「ドラキュラ」ジュンス“初演よりもプレッシャーを感じる…今日が最後という気持ちで頑張っている”

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写真=OD COMPANY
「ミュージカル『ドラキュラ』は、僕にとってミュージカル俳優という修飾語が恥ずかしくないように、近道を案内してくれた作品です」

ジュンスは最近、インタビューを通じて初演から出演している「ドラキュラ」についてこのように話した。

ミュージカル「ドラキュラ」はアイルランド出身の作家ブラム・ストーカーの同名小説を土台に、400年を超える時間、一人の女性だけを愛するドラキュラ伯爵のストーリーを描いた。2014年の韓国初演後、2016年と2020年にも上演された。

ジュンスが直接アイデアを出して初演から披露してきた強烈な赤色の髪は、象徴のようになっている。彼は「ありがたくも反応がよくて、全シーズンでスタイルを維持することができました」とし「赤色の髪を維持しながら数ヶ月間公演するのは、色も薄くなって簡単ではないですが、そうしないと初心を失うのではないか心配になって、今回も赤色の髪にしました」と述べた。

彼は今回のシーズンでチョン・ドンソク、シン・ソンロクと共にドラキュラ役を演じる。毎シーズン、ドラキュラ役を務めて最強のチケットパワーを誇示してきたジュンスには、「シャキュル(シア・ジュンス+ドラキュラ)」「ドラキュラ職人」などのニックネームもできた。

ジュンスはこのような評価について「身に余ります。感謝しています。いつも頑張っています」と謙遜した態度を見せた。そしてジュンスのドラキュラは「サイコのようなドラキュラというか。人間的な部分よりもシニカルでぞっとする雰囲気を表現しようとしました」と差別化した部分について説明した。

新型コロナウイルスの状況の中にもかかわらず「ドラキュラ」は、2シーズン連続で上演されている。今年5月には、開幕を控えて一部の出演俳優がPCR検査で陽性判定を受け延期されるなど、紆余曲折を経て出発した。ジュンスは「前シーズンでは今年の公演を通じて挽回できると思っていたのに、今も新型コロナウイルスの状況の中で公演しています」とし「残念ですが、一方では公演できるというだけでも感謝しています。舞台で観客に会うというのがどれだけ大切であるのかもう一度感じましたし、お互いに徹底して防疫規則を守っています」と述べた。

ジュンスはチョン・ドンソク、シン・ソンロクが作っていくドラキュラへの感想も伝えた。「ドンソクさんは親しい後輩です。再演から一緒にしましたが、重々しい雰囲気が魅力ですね。ソンロク兄さんと呼吸を合わせるのは初めてですが、歌が上手だなと思いました。最も古典的なドラキュラをよく表現しているようです」

4シーズン連続で「ドラキュラ」に出演したジュンスは、この作品に特別な意味を持つようになった。「毎シーズン参加したい作品です」と欲を見せた彼は「『ドラキュラ』は、僕にとってミュージカル俳優という修飾語が恥ずかしくないように、近道を案内してくれた作品です」とし「いつも僕をキャスティングしてくれるスタッフに感謝します。初演の時よりもプレッシャーがすごいです。より感動的な公演を見せようと、今日が最後という気持ちで頑張っています」と語った。

「ドラキュラ」は韓国で8月1日まで上演される。

記者 : パク・ユンジン