【REPORT】ドリームチーム、UNBが初の日本コンサートを開催!これまでの歩みを凝縮したライブは見どころ満載
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アクロバティックな「Black Heart」にファンが大熱狂
UNBは6月28日に2ndEP『BLACK HEART』をリリースしたばかり。初のコンサートは“新曲を引っ提げて”は勿論のこと、オーディション番組でお披露目したミッション曲も演じ、彼らの“これまで”と“今”をしっかりと感じさせるものに。メイン・ダンサーのウィジンは「これまで僕たちがどのように成長してきたのか、それを見てほしい」とファンを楽しみにさせる。そして、白のスーツで颯爽と登場したメンバーのステージは、記念すべきデビュー曲「感覚」から幕開け! 続く「クロジョ」は、愛する女性(ファン)をたたえ、彼女に向かって「僕を引き上げてほしい」と乞うラブソング。ラッパーのマルコは「I'm so into uuu」という自分のパートで、自分の指先をファンの一人一人に向けるように歌い、全員が一つになって演じるポッピン・ダンスは圧巻の一言! 足を負傷したハンソルがダンス曲への参加を見送ったため、8人でのパフォーマンスとなったが、減員1を微塵も感じさせない熱きステージに、フロアは初っ端からホットとなる。
続く自己紹介はユーモラスに。トーク中、ホジョンがジャケットを脱ぎ、左腕にかけていたのも、パフォーマンスのアツさを物語るもの。デウォンが「UNBの天使を担当しています」と話せば、隣にいたメイン・ボーカルのチャンがすかさず彼の後ろで手をヒラヒラさせ、デウォン・エンジェルの完成だ。
「皆、元気?」と元気いっぱいに挨拶したジュンは客席に向け「俺は~?」と問いかけ、客席は「ジュ~~ン」とレスポンス。右手を突き出し「俺はプリンス、ジュンだ!」とキメると同時にウィンクも演じ、伊達男ぶりを発揮。マルコが「UNBの男」と、ちょっと??? な自己紹介をすると、リーダーのFEELDOGが「オトコ??」と突っ込み、会場は大爆笑!
そんなトークの後は、トロピカル・テイストを聴かせたサマー・チューン「Ride with me」でファンを南国パラダイスへとご招待。ハンソルは椅子に腰かけながらの歌唱だが、時折、手を左右に振って会場を揺らし、座りながらのパフォーマンスでも、そのグルーブ感にハンパはない。他のメンバーはそんな彼の元に駆け寄りながら、かつ自由に動き、フリーダム感満載のステージングで魅せていく。続く「Moonlight」も夏の夜、月明かりの下が舞台のサマー・ソングで、恋に落ちる男女のときめきをロマンチックに表現。甘いメロディにのせて体をゆったりと揺らしながら歌い、終盤にはモニター上に大きな月が浮かび、とってもムーディー。抽選で選ばれたファンの携帯を使って、メンバーがパフォーマンスのセルフィー動画を撮影し、それをプレゼントするというエクスクルーシブな企画もあり、プレゼントまでとことんスウィート!
