【REPORT】TOMORROW X TOGETHERとMOAが共に作り上げたジャパンツアー!TXTのかける魔法にファン陶酔
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ブルーアワーのマジックでファンを虜に
鐘が5回鳴り、青~紫色に染まる館内。弦楽器の厳かな調べに合わせ、回るメリーゴーランドをバックに、ナポレオンジャケットをまとったメンバーがステージに立つ。ファンはオープニングの「5時53分の空で見つけた君と僕 [Japanese Ver.]」から思いっきりの声援を送り、テヒョンが「But it's you」と人差し指をフロアに向ければ、ファンも「You~」とシャウト。ヒュニンカイは「'Cause imagination~」と歌った後にヨンジュンと手を合わせ、さりげない格好良さを光らせる。中盤には「こんにちは~」と挨拶しながらセンター・ステージに向かい、「準備いいですか~?」との問いかけからダンス・パフォーマンスでファンを魅了した5人。終盤にはヨンジュンが「叫べ」と煽るのだが、勢い任せのシャウトではなく、男の色気漂う抑制の効いたボイスで放つのも超ナイス! もちろん、ファンは熱狂的な歓声で応え、序盤から放たれた銀テが祝祭ムードを作り上げていく。爽快なディスコチューンに初っ端からフロアの熱気は高まり、ラストはスビンのプチ・エンディング妖精でフィニッシュ! そこから、マリンバの音色をアクセントにしたトロピカルなダンスホール「Can't We Just Leave The Monster Alive?」へ繋げば、背景は新緑のグリーンへとチェンジ。5人は両手人差し指を頭に当てた怪獣ダンスも華麗にキメ、「Alright」と歌いながらジャンプすれば、フロアも揺れる。ラストにヨンジュンがポーズを決めれば、歓声が鳴り止むことはなかった。
スビン「遂に会いましたね。僕達、皆、ワールドツアーでお会いできる瞬間を待ち焦がれてきました。今日もMOA(TXTのファン)の皆さんと一緒に、横浜で二回目の公演が出来て嬉しいです」
ヨンジュン「今のこの瞬間がとても幸せです!」
テヒョン「TXTの公演はMOAの皆さんと一緒に作っていく公演です。僕達が準備した魔法のような瞬間を一緒に作って下さい~。前回のコンサート後、MOAから『余韻が冷めない』という声が本当に多かったんですが、今回の余韻もモノスゴイと思います」
ボムギュ「今日はほんとに熱いですね(タオルで汗を拭き拭き)。今日は最後までずっと楽しんでもらえるような最高のステージを準備したので、是非、楽しんで下さい。(ツアータイトルの)『SWEET MIRAGE』は“甘い蜃気楼”と言う意味ですが、TXTがお届けする甘い蜃気楼とは何なのか、今日、この公演から一瞬たりとも目を離さないで下さい」
音楽史上最高にラブリーなトラップ・チューンで可愛らしさ爆発
続いた「Can't You See Me? (世界が燃えてしまった夜、僕たちは...) [Japanese Ver.]」は、ビルボードが選ぶ「2020年、K-POPベスト・ソング・ベスト20」にも選ばれたヒット曲の日本語バージョン。コロナは人々の意思疎通を遮り、分断をもたらした。5人は、友人からも理解されないことへの悲しみや孤独を表現し、バックのモニター画面も絶望の炎に揺れている。館内は赤く染まり、ステージでは炎が立ち上がり、レーザーが飛びかえば、不穏なムードとなり、メンバーの悲痛な「助けて」との声に、ファンからは悲鳴にも似た歓声が上がっていた。
MOAはTXTの沼へ。TXTはMOAの海へ
満ち足りた気分でホッと一息つこうとするMOAだが、TXTはすぐさま「準備はいいですか~?」と声を上げ、なおもアゲていく。モニュメントバレーから一転、「Dear Sputnik」で彼らが向かう先は大気圏外! 5人が進む道は夜空へ、そして、その先の宇宙へと続き、ハイテンションなジャンプでファンを宇宙へと誘う。終盤はミクスチャーロック風に演じる5人を立ち上がる火花がバックアップし、スビンとボムギュは手を取り合って熱唱! もちろん、2023年、宇宙の旅はまだ終わらない。宇宙船の窓からは土星など様々な惑星が顔を覗かせ、メンバーは、魔法にかかったように恋に落ちた男心を爽やかなディスコ仕ての「Magic」でバラ色にパフォーマンス。そのステージはファンを夢心地にさせ、まさに宇宙で味わう無重力状態のようなフワフワ感をプレゼントしてくれた。
アート&繊細な美しさでもフロアを圧倒
