放送開始「この恋愛は不可抗力」チョ・ボア、SF9 ロウンに出会う【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「この恋愛は不可抗力」放送画面キャプチャー
「この恋愛は不可抗力」のチョ・ボアとSF9のロウンが、愉快でときめく不可抗力的ロマンスの始まりを知らせた。

総合編成チャンネルJTBC新水木ドラマ「この恋愛は不可抗力」(脚本:ノ・ジソル、演出:ナム・ギフン)が韓国で23日、大きな期待の中で放送スタートした。“現実的なファンタジー”と“トキメキ”に重点を置いたという脚本家のノ・ジソルとナム・ギフン監督の選択は正しかった。“呪術”と“前世”という新鮮な素材に、極めて現実的なキャラクターをセンスよく表現した俳優たちの熱演はジャンル的な快感を倍増させた。何よりもチョ・ボアとロウンのロマンスケミ(ケミストリー、相手との相性)、コミカルなティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)は、不可抗力なトキメキと笑いを醸し出し、視聴者の心を一気に魅了した。

拒否できない運命に導かれたのか、イ・ホンジョ(チョ・ボア)とチャン・シンユ(ロウン)の出会いは始まりから奇妙で強烈だった。嫌悪から始まった2人の関係は、前世で絡み合った彼らの運命的な叙事に対する好奇心をより一層高めた。謎の“禁書”から始まった前世の“縁”からの呪術ロマンス、新鮮なロマンスコメディの誕生に熱い反応が殺到した。

第1話では、一人でいることに慣れている9級公務員イ・ホンジョの温州(オンジュ)市役所での仕事ぶりがダイナミックに描かれた。初出勤から簡単ではなかった。悪縁であるコン・ソグ(ヒョン・ボンシク)チーム長が勤務する、緑地課の公園管理チームに発令されたのだ。コン・ソグに嫌われているイ・ホンジョは、チーム員たちともうまく付き合えず、奮闘していた。そんなイ・ホンジョに、関係を改善できるチャンスが訪れた。廃虚となった温州山の神党で死亡事件が発生すると、撤去を求めて人々が緑地課に駆けつけてきたのだ。彼らの抗議に困っているコン・ソグに向かって、「私が神党の撤去をしてきます」と言い出すイ・ホンジョ。問題の神党に向かった彼女は、思ったより奇怪な光景に恐怖が湧き上がった。さらに雨まで降ってきて冷ややかな雰囲気の神党を見回っていたイ・ホンジョは、何かに驚いて倒れ、意識を失った。

同じ時間、チャン・シンユも神党を訪れた。「LOW&HiGH」でエース弁護士として活躍している彼は、代々伝わる呪いのせいで苦しんでいた。血で染まっている手が顔を触るを“幻触”が酷い痛みにつながる原因不明の病気だった。温州山にある神党は、チャン・シンユの家紋が先代から守っているところだった。病気が悪化して訪れた神党は、廃虚となっていた。代金を払って雇用した管理人は消え、死亡事件まで発生したのだ。さらに、無断進入して倒れている変な女までいて頭が痛くなった。そして、チャン・シンユは廃虚となった神党で妙な気運に包まれた。

神党の撤去は最初から難関にぶつかった。温州山までの道が温州市の所有ではなく、個人の私有地だったのだ。イ・ホンジョは村を探し回り、土地の主人がチャン・シンユであることを確認した。イ・ホンジョは、チャン・シンユに凶家のように放置されている神党を撤去し、原状復旧してほしいと要請したが、弁護士である彼に通じるはずがなかった。しかし、イ・ホンジョにはチャン・シンユの強硬な拒絶より、コン・ソグチーム長の心を得ることが重要だった。

チャン・シンユの強力な拒否に、イ・ホンジョは建築主である巫女ウンウォル(キム・ヘオク)を訪ねて直接許可を得てくると懇願した。チャン・シンユは神党の撤去に命をかけるイ・ホンジョが理解できなかった。理由を尋ねると、思いもよらなかった答えが返ってきた。「寂しいからです。この件を解決すればチーム長が一緒にご飯を食べようと言ってくれそうなので」というイ・ホンジョの言葉に、チャン・シンユの心が揺れた。結局、チャン・シンユは「許可を得られなければ二度と面倒をかけないという約束、忘れるな」とし、ウンウォルがいる療養病院の連絡先を渡した。

チャン・シンユに予期せぬ状況が発生した。ウンウォルが神党の撤去を許可したという連絡を受けて、チャン・シンユは彼女を尋ねた。そして、ウンウォルから信じられない話を聞くことになった。「お前が殺した女だ。君の体を触る真っ赤な血のついた手の持ち主。しかし、その苦痛も呪いも終わることになるだろう。ついに“木箱”の主人が現れたから」という意味深な話をした。長い呪いを終わらせる“木箱の主人”がイ・ホンジョだという事実も、チャン・シンユを混乱させた。ウンウォルが言った通り、神党の撤去中、封印されている“木箱”を発見したチャン・シンユは妙な感情を感じた。

一方、イ・ホンジョは変わらずに寂しかった。神党を撤去したにもかかわらず、チームの会食に招待されなかった彼女は、結局涙を流した。座り込んで悲しみを爆発させるイ・ホンジョの前にチャン・シンユが現れた。「一緒に行ってほしい」と手を差し伸べるチャン・シンユのエンディングは、トキメキと好奇心を爆発させた。

「この恋愛は不可抗力」第1話の視聴率は、首都圏2.9%(ニールソンコリア提供、有料世帯基準)を記録した。

記者 : パク・ソヨン