「K-POPスター」出身キム・ユニ、歌手として正式デビュー“不安もあるけど、これからが楽しみです”

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写真=KMOONfnd
「まだ恋愛も、別れも経験したことがありません。小説や詩を通じて恋を学びました(笑)」

現役高校生で歌手のキム・ユニがSBS「ファンタスティック・デュオ」で、大先輩歌手イ・ムンセと目を合わせて情熱的に「彼女の笑い声だけ」を熱唱して当時話題を集めた。

最近デビューシングル「雨が降る」と「初めてでしょう」を発売し、歌手として正式デビューした。「ファンタスティック・デュオ」での縁でキム・ユニは、イ・ムンセの所属事務所でここ3年間、歌手デビューを着実に準備してきた。

「心がワクワクします。幼稚園の頃、小学校の入学式を控えているようなトキメキです。ファンが友人だとしたら、ファンと親しくなりたいのに、親しくなれるか心配になる一方で、歌手としてこれからの生活を楽しみにしています」

あどけない表情で「まだデビューするのが実感できない」と話しながら笑う少女だが、「雨が降る」で別れの懐かしさを歌う哀切な声もキム・ユニだ。

イ・ムンセはこの小さい体の少女の声から、情熱的で純粋な感性を見つけた。

「イ・ムンセ先輩と歌を歌う時、まるで二人きりでいるように歌ったけど、歌が終わったら『今、私何したんだろう』と思うほど緊張しました」と話すキム・ユニの目には、その日、目の前に舞い落ちた紙吹雪が今も落ちているという。

「イ・ムンセ先輩は、私にとってもう一人の父親ができた感じです。たまに事務所の方々と食事に行く時や、公演が終わった後に会いますが、会うたびに『ユニちゃん、背が高くなったね? 元気だった?』と話し、アドバイスもしてくれます」

写真=SBS「ファンタスティック・デュオ」放送画面キャプチャー
「ファンタスティック・デュオ」以来、SBS「K-POPスター」にも出演して力量を発揮したおかげで、多数の事務所からキャスティングオファーを受けたが、キム・ユニの家族がイ・ムンセの所属事務所と契約を結んだのは、たった一つの約束のためだった。「人気歌手にはならなくても、着実に勉強できる歌手を作る」という約束だ。

「ダイエットしなければならないのに、パンが大好きで大変です」と恥ずかしそうに話していた少女、「JANNABI先輩の『熱い夏の夜は行って残ったのはみすぼらしいけど』の感性が良くてびっくりしました」と目を輝かせた少女。

恋と別れの歌を歌っている彼女に「恋愛したことがあるのか?」と質問すると、目を大きくして「記者さんは恋に落ちたことがありますか?」と聞き返す姿に純粋な魅力が溢れていた。

記者 : イ・スンロク