そんなステージの後は、ユーモアに満ちた本音トーク・タイムに。「誰とユニットで踊ってみたい?」というテーマで、スビンが「ヒュニンカイ君とユニットで踊る機会が多かったので、次はヨンジュン兄さんと!」と話すと、嫉妬したヒュニンカイが「それなら、僕もスビン兄さんじゃなくて、ヨンジュン兄さんかボムギュ兄さんと!」とコメント。その後、スビンは現パートナーのボムギュを気遣って「でもやっぱりボムギュが最高です!」とサムズアップすれば、ボムギュも「僕はスビンさんです!」ときっぱり言い放ったものの、内心は揺れていたようで、「テヒョンちゃ~~ん」と叫びながら、彼に抱きつき、テヒョンがヨシヨシ。揺れるスビン&ボムギュに対し、ヒュニンカイ&テヒョンの愛情はガッチリで「僕達はいつも完璧」と二人で頷いていた。
ソロ・ダンスを演じたヨンジュンは、「準備していた時は一人でしたが、今日はMOAの皆さんがいるから、寂しくなかったです」とファンを喜ばせる。そして「誰とユニットを?」と聞かれると、熟考している間に、他のメンバーが次々と立候補! ヨンジュンはヒュニンカイを指名し、次のコンサートを楽しみにさせた。
そして「MOAの皆さんがこんなに一緒に楽しんで下さって、とてもありがたく印象的でした」(スビン)、「1人1人がとっても良く見えて、一緒に楽しむコンサートの醍醐味を味わっています」(ヒュニンカイ)と話しかけ、「Anti-Romantic」へと繋ぐ。ロマンスを巡るアンビバレンツな感情で揺れる男子の、繊細で儚げな美しさが表れるこの曲ではダンスを封印。メンバーは情感たっぷりに歌い、会場のスティックも大きく横に揺れる。そして、夢幻的で静なパフォーマンスと、立ち上がる炎の中で演じるエネルギッシュな動のダンスが交差する「Eternally」では再びアートにパフォーマンス。その動な衝撃にモニター画面も揺れ、会場がシェイクしていた。
不敵に、セクシーにファンを悩殺!
ロックとヒップホップのミクスチャーなサウンドだけでなく、全てが格好良さ満点で、ラップメイクを手がけたヨンジュンはスビンの肩に左手を預け、その右足はボムギュの背中にオン! ルードなポーズでキメた後は「Are you ready?」と雄叫びをあげ、終盤も「Make some noise」とフロアを煽っていく。それぞれが浮かべる不敵な笑顔に、ファンはゾクゾクとした快感に襲われるのだった。
そして最新ミニアルバム『TEMPTATION』から2曲をセレクト。ポップなアフロビーツの「Tinnitus」は軽やかなサウンドながらも、見せ場はたっぷり。ヨンジュンは波打つ自分のボディに指を這わせ、テヒョンは腹筋をチラ見せ。悩殺ショットには黄色い悲鳴が飛び交い、ラストはそれぞれがエロス爆発の表情を見せ、最後はヒュニンカイが唇に人差し指を当てフィニッシュ! そして「Devil by the Window」は、両手を重ねて左頬に当て、首を傾げる“おやすみなさい”ポーズが実にキュート。終盤には、優雅に舞うスビンからバトンをタッチされたヨンジュンが「I feel my body drifting into the sky」と歌いながら、リアルに宙を浮遊し、ラストはヒュニンカイが催眠術にかかったように眠りに落ちる。夢か現か幻か……そんな深い余韻を残すステージングだった。
「Happy Fools」ダンスでアリーナが一つに
ここでヒュニンカイが「今回、一番楽しみにしているステージ」と明かす、次の曲へのウォーミングアップを。歌うはヨンジュンが振付を手がけた「Happy Fools」で、まずはサビのダンスを会場の全員でレッスン。ヨンジュン自ら、“肩を揺らす→クラップ→左右にハワイアンダンス→ダブル・ハングルース→スマイル”とレクチャーし、ファンに「間違ってもいいから、自信を持って」とアドバイス。いざ、本番はボサノバなスタートから始まり、会場はスマイルに満ち溢れる。原曲はCoi Lerayを客演に迎えるが、ここでは、TXTだけの5人バージョンでパフォーマンス。ヨンジュンは肩のチラ見せでファンを沸かせ、テヒョンの輝く笑顔にはビッグな歓声が! ヒュニンカイの「I don't want to leave」と言う歌からは、まだまだコンサートを終わらせたくないという想いが伝播。ヨンジュンはここでもアゲ上手なセンスを光らせ、「MOAの皆さん、楽しいですか~? 僕も楽しいで~~す」と心の底から叫び、ラストも「Happy Fools」とシャウト! 一緒に踊ってくれたMOAに対し、メンバーは「MOAの皆さん、可愛すぎませんか~?」(テヒョン)、「今日、完璧でした!」(ヨンジュン)、「MOA最高~」(スビン)と称賛していた。
