「カウント」チャン・ドンジュ“初めてのボクシングで体力の限界を感じた”

Newsen |

写真=アーティストカンパニー
俳優チャン・ドンジュが「カウント」でボクシング選手を演じるため5kg減量したと明かした。

映画「カウント」(監督:クォン・ヒョクジェ)は、金メダリスト出身で一度噛みついたら絶対に離さない“マイウェイ”先生シホン(チン・ソンギュ)が、“烏合の衆”のアウトサイダーな弟子たちに出会い、世の中に愉快な一撃を与えるストーリーを描いた。

劇中、一度その気になったら決着を付けなければならないファンジュを演じ、観客に愉快なエネルギーを与えたチャン・ドンジュ。彼はNewsenと会い、「撮影から3年ほど過ぎたのですが、こんなに公開を『カウント』しながら待ったことがないような気がします。やっと公開するんだなと思います。感慨深いです」と話した。

厳しいボクシングの訓練をしたという彼は「ボクシングは初めてなので、基本の技からやりました。普通はアクションシーンを撮影する時、アクションスクールに行きますが、『カウント』の場合は実際にボクシングを学ぶ人たちがやる訓練から始めました。龍仁(ヨンイン)大学のボクシング部の方たちと一緒に訓練を受けながら実際にリングにも立ちました。その後になってやっと映画の中のアクションシーンを練習しました」と振り返った。

「ボクシングは僕が想像していたよりもっとタフなスポーツでした」と話したチャン・ドンジュは「子供の頃からテコンドー、剣道、水泳、乗馬、レスリングなど様々な運動をしていましたが、ボクシングは訓練中に気持ちが悪くなるくらい大変でした。体力の限界が来たんです」と説明した。

スリムなボクシング選手を表現するため「体重も減量しました」と明かした彼は「監督に、ファンジュは田舎のどこにでもいそうな、黒く焼けて細い姿であってほしいと言われた。『カウント』の撮影に入る前、体を大きくした状態だったので5kgほど減量しました。どうすればスリムに見えるか悩みました」と話した。

ファンジュのくせ毛のアイディアはチャン・ドンジュ本人のものだった。彼は「監督に髪のセッティングをしてない僕の姿がもっとファンジュに合っていると言われました。そばかすもたくさん描きました。そのため他の人より準備の時間が1時間以上かかりました」と伝えた。

実際とは異なるスクリーンの中の姿が気に入ったかという質問には「以前は作品での比重が大きくなかったので、『映りが良くないといけない』という気持ちを捨てられなかったんです。『カウント』はそのような気持ちを完全に変えるきっかけになりました。観客は僕の映りがいいことを期待して作品を見るわけではないですから。考えの転換が起きました」と明かした。

記者 : ペ・ヒョジュ