カンダニエル、日本デビューはMIYAVIとの縁がきっかけ「やってみたら活動したくなったんです」
Kstyle |

10月5日に日本デビューEP「Joy Ride」をリリースし、10月15日に大阪・Zepp Namba、10月16日に神奈川・KT Zepp Yokohamaにて、日本ツアー「KANGDANIEL : 1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN」を開催したカンダニエル。
Kstyleでは、ツアーを終えた翌日、カンダニエルに単独インタビューを敢行。曲のリスニングポイントや制作秘話、日本に関すること、そして気になるプライベートまで、リラックスムードで語ってくれた。
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ソロとして初来日!大阪&横浜でライブを開催

カンダニエル:今、ソウルはとても寒いのですが、日本は気持ちよい季節ですね。僕はシャツ1枚で過ごせる気候が好きなのですが、今がちょうどその感じだからとてもよい気分だし、日本が好きだからリラックスして過ごせました。
――大阪、横浜でライブを開催されましたが、感想を聞かせてください。
カンダニエル:あんなにもたくさんの方々がいらしてくださるとは思っていなかったので、とても有難かったです。韓国語を聞き取れる方もたくさんいらして、反応がとてもよかったので、僕も日本語を頑張らなくちゃと思いました。日本デビューEP「Joy Ride」の収録曲を初めて披露したのですが、皆さんが好きになってくださったようだったので、思い出に残るステージになりました。
――滞在中、なにかおいしいものは食べましたか?
カンダニエル:時間がなくてそれほど食べられなかったですが、ステーキ丼を食べました。すごくおいしくて完食しました(笑)。
日本アーティストとコラボも…待望のデビュー作「Joy Ride」

カンダニエル:最初はとても緊張していたのですが、「Joy Ride」という曲がとても明るいエネルギーにあふれた青春を表現した曲なので「緊張する必要がない、いつも通りに笑って楽しみながらやればいい」と思い、その通り楽しい活動ができたと思います。
――日本オリジナル曲2曲が収録されていますね。まずタイトル曲の「Joy Ride」のリスニングポイントを教えてください。
カンダニエル:とても楽な感じで聴ける曲だと思います。メロディーがとてもよくリラックスできるので、車の運転の時などにぴったりだと思います。僕は大阪から移動する新幹線の中でたくさん聴きました(笑)。旅行にとても合う曲じゃないかな。

カンダニエル:僕の会社のスタッフにMIYAVIさんのファンが多いんです。その関係で一度ビデオ通話をすることになって、ありがたいことにMIYAVIさんが僕に関心を持ってくださったんです。それで「Hush Hush」を一緒にやることになりました。やってみたら日本語や英語でのレコーディングがとてもうまくできて、これを機に日本で活動をしたいと思うようになったんです。それが「TPIR」の誕生につながり、「Joy Ride」で日本デビューすることにもつながりました。だから、MIYAVIさんとの縁が日本活動にまでつながったとも言えますね。
――「Joy Ride」には韓国でリリースしたフルアルバム「The Story」の中からの4曲「Upside Down」「Loser」「Ride 4 U」「1000x」の日本語バージョンが収録されています。この4曲を収録曲に選んだ理由は?
カンダニエル:「Joy Ride」が明るい曲だから、それに合う雰囲気の曲を選びました。考えてみたら、意外と僕には明るい曲がこれまで多くはなかったんですよね。だから「Joy Ride」が新しいチャレンジになってよかったと思います。

カンダニエル:ちゃんみなさんがアルバムの作業をする時に僕の会社にいらしたのですが、スタッフが「今、ちゃんみなさがいらしているよ」というので挨拶に伺ったら、日本のお菓子を僕にプレゼントしてくださいました。でも、そのお菓子は1つだけ僕が食べて、あとは全部僕のお母さんが食べてしまいました(笑)。とにかく「ちゃんみなさん、お菓子をありがとうございます!!」今回は、日本語バージョンでレコーディングしましたが、とてもお上手なのでびっくりしました。韓国語バージョンとは違う雰囲気で、悲しい感情がより引き立った感じがしたので、だから僕も悲しい感情で歌いました。
――今後どんなアーティストとコラボしてみたいですか?
カンダニエル:ちゃんみなさんが韓国でアルバムを出したので、また機会があればご一緒したいですし、MIYAVIさんともまたやりたいです。J-ROCKが好きなので、その分野のアーティストさんともやってみたいです。