そしてヨンジュンの「Make some noise, OK, Let's Go」の掛け声で、フィナーレには、最新アルバムからタイトル曲「Sugar Rush Ride」をチョイス。疾走するファンクネスが最高のグルーヴを生み、テヒョンとヨンジュンは肩をチラリと見せて、セクシー爆弾をお見舞い。メンバー全員が悩ましいほどに艶のある表情を見せ、「Let's Go」のシャウトに再びの銀テが降り注ぐ。こうしてメンバーは本編を全力で突っ走り、ステージを後にした。
永遠の愛を誓ったアンコール
「僕達がお互いの名を呼び合えば。声を揃えて一緒に歌えば。君の歌を歌えば……」
そんなメッセージの後に披露するのは、このツアーのために用意された新曲「Blue Spring」! 横1列に並んだ5人はスタンドマイクを握りしめて歌い、ファンもまた声を重ね、TXTとMOAが歌で一つになる。そして歌い終えた後には、曲への想いをこう明かした。
ヨンジュン「ただMOAの事だけを想いながら書いた歌詞なので、特別な意味を込めることが出来ました」
ヒュニンカイ「MOAによってMOAのために作られた曲です」
テヒョン「Blue Spring、青春は漢字で書くと青い春ですよね? TXTの春は3月4日、あの日から始まりました」
スビン「MOAの皆さんの目を見て、凍っていた心や心配事などが全部溶けていった事を思い出しながら、テーマをこのように決めて、心を込めて皆で歌詞を書きました」
ヨンジュン「暖かな春のようなMOAの皆さんに出会えたおかげで、僕たちの青春は本当に幸せに花を咲かせたと思います。いつもありがとうMOA」
ボムギュ「僕たちが一緒なら、時には辛くても乗り越えていけるような気がします。これが僕たちが共にしている青春なのではないでしょうか? 僕たちのグループ名の通り、今日を記憶して、また明日を約束しましょう。約束(小指!)」
ボムギュ「昨日に続いて、今日も僕達5人とも、とても幸せな時間を過ごせました。終わっていくこの瞬間がとても残念です。この悲しみがあまり長く続かないように、僕達、すぐにまた戻って来ます。その時まで、僕達のことをちょっとだけ待っていて下さい。こうした公演もMOAの皆さんの力があってこそだと思います。ずっと立って応援して下さって、一緒に歌って下さって、ありがとうございます。僕は本当に沢山の愛情をもらい、幸せな人間だなとずっと思っていました。これからもMOAの皆さんを一層幸せにするために努力します。MOAの皆さん、ありがとうございます。愛してます(ビッグハート)」
テヒョン「MOAの皆さん、本当にありがとうございます。MOAの皆さんが送って下さる応援が大きな力になりました(ガッツポーズ)。ファンの皆さんが送って下さる愛に応えられるよう、もっと一生懸命努力するTXTになります。僕は昨日も今日も、一万人近い皆さん、一人一人の目をちゃんと見ようと努力しました。皆さん、今後どこかに行って『私、テヒョンさんと目が合ったわ』と言っていいですよ。どうして皆さん、そんなにダンスがうまいんですか?(サムズアップ)。横浜の皆さんが一番バッチリ踊れていたと思います。でも、僕達も皆さんに負けるわけにはいきません。次はもっと一糸乱れぬダンスと素敵なアルバムで戻って来たいと思います。また会える日まで待っていて下さい。いつも幸せに元気でいて下さい。約束! 愛してます(片ホッペハート)」
ヨンジュン「今日は来て下さって、ありがとうございます。すごく楽しかったです。横浜のMOAの皆さんが送って下さった愛情と情熱に驚く共に、とても嬉しかったです。僕達が苦しい時も悲しい時も、いつも一緒にいて下さって、幸せにして下さり、ありがとうございます。MOAの皆さんの寂しい気持ちがすぐ消えるように、もっといいステージと音楽で、もう一度会いに来ます。本当にすぐまた来ますので、僕達と一緒に過ごした時間を覚えていて下さい。いつもMOAの皆さんのために存在します。また会いましょう。本当に愛しています(一礼からのハートマーク)」
ヒュニンカイ「今日のステージはMOAの皆さんが作ったと言っていいほど、MOAの皆さんの愛をたっぷりもらって、素敵な公演が出来ました。とても幸せな思い出を作って下さったMOAの皆さん、ありがとうございます。瞬間瞬間が素敵な記憶としてとどまっています。僕達の次の公演も一緒に作ってくださいますよね? 約束です。MOAの皆さんに会うために、もっといい歌とパフォーマンスで、すぐまた戻って来ますので、待っていてくださいね。またすぐ会いましょう(ハートマーク)。MOA、愛してる(指ハート)」
