キム・ドンヒ、いじめ疑惑に関する嫌疑なしの処分に暴露者が反論「事実が誤って報道された」

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写真=OSEN DB
俳優のキム・ドンヒのいじめ疑惑を最初に提起したA氏が、改めて立場を表明した。

12日、あるメディアは、キム・ドンヒがA氏を相手にした名誉毀損(情報通信網利用促進及び情報保護などに関する法律違反)に関するA氏の不起訴処分(嫌疑なし)の理由通知の一部を公開した。

通知書によると、キム・ドンヒ側は「小学5年生の時にA氏を暴行したのは事実だが、A氏が主張したような、はさみやカッターナイフを持ったことは全くなく、そのような真似もしたことがなく、足で胸あたりを押した程度の暴行だった」とし「A氏が誹謗中傷の目的で虚偽事実を摘示し、(キム・ドンヒの)名誉を毀損した」と主張した。

これに対して、A氏は「当時、キム・ドンヒの暴行によって、教頭先生から小学校の代表として謝罪を受けた」「キム・ドンヒと彼の母親が家に謝罪しに来た」とし、当時の教頭の録取と、キム・ドンヒが自身を暴行するのを目撃した多数の供述などを証拠として提出した。

検察は、A氏がキム・ドンヒから暴行の被害を受けた当時の状況を具体的に記憶している点、当時の教頭もキム・ドンヒの暴行事件を記憶している点、目撃者の供述がA氏の供述と一致する点などを挙げ、A氏の主張を虚偽とは認めがたいと判断した。また、キム・ドンヒを誹謗する目的があったという主張に対しても「認めがたい」と判断し、“証拠不十分”でA氏の名誉毀損容疑に対して嫌疑なしの不起訴処分を下した。

A氏の嫌疑なしの処分後、キム・ドンヒの法定代理人は該当の内容が収められた公式コメントを発表し「長い時間が経った小学生時代のことであり、お互いの意見の違いと主張を裏付ける明らかな証拠がない状況であったため、嫌疑なしという捜査結果が出ました。嫌疑なしという捜査の結果は、提起された疑惑が事実だという意味ではありません」と明らかにした。

しかし、公式コメント上には「名誉毀損に対する嫌疑なし」であると明記されておらず、報道の過程で過ちが生じ、一部の記事で「A氏の名誉毀損容疑が嫌疑なし」ではなく「キム・ドンヒのいじめ疑惑が嫌疑なし」であるかのように、誤って報じられたというのがA氏の主張だ。

特にA氏は、このメディアとのインタビューを通じて「(キム・ドンヒに)いじめ疑惑を認めて心から謝罪してほしい」とし「家まで来ることまでは望んでいない。キム・ドンヒの記事や作品を見るだけでもトラウマで苦しんでいる人がいる。ただ、事実を認めて正式に謝罪してほしい」とコメントした。

昨年2月、オンラインコミュニティにはキム・ドンヒがいじめ加害者だという暴露文が掲載された。暴露した人物は「人を殴っていじめるのが日常だった人が、堂々と芸能人という職業をして、人々に愛されるのが許せない」「小学校、中学校時代の人たちは全て知っている。彼がどのような人なのか、この町に住んでいたことも、隣の学校に通っていた人々まで全て知っている」と主張した。

これに関連して、キム・ドンヒの所属事務所は「オンライン上に流布されているキム・ドンヒ関連の書き込みは、2018年に初めて掲載され、当時所属事務所が俳優本人と学校の関係者に事実を確認した結果、いじめに関連した事実はなかったことを確認した」とし「この事案に対して法的措置を行う」と公式コメントした。

記者 : キム・ナヨン