カンダニエル:韓国は昔、ロックの市場が大きかったのですが、最近はあまり大きくないのでJ-ROCKを聴き始めたら、ハイティーンの感じがするし、ギターの雰囲気も好きです。好きなアーティストはONE OK ROCKさん。それから昨日、横浜のZeppの会場に9mm parabellum bulletさんのポスターが貼ってあったのを見たのですが、昔、ゲームをしながらよく聴いていたアーティストだったのでうれしくなりました。
「日本語は僕にとても合うようです」

カンダニエル:もともと韓国で発売していた曲が多かったので、とてもスムーズに早く終わりました。日本語は僕にとても合うようです。“つ”の発音が難しくはありましたが、何度か歌ううちにマスターできて、その過程も楽しかったです。
――歌詞の中で、印象に残っている日本語は?
カンダニエル:「Joy Ride」の“ギリギリ”という言葉です。繰り返す言葉だからおもしろいし、韓国語だと“アスル アスル ヘ”が同じ意味なのですが、“ギリギリ”のほうが楽に発音できます(笑)。

カンダニエル:話すのはダメですが、聞き取りはなにを話しているのかが、大体わかるようです。日本のアニメや少年漫画が好きで、よく見ているからかもしれません。
――どんな作品が好きですか?
カンダニエル:哲学的なものが好きです。「GANTZ」とか。

カンダニエル:とても楽しかったです。アーケードゲームは、もう何年もやっていなかったので久々にやったらおもしろかったし、MV撮影だけど観光気分で楽しんでしまいました(笑)。MV撮影のチームの方々も、ジャケット撮影チームの方々も楽しい方ばかりで、英語でコミュニケーションをとって、イタズラをしながら撮ったんですよ。現場の雰囲気がとてもよかったです。カートにも乗ったのですが、他の人の車に何度もぶつけてしまって「(日本語で)すみません、すみません」ばかり言っていました。本物の車じゃなくて本当によかったです(笑)。渋谷では雨が降りましたが、それもまた雰囲気がよかったです。撮影が終わった後に生ビールと一緒にラーメンを食べて「あ~、今日も仕事が終わった」って、とても気分がよかったのを覚えています。
ソロとしてのダンサーとの関係性「自分だけが…」

カンダニエル:特にないかもしれないです。1つのチームという感じでみんな本当に仲がいいんです。ホテルでも毎日一緒に朝ごはんを食べて、気を遣うことがないです。でもステージの上でのことを言うならば、自分だけが輝けばいいのではなく、ダンサーたちもかっこよく見えなくてはいけないということを心がけていますね。
――たしかにライブでダンサーの皆さんがとても生き生きした表情をしていたのが印象的でした。
カンダニエル:そうでしょう? みんなが「行こう~」と声を出し合って、一緒に楽しみながらステージをしているので。
――練習中はいかがですか? カンダニエルさんがリーダーシップをとるのですよね。
カンダニエル:そうですね。でも、もしかしたら、ダンサーの皆さんは嫌がっているかもしれません(笑)。僕が休まないから。1曲終わったら、すぐに「次もいくよ~」という感じなので、ディレクターさんに「少し休みましょうよ。みんなバテちゃいますよ」と言われることが多いです(笑)。

カンダニエル:ステージの上の姿も、カメラの前でも、実際の僕との差がほとんどないです。見たまま、元の性格のままで行動しています。だからストレスがたまらないし、気楽です。
――ご自身で自分の性格を分析するならば?
カンダニエル:誰とでも合わせられる楽な性格です。人見知りもしません。動物に例えるならばカピバラです。カピバラは動物界で人気があるんですよ(笑)。猫でも、犬でも、ウサギでも、トラとでも仲良くなれるそうなので、僕はカピバラみたいな性格です。
「日本ファンはとてもリラックスさせてくれる」