スビン「MOAの皆さんの大きな愛にとても胸が一杯で、どうやってお返しできるか、いつも悩んでいました。いつもMOAの皆さんのために存在し、MOAの皆さんのためだけに成長するTXTになります。僕達は永遠に一緒です。約束(ダブルハングルース)。僕達の公演はこれで終わりますが、MOAと一緒に過ごした今日は、永遠に、僕達の心の中に残ると思います。そして、こうしてツアーをしていると、どんどん欲が沸いて来て、もっと広い会場、もっと良いコンディションの公演にMOAの皆さんを招待してあげたいと思うようになりました。僕たち、一緒にもっと高く高く上がっていきましょうね。ファイティン! 愛してる(ハートマーク)」
ヒュニンカイ「皆さん、今日、とても最高でした(両手をフリフリ)」
ボムギュ「今日はMOAのおかげで完璧な一日を過ごせました」
スビン「長い時間、本当にお疲れ様でした。MOAより僕の方が、もうちょっと多くMOAを愛してます」
ヨンジュン「すぐ会いましょう。いつも感謝しています」
テヒョン「千年万年、MOAのそばにずっといるよ(サムズアップ)」
謝辞だけでなく、メンバーはファンを楽しませることでも抜かりはなかった。スビンが「MOAの皆さんにひとつだけお願いしてもいいですか? スビン先輩と呼んでもらえますか?」と問いかけると、ヒュニンカイは「お願いを聞いてあげて」と加勢し、「スビン先輩~!」と叫ぶMOAに、振り向きながらのニッコリで「はい!」! 「僕は君のスビン先輩」と続けるのだが、どうやらリハーサルにもなかった様子で、4人は何やらヒソヒソ! ヨンジュンとテヒョンによる歓声のオネダリ合戦もあり、MC時には笑いが絶えなかった。
そしてスビンはチームを代表し、「MOAの皆さん、本当にありがとうございました。少しのお別れになりますが、TXTはまたすぐに戻って来ます。MOAの皆さんが下さった大きな愛を胸に、もっと成長した姿で、MOAの皆さんにまた会いに来ます。それまでいつも幸せで健康でいて、僕達を待っていて下さい」とメッセージ。5人は早くも次なる来日公演を約束し、公演は幕を閉じた。
取材:きむ・たく
【公演概要】「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN」
日時:2023年4月26日(水)開場 17:30/開演 18:30
会場:横浜アリーナ
■ライブ情報
「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN」追加公演(予定)
会場:京セラドーム大阪
【日時】
2023年7月1日(土) 開場 16:00 / 開演 18:00
2023年7月2日(日) 開場 14:00 / 開演 16:00
■リリース情報
日本2ndアルバム「SWEET」
商品形態:全6形態
発売日:2023年7月5日(水)
予約開始日:2023年4月28(金) 11:00
配信リンク:https://txt.lnk.to/sweet_alPR
【CD収録曲】
Sugar Rush Ride [Japanese Ver.]
0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. 幾田りら [Japanese Ver.]
Ito
君じゃない誰かの愛し方 (Ring)
Magic
Good Boy Gone Bad [Japanese Ver.]
ひとりの夜 (Hitori no Yoru)
MOA Diary (Dubaddu Wari Wari) [Japanese Ver.]
ほか、全12曲収録予定。
【DVD収録内容】
・Sugar Rush Ride [Japanese Ver.] Music Video & Making of Music Video
・Making of Jacket Photos
■ショーケース情報
日本2ndアルバム「SWEET」発売記念ショーケース
開催日時:2023年7月5日(水)
会場:都内某所
イベント内容:ミニライブ&トーク
<イベント応募対象商品>
2023年7日5日(水) TOMORROW X TOGETHER日本2ndアルバム「SWEET」
※必ず「ショーケース応募商品」を選択してご購入ください。通常商品をご購入いただく場合、抽選対象外になりますのでご注意ください。
<応募期間>
第1回応募期間:2023年4月28日(金) 11:00~5月12日(金) 9:59 →当落発表:5月24日(水) 20:00頃
第2回応募期間:2023年5月12日(金) 10:00~5月28日(日) 9:59 →当落発表:6月9日(金) 20:00頃
※詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。
■関連リンク
TOMORROW X TOGETHER 日本公式サイト:https://txt-official.jp/
記者 : Kstyle編集部