Stray Kids、タイトル曲「CASE 143」のMVを公開…お茶目な表情に注目

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Stray Kidsが、恋に夢中な人に変身した。

Stray Kidsは10月7日の午後1時、音楽配信サイトを通じてニューミニアルバム「MAXIDENT」をリリースした。英単語「Max」「Maximum」と「Accident」「Incident」の合成語で、アルバム名にふさわしい大人気K-POPグループのカムバックである。

今回のアルバムは、タイトル曲「CASE 143」をはじめ「CHILL」「Give Me Your TMI」「SUPER BOARD」「3RACHA(バンチャン、チャンビン、ハン)」「TASTE(リオ、ヒョンジン、フィリックス)」「Can't Stop(スンミン、I.N)」、日本での2ndミニアルバムのタイトル曲「CIRCUS」の韓国語バージョンまで、全8曲が収録されている。Stray Kidsは、「愛、感情という普遍的なテーマを、自分たちだけのマニアックな視線で見た曲で構成されたアルバムだ」と説明した。

グループ内のプロデュースチーム3RACHA(バンチャン、ハン、チャンビン)を主軸に、メンバーたちは正式デビュー前にリアリティーを通じて披露した「Hellevator」「BEWARE」「Spread My Wings」「YAYAYA」などを皮切りに、4年以上の期間にわたって、すべてのアルバムのタイトル曲とほとんどの収録曲を直接プロデュースしてきた。そんな実力派グループらしく、ニューアルバムにも自作曲を収録して、Stray Kidsの音楽世界を強固なものにした。

タイトル曲「CASE 143」も、3RACHAが手掛けた楽曲だ。その中でもリーダーのバンチャンは、複数の前作のタイトル曲と同じく、作詞・作曲はもちろん、編曲にも参加して、類まれなる才能を証明した。

注目すべきポイントは、Stray Kidsが初めてラブソングを全面に打ち出したという点である。これまで“恋”をテーマにした曲を収録曲で披露したことは少なくなかったが、タイトル曲として歌うのは今回が初めてで、多くのK-POPファンの好奇心を刺激した。

先立ってStray Kidsは、新メニューに神がかかったという二重の意味を込めた「神メニュー」、K-POPのファンたちを関係者(ファン)以外立ち入り禁止の区域に招待するという愉快な誘惑ソング「Back Door」、noise(騒音、雑音)を出すやかまし屋の間でも怯まず、“ソリクン(歌い手)”として堂々と言いたいことを言って信念を守るという意味を込めた「ソリクン」、非凡な変わり者たちの話を描いた「MANIAC」を披露して、麻辣味のように強烈な音楽世界を構築した。

Stray Kidsは7日0時、公式YouTubeチャンネルを通じて公開した映像「INTRO 『MAXIDENT』」で、ニューアルバムについて「今回のアルバムを一言で表現するとしたら“一つの事件、一つの事故”だ」とし「タイトル曲のテーマを、まだ一度もやったことのないテーマにしたこと自体が大きなポイントだと思う」と紹介した。

続けて、「たくさんの歌手の方々が語る愛とは、雰囲気が違う。平凡な愛の歌ではない。Stray Kidsが初めて経験した“愛”という事件をどのように見てもらえるのか、期待している。Stray Kidsだけの愛とは何なのか、その表現を見守ることが一つのポイントだと思う」と付け加えた。

歌詞にもStray Kidsならではのウィットに富んだ表現方法が際立つ文章が並んでる。彼らは初めて感じる感情によって混乱する気持ちを「事件発生(CASE)」に喩えるだけでなく、「143」というコードで分析した。「143」は「I LOVE YOU」という文章を、英語の文字数で表している。

Stray Kidsは半音階に沿って展開されるシンセライン、スピーディなメロディに「You got me losing patience / コントロールできない emotion / 思い浮かぶ、君の姿 I never feel alright / 数多くの感情が衝突する どうしたの」という歌詞で、愛によって混乱した感情を歌った。

それから「Why do I keep getting attracted/磁石のように引きずられる/I cannot explain this reaction/これ以外143/Why do I keep getting attracted/君の姿だけが浮かび上がる/I cannot explain this emotion/143/I LOVE YOU」など歌詞を通じてどうしようもなく、相手の魅力にすっかりハマってしまった話し手の状態を描いた。特にサビはまるで呪文を唱えるような中毒性がある。

Stray Kidsは今年3月、ミニアルバム「ODINARY」を発売して以来、米ビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を獲得すると共に、夢の舞台に挙げられたKSPO DOME(オリンピック体操競技場)で単独コンサートを開催し、ニューアルバムの先行注文が273万枚を突破するなど、注目すべき成果をおさめた。このように、K-POPの歴史を塗り替えているStray Kidsは今秋。「MAXIDENT」を通じて全世界の音楽ファンにStray Kidsだけのラブリーなエネルギーを届ける。

記者 : ファン・ヘジン