ソン・ジヒョ「魔女食堂にいらっしゃい」でツンデレな魔女を熱演“シーズン2があったら出演したい”

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写真=Creative Group ING
女優のソン・ジヒョが、TVingオリジナル「魔女食堂にいらっしゃい」に出演した感想を明かした。

最近オンラインで行われたインタビューで、ソン・ジヒョは「新しいことに挑戦し、それに慣れていく過程を楽しむほうです」とし「これからもそうした心構えで仕事をしていきたいです」と明かした。

今年でデビュー20周年を迎えたソン・ジヒョはドラマ、映画、バラエティなどジャンルを問わず出演し、精力的な活動を続けている。彼女は牛のように一所懸命に働くという意味で作られた“ソ(牛の韓国語の発音)・ジヒョ”という自身のあだ名を聞いて「私はワーカホリックです」とし「一生懸命に生きてきました。努力しました」と過去の時間を振り返った。

「魔女食堂にいらっしゃい」は、代価のある願いを売る魔女食堂で、魔女のヒラ(ソン・ジヒョ)と同業者のジン(ナム・ジヒョン)とバイトのギルヨン(チェ・ジョンヒョプ)が、それぞれ事情を持つゲストたちと作っていく物語を描いた作品だ。

事前制作ドラマを初めて経験したソン・ジヒョは「完成したものを気楽に見ることができましたが、視聴者の反応を直接確認するのが難しかったです」とし「ドマラがうまくできているのか、実感することができなかったですが、周りの方々によく似合うと言われて、私にとって一番の称賛でした」と満足感を示した。

彼女は長年のバラエティ番組出演で得た親しみやすく愉快なイメージから離れ、魔女のヒラに180度変わった姿を見せた。平凡な人々の願いを叶える魔女のヒラは美しくて何でもできるように見えるが、実は残酷な一面を持つ。華やかな衣装、尖った爪、紫色のオーラが魔女のアイデンティティを表している。彼女は「作ってくださったものをよく似合うようにしただけです」とし「素敵に見えるようにサポートしてくれたスタッフに感謝します」と、スタッフに花を持たせた。

この作品は彼女にとって挑戦だった。主に現実的なキャラクターを演じてきた彼女は、魔女役に自分がどれだけ似合うのかを試してみたいという気持ちで出演を決めたといい、「魔女は東洋的ではないため、多くの方々に親しみやすい姿を見せなければならないと思いました」と明かした。

「しかし、ドラマの序盤にはキャラクター的に考えすぎた部分もあり、魔女という枠の中に閉じ込められていました。監督から『魔女のヒラは、人間世界に共存しているキャラクターなので、あまり魔女らしくないようにしてください』と言われました。そのようにキャラクター的な部分と人間的な部分を組み合わせて、私だけの“ツンデレ魔女”のヒラを作り上げました」と語った。

ソン・ジヒョが魔女食堂を訪れるお客さんだとすれば、彼女は果たしてどのような願いを叶えたいのか。彼女は「新型コロナウイルスの収束です。以前は分からなかった周りの人とのささやかな時間、当たり前のように家族と外食した時間などが懐かしいです。撮影現場もそうですし、多くの方々が苦しんでいるこの時間が早く終わってほしいです。ありきたりな回答かもしれませんが、素朴な日常生活がとても懐かしいです」と話した。

「魔女食堂にいらっしゃい」は全8部作と短く、シーズン2を期待する視聴者も多い。しかし、すでにヒラがジン(ナム・ジヒョン)に魔女食堂のオーナーのバトンを渡しており、ソン・ジヒョがどのような役で出演できるだろうか。彼女は「シーズン2を撮るのであれば、もちろん出演します」とし「もうジンの魔女食堂ですが、ヒラが役に立つなら出演するつもりです」と前向きな姿勢を見せた。

2001年に雑誌モデルとしてデビューし、いつの間にかデビュー20周年を迎えたソン・ジヒョは「以前は愚痴を言ったり、仕事の大切さよりも瞬間的な感情に振り回された時期が多かったです」とし「今はもっと多様な、意味のある感情を感じることができる人に成長したく、努力しています」と述べた。

続けて「今は演技をするこの時間と、まわりのスタッフがどれほど大切なのかをより大きく感じ、深く愛する心を持つようになりました。これからもっと成長する立派な人になるように努力します」と意気込みを語った。

記者 : パク・ユンジン