カンダニエル:僕をとてもリラックスさせてくれる印象です。今回のライブもリラックスできたのは、日本の皆さんがそのような雰囲気を作ってくださったおかげだと思います。SNSのコメントは翻訳機を通して読んでいますが、それがとてもおもしろいです。翻訳機ってカンペキではないじゃないですか。日本語で短くコメントがあって、絵文字もついてないから「真面目なコメントなんだろうな」と翻訳機をかけたら「彼は神」と出てきて、思わず爆笑してしまいました(笑)。
――笑顔がかわいい、セクシーだと称賛の声をたくさん聞いても、ご自身では自分の外見は好きではないとおっしゃっていましたが、カンダニエルさんから見た「かっこいい人」とはどんな人ですか?
カンダニエル:まずは家族を大切にする人です。知り合いのお兄さんたちを見ても、ワイフを大切にする人がかっこいいなと思います。そして仕事を一生懸命にする人ですね。

カンダニエル:ゲームに関連するものばかりですね。パソコンとかVRとか。あっ、最近、韓国で流行っているマッサージ機を買いました。お母さんがほしいというから買ったのですが、今では僕のほうが頻繁に使っています(笑)。どこかが痛いとかではなくて、動画を見ながら座っていると「楽だな~」って感じで(笑)。
――愛猫チャンアちゃんとオリちゃんを溺愛されていますが、魅力を教えてください。
カンダニエル:人懐っこくて、僕を甘く見ていますが、そこがかわいいです。ソファーに座っていると、いつも隣にきます。なにをしてもかわいくて、用をたしている姿もかわいいです(笑)。トイレをするときって力むじゃないですか、その時の顏がかわいいんですよ。でも、見られると気分を害するようです(笑)。とにかく、僕にとって大切で力になる存在ですね。
日本活動に意気込み「得意なものをたくさん見せたい」

カンダニエル:日本の皆さんが好きな愛称でいうとアピーチ(「カカオトーク」のキャラクター)ですかね。以前、アピーチとコラボしたことがあって、それを日本の皆さんがとても好きになってくれたので。コラボを準備する作業も楽しかったことを思い出します。
――日本のDANITYから呼ばれたい愛称は?
カンダニエル:日本で活動を始めたので、新しいニックネームをつけていただきたいです。ぜひ、おもしろいものを考えてください!!
――日本のファンの皆さんは“神田”と呼ぶ人も多いようです。
カンダニエル:日本でそういう名前があると聞きました。それもおもしろいですね。

カンダニエル:人が多い場所はあまり好きではないので、海雲台(ヘウンデ)海水浴場の西側にある冬柏島をおススメしたいです。そこで22歳くらいの時に夜に散歩をしたのですが、すごくよかった記憶があります。でも、夜は真っ暗だからライトは必須です。
――今後日本でどのような活動をしてみたいですか?
カンダニエル:まずは公演をたくさんしたいです。コロナの影響で、思うように活動ができなかったぶん、ファンの皆さんとお会いする機会が増えたらいいです。そして今回は明るい曲をリリースしましたが、次は僕が得意とするディープな曲が入ったアルバムを出して、また公演がしたいです。パフォーマンス的にもボーカル的にも、僕が得意とするものをたくさんお見せしたいです。

カンダニエル:京都に行ってみたいですね。変わったファッションをして街を歩いてみたいです(笑)。日本では個性的なファッションを楽しんでいる人が多いので、それがとてもいいと思います。
――最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。
カンダニエル:このように日本で直接インタビューを受けることができて、皆さんに僕のことを紹介していただけることをうれしく思います。これからも僕を好きになってくださり、応援してくださったらうれしいです。よろしくお願いいたします!!
取材:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔
■リリース情報
日本デビューEP「Joy Ride」
好評発売中
<CD収録曲>※共通
1.Joy Ride
2.TPIR(feat.MIYAVI)
3.Upside Down
4.Loser(feat.ちゃんみな)
5.Ride 4 U
6.1000x
〇初回限定盤(CD+DVD)
品番:WPZL-32004~5
価格:3,500円+税
<DVD収録内容>
「Joy Ride」ミュージック・ビデオ
「Joy Ride」ミュージック・ビデオ メイキング映像
〇通常盤(CD)
品番:WPCL-13403
価格:2,500円+税
■関連リンク
カンダニエル日本公式サイト:https://kangdanieljapan.com
記者 : Kstyle編集部