に直面【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「国民死刑投票」放送画面キャプチャー
イム・ジヨンが、最大の危機に直面した。

韓国で19日に放送されたSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第9話では、警察のキム・ムチャン(パク・ヘジン)、チュ・ヒョン(イム・ジヨン)と本物の“ゲタル”であるクォン・ソクジュ(パク・ソンウン)の全面戦争が始まった。この過程でチュ・ヒョンがイ・ミンス(キム・グォン)の秘密のアジトに潜入し、閉じ込められてしまった。絶体絶命の危機に陥った彼女の姿が、強力な緊張感と不安感を与えた史上最高のエンディングだった。

同日、クォン・ソクジュはチュ・ヒョンの目の前で脱獄した。キム・ムチャンとチュ・ヒョンはすぐに彼を追いかけたが、クォン・ソクジュはこれ見よがしに2人を引き離して姿を消した。彼を逃したキム・ムチャンとチュ・ヒョンは状況を振り返った。そして、イ・ミンスが“ゲタル”の主導者に追い込まれた状況で、クォン・ソクジュがあえて今脱獄した理由について疑問を抱くようになった。

同じ時刻、クォン・ソクジュは8年前に養子縁組をしようとしたキム・ジフン(ソ・ヨンジュ)と再会した。8年前に2人は家族になる予定だったが、イ・ミンスがクォン・ソクジュの娘を殺し、不幸になった。キム・ジフンは幼い子供という身分を用いて、収監中だったクォン・ソクジュに会い、医師のヤン・ヘジン(オ・ジヘ)とも縁を結んだ。そのように8年間、クォン・ソクジュ、キム・ジフン、ヤン・ヘジンは他人には分からない絆で結ばれていた。

キム・ムチャンとチュ・ヒョンも彼らのつながりを疑った。これに対し、キム・ムチャンはヤン・ヘジンの家を訪ねたが、クォン・ソクジュの尻尾をつかむことができなかった。実際、クォン・ソクジュはそこに隠れていた。一方、記者のチェ・ドヒ(チェ・ユファ)がイ・ミンスの母親であり、国会議員のミン・ジヨン(キム・ユミ)と手を組んで国民死刑投票の特別ショーを始め、“ゲタル”への世論は好意的に変わった。その後、クォン・ソクジュは“ゲタル”の仮面をつけて、堂々と都心の真ん中を歩き回った。

一方、チュ・ヒョンは高校生たちが見るコミュニティを通じて“ゲタル”の集団に近づき、“天気”という手がかりを得た。“ゲタル”が天気のアプリを通じて全国民のスマートフォンをハッキングし、国民死刑投票のメッセージを転送したことが分かったのだ。これに対し、警察は国民死刑投票の特別ショーの生放送中に乱入し、“ゲタル”の蛮行を暴露した。警察が自分のショーを台無しにしたと思いチェ・ドヒは怒り、彼女はチュ・ヒョンの心の中にキム・ムチャンに対する不信感を植え付けた。

これと共に、チュ・ヒョンはクォン・ソクジュが脱獄した理由を推測した。“ゲタル”の組織の内部で分裂が起きたことと、クォン・ソクジュが国民死刑投票の主導権をイ・ミンスに奪われたことを突き止めたのだ。この状況でミン・ジヨンの思惑通りに企画不動産の詐欺犯を対象にした死刑投票が始まった。これは残酷な私的復讐に過ぎなかった。これに対し、チュ・ヒョンは以前ハッキングで開けられなかったイ・ミンスのパソコンを荒らすために、彼の家に潜入した。

続いて彼女は、イ・ミンスが家に隠しておいた秘密のアジトを見つけた。チュ・ヒョンは「見つけた」とし、イ・ミンスのパソコンから証拠を集め始めた。その時、アジトのドアが閉まった。自分が閉じ込められたことに気づいたチュ・ヒョンは、急いでイ・ミンスのパソコンを探していたときに1つの動画を見つけた。動画には、死亡直前に泣きながら父親を探すクォン・ソクジュの娘の姿が映っていた。同じ時刻、イ・ミンスが家に帰ってきた。衝撃に包まれたチュ・ヒョンと、アジトのドアが開かれて入ってくる誰かの影が交差しながら、「国民死刑投票」の第9話が終わった。

「国民死刑投票」の第9話は、警察のキム・ムチャン、チュ・ヒョンと本物の“ゲタル”であるクォン・ソクジュの戦いを、予測不可能な緻密なストーリーで描き、お茶の間に緊張感を与えた。体を惜しまない肉体戦はもちろん、相手の手を読もうとする熾烈な頭脳戦まで加わり、緊張感が爆発した。パク・ヘジン、パク・ソンウン、イム・ジヨン、キム・ユミ、キム・グォン、ソ・ヨンジュなどを筆頭に、すべての俳優が強力な熱演を繰り広げ、劇の没入度を高めた。追跡スリラージャンルの真価をまともに見せる「国民死刑投票」が、残りの3話でどのような衝撃的なストーリーを描くのか、期待が高まっている。

記者 : イ・スンギル