ONF、1stフルアルバム「ONF:MY NAME」でカムバック“新しくデビューする気持ちで準備した”

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写真=WMエンターテインメント
ONFが新曲を引っさげて戻ってきた。

ONFは24日午後6時、音楽配信サイトを通じてニューアルバム「ONF:MY NAME」を発売した。今回のアルバムは、ONFが昨年8月10日に発売した5thミニアルバム「SPIN OFF」以来、6ヶ月ぶりに発売するニューアルバムだ。デビュー4年ぶりに初めて発売するフルアルバムであるだけに、いつにも増してアルバムの準備に力を入れたという。

前作「SPIN OFF」がユートピアを探して時間旅行をする過程を描いたアルバムだとしたら、今回の「ONF:MY NAME」は統制された未来で自由を求めて旅立つ少年たちの青春を描いたアルバムだ。ニューアルバムにはONFがデビュー後公開してきたアルバムを通じて語ってきた時間旅行のもう一つのキーワードやスポイラー(ネタバレ)が隠されている。

ONFの1stフルアルバムは、全11曲で構成された。タイトル曲「Beautiful Beautiful」は爽やかなファンキーハウスジャンルの楽曲で「僕の人生のすべての叫びがまさに芸術」と語るONFのメッセージを盛り込んでいる。デビューした頃からONFとタッグを組んだヒットメーカープロデュースチームMonoTreeのファン・ヒョンが単独で作詞・作曲・編曲を手がけた。ONFのメンバーワイアットもラップメイキングに参加しており、目を引く。

コロナの影響で苦しい生活を強いられている中、希望に満ちた聞きやすい応援ソングであることも注目ポイントだ。ONFは弾む軽快なビートに合わせ「I'm Beautiful / 歌って yeah yeah yeah / 僕の人生の全ての叫びがまさに芸術、芸術、芸術 / I'm Wonderful / 感じる la la la la / これ見よがしに僕たちはパッと咲き誇って歌う」「生きている / 僕たちは夢を見る 僕たちは / 美しい僕たちここにいる」とポジティブなエネルギーを伝える。

音源と共に公開されたミュージックビデオはこれまでONFだけでなく、B1A4、OH MY GIRLなど人気グループのミュージックビデオを演出したSunny Visualのユ・ソンギュン監督がメガホンを取った。アルバムを貫くテーマに相応しい感覚的な演出、華やかなCGとSF的想像力は1本のサイバーパンク映画を見ているような満足感を与える。

これまで多数の名曲を披露してきたグループらしく、フルアルバムも良質な歌で満たした。先行公開曲「My Name Is」は全メンバーが作詞に参加して自身について率直に紹介した楽曲で、この他にも3人のボーカルユニットONチーム(ヒョジン、E-TION、MK)の異なるボイスに出会える「Thermometer」、3人のパフォーマンスユニットOFFチーム(J-US、WYATT、U)のEDMジャンルの楽曲「Secret Triangle」、夢を現実にする人はいつも胸に不可能な夢を持つリアリストであるという話をこめた「The Realist」, 間奏の意味で使われる「Interlude」を副題にする「On-you(Interlude)」もタイトル曲に劣らないクォリティを誇る。

この他にも今回のアルバムには息苦しい時代を生きる人々を慰めるファンキーポップジャンルの「Trip Advisor」、ONFならではの甘いボーカルが印象的な「Feedback」、ピアノとストリングだけで構成されたミニマルなトラックとメンバー達の流麗なボーカルが調和したバラード曲「I.T.I.L.U.U.」、タイトル曲「Beautiful Beautiful」英語バージョン、デビューアルバムに収録された「Lights On」を新たに編曲した「Lights On (2021 Ver.)」など、ONFだけの個性を込めた楽曲が収録されている。

2017年8月にデビューアルバム「ON/OFF」で音楽界にデビューしたONFは、クセになる音楽としっかりした構成のステージ、優れたコンセプトで音楽ファンに愛され、多数のファンを確保した。特に昨年、Mnetボーイズグループサバイバル番組「Road to Kingdom」で優れたステージを披露して2位になったことに続き、5thミニアルバム「SPIN OFF」のタイトル曲「Sukhumvit Swimming」でデビュー3年で初めて音楽ランキング1位になり、目覚しい成長を遂げた。

充実したフルアルバムで戻ってきた彼らの目標はONFだけのアイデンティティを明確にし、音楽番組で1位を獲得することだ。

ONFはカムバック記念記者懇談会で「新しくデビューする気持ちで初心に戻って準備しました。今回のアルバムを通じて、ONFだけのアイデンティティをしっかりアピールしたいです。ONFは自身だけの色で一段階ずつ成長していることをお見せします。ONFだけのジャンルをする人々という話が聞きたいです。今回のタイトル曲を聞く多くの方が日常の中で力を得てほしいです」と語った。

記者 : ファン・ヘジン