Kakao&SM、HYBEの発表をうけコメント…今後の計画にも言及「K-POP産業の『Next Level』を切り開く」

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写真=Kakaoエンターテインメント
KakaoとKakaoエンターテインメントが、HYBEのSMエンターテインメント(以下、SM)買収中止決定を尊重するとコメントした。

Kakaoは「HYBE、SMとそれぞれ肯定的な影響を与え合っているパートナーとして、K-POPやK-Cultureの地位向上のためにも、多様な協力関係を続けていくことにした」とし「HYBEの決定で不確実性が解消しただけに、3月26日まで予定されている公開買収を計画通りに行って追加の持分を確保し、HYBEとSMとの事業協力を具体化することにした」と今後の計画に言及した。

また「SMの最も強力な資産で原動力の役職員、アーティスト、ファンダムを尊重するために、自律的・独立的な運営を保証し、現在の経営陣が提案した『SM 3.0』をはじめとする未来のビジョン、戦略の方向を中心に、グローバルな成長のために速度を上げていく。特にSMのグローバルIP、制作システム、KakaoとKakaoエンターテインメントのIT技術、IPバリューチェーンの事業力量をもとに、音楽IPを超えて、ITとIPの結合を通じた新しい相乗効果を生み出す予定だ。これらを通じて、各社の世界における競争力を強化し、K-Culture産業が1つの国家競争力になれるように積極的に努力していく」と約束した。

写真=SMエンターテインメント
他にも「熾烈なグローバル舞台で成長を続けるためには、優れたIP競争力、IT技術力だけでなく、互いに競争して成功のノウハウを共有する善意の競争者が必要だ。Kakao、Kakaoエンターテインメントは産業内のパートナーと公正な協力、競争を通じて世界の市場でK-Cultureの存在感を高め、韓国の未来の輸出産業として規模をもって成長できるように貢献する」と宣言した。

最後に「持分買収過程で各社の株主と役職員、アーティスト、ファンはもちろん、K-Cultureを大事に思って応援してくださる多くの方に心配をおかけし、多大な責任を感じている」とし「競争過程に関する国民、金融当局の懸念を考慮し、HYBEと協議した内容をもとに、迅速かつ円満に買収を終えるために最善を尽くす」と伝えた。

また、SMもKakao、HYBEの合意による「HYBEのSM経営権買収中止決定」を尊重するとコメントした。

SMは「今回の合意をきっかけに、SMは株主、従業員、ファン、アーティストに約束したSM 3.0戦略をスピーディーに推進し、『ファン、株主中心のグローバルエンターテインメント会社への跳躍』という未来のビジョンを必ず実現する。それらを通じて、すべての株主のための企業価値の向上、株主への還元政策を持続的に拡大していく」とし「3月31日の株主総会で、新しく発足する『SM3.0取締役会』は、最適の水平的・戦略的パートナーのKakaoと共に世界最高の『IP X ITの相乗効果』を生み出し、K-POP産業の『Next Level』を切り開く」と予告した。

最後に「2月3日、SM3.0の戦略発表後、予期せぬ混乱の中でもSMを最後まで励まし、応援してくださったSMの株主、ファン、職員とアーティスト、そして全ての利害関係者の方々に心より感謝する」と伝えた。

先立って、HYBEはSMの買収手続きを本日3月12日付けで中止すると発表。KakaoとKakaoエンターテインメントとの競争構図により市場が過熱様相を呈していると判断し、これはHYBEの株主価値にも否定的影響を及ぼしかねないという点を総合的に考慮して、意思決定を下したという。

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記者 : パク・アルム