ブルーノ・マーズ、9年ぶりの来韓公演で計10万人を魅了!韓国語を歌詞に適用したパフォーマンスも話題に

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写真=Hyundai Card
世界的なポップスターのブルーノ・マーズの約9年ぶりとなる来韓公演が6月17日と18日、ソウル松波(ソンパ)区蚕室(チャムシル)総合運動場のオリンピックメインスタジアムで行われた。

長く待ちわびた末に実現した来韓公演であるだけに、4月に発売された前売りチケットはオープンと同時に全席完売となり、2日間で10万1,000人の観客を動員した。

公演の雰囲気はまさに“熱狂”そのものだった。「ハローコリア、アンニョン、ソウル!」という挨拶と共にブルーノ・マーズがステージに登場すると、観客は歓声と拍手で彼を迎えた。

「ここに来るまで遠い道を戻ってきた。久しぶりだ。今夜一緒に踊って歌おう」と話したブルーノ・マーズは、最初の曲である「24K Magic」から「Finesse」「Treasure」「Billionaire」などのヒット曲を続けて披露した。

自然に観客の合唱を誘導し、華麗なダンスの実力を披露したり、自らギターを演奏するなど、“アーティスト”ブルーノ・マーズの能力を休む暇なく感じられるステージが続いた。広いメインスタジアムを魅了するソウルフルな歌唱力と声量は期待以上だった。

「Calling All M Lovelies」では電話機を持って恋人に自分が韓国に来たことを知らせ、韓国語で「会いたい」と話すパフォーマンスを披露。特に韓国語「会いたい」を歌詞に適用させるセンスとショーマンシップは、観客の心を完璧に魅了した。

ピアノ演奏と共に、様々な楽曲を観客とやりとりするゲーム時間を持つ時間も。彼は「僕の人生を変えた楽曲」という言葉と共に、韓国のリスナーが愛する「Nothing On You」を熱唱。「楽しいですか?」と尋ねながら観客の反応を確認し、スモッグ効果を要求するなど、茶目っ気たっぷりの姿は公演の雰囲気を一層愉快にした。

「That's What I Like」「Marry You」「Runaway Baby」「When I Was Your Man」「Locked Out of Heaven」「Just the Way You Are」など数え切れないほどのヒット曲がセットリストを埋め尽くし、ブルーノ・マーズは楽曲の雰囲気に合わせて華麗なダンス、楽器の演奏、あるいはひたすら声だけでステージを飾った。あまりにも有名な楽曲であるだけに、観客の合唱が絶えなかった。

グラウンド席の観客たちは公演中ずっと席に座らずに公演を楽しみ、アンコール曲「Uptown Funk」が流れた時は2、3階の観客まで席から起立して公演の最後を楽しんだ。数分間にわたる華やかな花火は、コンサートを完璧なフェスティバルの場に作った。

ブルーノ・マーズは今回の公演を通じて、ヒット曲が多い人気歌手、それ以上の価値を韓国の観客に改めて印象付けた。ロマンチックな雰囲気、切ない歌、楽しいダンスと胸に響くロックまで、様々なジャンルを行き来する彼は、激しいパフォーマンスにも揺るぎない歌唱力、観客との呼吸を越えて駆け引きを楽しむステージマナー、音源より魅力的な公演用編曲、コーラスとバンドなどチームとの幻想的な呼吸、楽器の演奏までこなす万能な一面で、ステージの上で完璧なアーティストそのものであることをアピールした。

記者 : イ・ミンジ