ユ・オソン&チャン・ヒョク、映画「狼たちの墓標」で約6年ぶりに再会“多くの観客に見てほしい”(総合)

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俳優のユ・オソンとチャン・ヒョクが映画「狼たちの墓標」で再会した。

1日午後、ソウルロッテシネマ建大入口(コンデイック)で映画「狼たちの墓標」のマスコミ向け試写会及び舞台挨拶が行われ、ユン・ヨンビン監督と俳優のユ・オソン、チャン・ヒョク、パク・ソングン、オ・デファン、イ・ヒョンギュン、シン・スンファン、チェ・ギソプらが出席した。

同作は、江陵最大のリゾート建設を巡る様々な組織の野望と陰謀、そして裏切りを描いた映画だ。

ユ・オソンとチャン・ヒョクは2015年に韓国で放送されたドラマ「客主 ~商売の神~」以来、映画「狼たちの墓標」で約6年ぶりに再会し、注目を集めた。チャン・ヒョクが主役、ユ・オソンが悪役で出演したドラマとは違って、スクリーンでは2人の俳優の役割が変わり、新鮮なシナジー(相乗効果)を披露した。また、映画はセット撮影を最小限に抑え、激しいアクションを繰り広げる。

この日、ユン・ヨンビン監督は「実は江陵は植民地支配から解放された後、ずっと開発されずにいましたが、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のおかげでKTXが建設されて、開発が進められました。江陵出身として開発に対する期待も、心配もありましたが、開発されることなく、残ってほしいという色んな感情が混じって、このようなシナリオを書くことになりました」と明かした。

続けて「伝えたいメッセージがありましたし、完成度の高い映画で伝えたかったです」と付け加えた。

ユ・オソンは、劇中で江陵最大組織の首長で、平和と義理を何よりも重視するキルソク役を務める。カリスマ性を披露するのはもちろん、ヒューマニズムまで兼ね備えた複合的な人物を表現した。

特に、彼は映画「狼たちの墓標」を自分の代表作である「ビート」「友へ チング」を次ぐ、ノワール作だと自信を示し、注目を集めた。彼は「3作とも負け犬の話で、また基本的に人間に対する憐憫を持っているという共通点がある」と説明した。

また、彼は「新型コロナウイルス感染拡大の中、スタートを切る韓国映画です」とし「多くの観客に見てほしいです。ありがとうございます」と付け加えた。

チャン・ヒョクは血も涙もない悪役のミンソクに扮した。欲しいものを手に入れるためなら手段と方法を選ばない厳しい人物として完璧に変身した。

彼は「今回の作品は単純にアクションというよりミンソクが生きていくパフォーマンスに焦点を合わせました」とし「ミンソクが悪党ではありますが、ただ漠然とした悪党のような感じではありません。内面の状態が船に閉じ込められた人のような、そのように解釈して演じました」と述べた。

また、「江陵で本当に多くの時間を過ごしながら共に撮影した作品なので、この感じがうまく伝わってほしいです」と付け加えた。

オ・デファンは、キルソクのそばを見守る右腕のヒョングンに扮する。彼は「江陵の方言が大変で、苦労したことを覚えています」とし「僕が感じているこの熱気の分だけ、この映画が熱く盛り上がってほしいです。多くの関心をお願いします」と語った。

映画「狼たちの墓標」は、11月17日に韓国で公開される。

記者 : キム・ナラ、写真 : ソン・イルソプ