「餌【ミッキ】」ホ・ソンテ“チャン・グンソクはエネルギーが強い人…最初のテイクから安心できた”

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写真=Coupang Play
Coupang Playシリーズ「餌【ミッキ】」は史上最悪の詐欺事件を犯して、死の裏に隠れてしまった“あいつ”を追跡する人々の物語を描いた。

俳優ホ・ソンテは前代未聞の詐欺を犯したノ・サンチョン役を務めた。ノ・サンチョンはドラマ前半にかけて存在感を誇る悪役で、ホ・ソンテはノ・サンチョンの一代記を幅広く演じた。

―― 「カジノ」と「餌【ミッキ】」、両方に対する反応が良いですね。

ホ・ソンテ:良いですか? 確実ですか(笑)。僕はたくさん疑うスタイルです。良い記事がたくさん出てくるので気分は良いのですが、常に疑いながら受け入れるスタイルです。

―― 反応はあまり見ない方ですか?

ホ・ソンテ:すごく見ます。悪い反応をむしろ探して見ます。僕の演技についてあえて探そうとします。

―― 好評が多いのではないですか?

ホ・ソンテ:良いものがたくさん露出していて多く見えますが、冷静な方々の反応もあります。それも僕に必要なものなので探します。慎重なスタイルです。石橋も叩いてみます。

―― 「餌【ミッキ】」に出演した理由は何ですか?

ホ・ソンテ:台本がとても面白くて、珍しい構成だったんです。あまりにも離れた時間、場所にいた人々が徐々に近くなり、ある瞬間に出くわすようになる点が興味深いと思いました。2つ目としては、ある人物の長い時間を変化を加えて演技することができるという部分が大きかったです。挑戦してみたかったんです。幸いにも、監督が僕が第一位だと言ってくださいました。100%は信じませんが、良い方向で受け入れます(笑)。初めて会った時にたくさん話をしましたが、今までやってきた演技を見た時、信じられると思ったと言ってくださいました。でも、出演できない可能性もありました。「エージェントなお仕事」の撮影を9月末までにやらなければならなかったんです。「餌【ミッキ】」は9月初めに始まりました。できないかもしれないと思ったのですが、監督が絶対待つと言ってくださったので、ありがたかったです。

―― 監督がそこまでしてホ・ソンテさんを望んだ理由は何だと思いますか?

ホ・ソンテ:僕が聞いた話では、やってきたものをすべて見て、信頼できると言われました。表現が強くなければならない時に強くすることを分かっている人だと思われたようです。信じてくださったので、僕も楽に演技ができました。

―― これまで悪役をたくさんやられていますよね。

ホ・ソンテ:毎回悩むことです。悪役をたくさんやってきたので、どうやって変化を与えるべきか。しかしこの作品では、そのような悩みは少なかったです。ノ・サンチョンに関する悩みは、長い時間の中での変化をどのように見せるかだったので、これまでとどうやって違うように見せるかということはあまり考えませんでした。変化の変奏についてだけ悩みました。

写真=Coupang Play
―― チャン・グンソクさんは30年ほどの経歴がある先輩になりますね。

ホ・ソンテ:僕は気楽にやってほしいと言いました。僕が俳優じゃない時から彼の活動を見てきたので、不思議な感じがして新しかったです。大人になったな、男の中の男になったなと思いました。エネルギーが本当に強かったんです。若い頃に見てきたファンシーな姿から、男になっていました。男対男で、俳優対俳優で演技をしたら面白かったです。僕より発声も良いですし、ハキハキしていて良かったです。先に近づいてきてくれました。僕はよそよそしくなってしまうタイプですが、彼はそうじゃないので良かったと思います。

―― 彼から学んだこともありそうですね。

ホ・ソンテ:3、4回一緒にお酒を飲んだのですが、昔の話をたくさんしました。学んだというより、驚いたんです。この人は本当に長くやってきた人なんだなと思いました。知らないことがなくて、知らない監督もいなかったんです。エピソードがどんどん出てくるから不思議でした。50代が話したら面白くない話をグンソクがするからすごく面白かったです。新鮮な話でした。

―― チャン・グンソクさんの話によると、ホ・ソンテさんは撮影現場で勤勉だったそうです。

ホ・ソンテ:僕は元々、早めに撮影現場に行くタイプなんです。僕はそういう意図があったわけではなかったけれど、僕が20、30分ほど早く行くと監督に『他の俳優たちを皆呼んできなさい。ソンテさんは早めに来るのに」と言われたことがあります。現場に早めに行ってはいけないのだろうかと思ったこともあります。しかし監督は冗談でそう言ったのです。車にいてもすることがないですし、待つことも嫌いなんです。早めに行ってみるとどう動けばいいのかが見えますから。

―― 「餌【ミッキ】」パート2での俳優との相性はどうでしたか?

ホ・ソンテ:チャン・グンソクとの相性は、最初のテイクを撮ってから安心してもいいなと思いました。監督が強弱の調節をうまくしてくれました。

―― チャン・グンソクはどんな俳優でしたか?

ホ・ソンテ:同僚やスタッフのことをよく気遣っていました。僕はバラエティ番組の撮影があって抜けていたのですが、グンソクは今も監督やスタッフたちとキャンプに行っています。本人のミスは許さないですし、成功した俳優の姿を全て持っていると思います。

―― 「餌【ミッキ】」パート2で自身に対してどんな反応があったら嬉しいですか?

ホ・ソンテ:僕はある人物の長い時間を変奏しながら演技したので、それを評価していただければ自ら能力を認めることができると思います。そうでないなら反省しないといけません。

―― パート2のポイントを教えてください。

ホ・ソンテ:本格的に異なる時代にいた人々が近くなり、接点ができて、他の事件も起きて、他のミッキもすごく多くなり、他の人物も現れます。複雑そうですがしっかりとまとまって終わります。台本をもらった時に、それがあまりにも不思議で出演を決めたというのもあります。「こんな風にも書けるんだ」と思うくらい脚本家さんがうまく書いてくれました。

記者 : イ・ミンジ