そして、いよいよの「Black Heart」では、マルコのエア・ピアノ、エア指笛がビシビシ決まり、終始、全体をリード。FEELDOGは彼をこの曲の指揮者に例えた。また、エレクトロ・スウィングのウキウキするようなサウンドが耳を刺激し、スピーディー&アクロバティックな展開に見る者のハートはドッキドキ。最後、PVやテレビの歌番組では、残念ながら合格できなかったハンギョルが華麗なバク転を演じるのだが、この日、彼のサポートはなく、メンバーが彼の不在をカバー。もちろん、格好良さ満点にキメ、この日のハイライトになった。
その後はトークでこの曲のポイントのおさらいだ。メンバーは第一の注目ポイントとして格好いいステップをピックアップし、ウィジンが改めてのステップを生披露。そしてそれぞれが自分のポイントをアピールする。
そして前半の最後は黒のインナーに赤のスーツを重ねたファッションで危険な香りを漂わせて「Dancing With The Devil」をパフォーマンス。クールな格好良さで締めた。
日本のUNMEにスペシャル・ステージのプレゼント
ビデオ上映を挟んだ後の後半はユニット編成でのスペシャル・ステージからスタート。まずはキジュン、ハンソル、FEELDOG、ジュン、デウォンの5人がRADWIMPSの「なんでもないや」をカバーする。デウォンからキジュンのマイクリレーはアカペラで演じられ、その後、センターのハンソルにバトンタッチ。ラップがメインフィールドのFEELDOGもボーカルを光らせ、この曲の大きな聴きどころの一つに。FEELDOGが、キジュンと、そしてハンソルと見つめ合うように歌う場面も感動的だ。歌い終えた後、この曲をチョイスしたデウォンは「アカペラのパートですごく緊張した」と振り返るが、ジュンは「練習の時、『本当にこの曲できるかな?』と心配したけど、(デウォン&キジュンのアカペラは)練習の時より100倍良かった」と大絶賛。特に、この日、喉の調子が良くなかったキジュンとは握手&ハグで労った。そしてボーカリストとしての実力を見せたFEELDOGは歌い終えた後も伸びる歌声を生でアゲイン。ジュンは彼の肩を抱えて称賛した。ストリート系ファッションにチェンジしたホジョン、チャン、マルコ、ウィジンの4人が演じるのはBIGBANGメドレーだ。チャンの憂いを帯びた声からスタートする「If You」に続けて「FXXK IT」を演じ、その後、一旦舞台を後にするかのようにフェイント。そして緩急をつけた上で「FANTASTIC BABY」を演じ、4人は持てる限りのエネルギーを爆発させた。
またライブ後、マルコは「If You」にオリジナルのリリックを添えた事を明かし、改めて生ラップをパフォーマンス。「今回のEPにもたくさん詞を書いているのでチェックして下さい」とアピールした。
そして再び全員が一つになり、9人でのパフォーマンスへ。デウォンが映画『いま、会いにゆきます』にインスパイアを受けて作った「After the rain」は激しく降る雨をバックに歌い、メンバー全員が作詞に参加した「信じて」では歌を通じてファンへメッセージ。新たなステージに立ち、これからも夢を持ち続けて頑張ろうとするメンバーたちを、もっと信じてほしい、と願う気持ちを伝え、キジュンが自分の手を左右に振れば、フロアの手も左右に、そして、サビではメンバー&ファンの手が前後に力強く揺れた。
次回は9人編成のフルパフォーマンスで!
アンコールは番組で披露した曲をメドレーで演じ、美味しいところをギュギュッと凝縮したメンバーたち。まずは番組のオープニングに向け、参加者全員が参加したマッシブ・チューン「My Turn」をチョイスし、新たな物語を紡ごうという決意を込め“今度は俺の番”と歌う。セレクト・メンバーで演じるダンスチューンだが、ハンソルも舞台下手に立ち、体を揺らしてダンスに参加。少しでもパフォーマンスに参加したいという彼の強い熱意を感じずにはいられなかった。キジュン:もっと歌いたいのに、もっと格好いい姿をお見せしたかったのに残念です。機会があれば、この次も、またその次も歌いたいです
デウォン:舞台の上から皆さんを見ていると、本当に力になり、元気をもらえます。いつも大きな声で応援して下さり、ありがとうございます。また会う機会がありますから、その時、またいい姿をお見せできるよう、一所懸命努力するUNBでいたいと思います。本当に皆さん、とっても綺麗です!
チャン:やっぱりUNB!(と、自分たちの格好良さに膝がガクブルし、崩れ落ちる) 日本で初めてのコンサートが出来て、気分が新たになりました。UNBの1stコンサート(サムズアップ!)。本当にドキドキし緊張もしましたが、皆さんのおかげで迎えることが出来ました。愛してる!
ジュン:皆さん、めちゃくちゃ笑って下さい。今より大きく、ずっと死ぬまで一緒に笑おう! 僕たちUNBはあなたたちの力になるから、大変な時、俺らのことを考えて! 俺についてこい。好きだ!(キジュン、デウォン、チャン、ウィジンの4人がジュンについていくように、後ろに回り、会場は大爆笑!)
ホジョン:また日本に来ることが出来て、不思議な気持ちです。これからもずっとこうした公演をしていきたいです。これからもUNBを宜しく御願いします。
FEELDOG:二ヶ月間「出来るかな?」と心配しながら準備したのに、出来たよね。UNB、凄いな! 皆さん、「スケジュール大丈夫?」とか「大変だね!」とか言わないで。
FEELDOG:UNBは皆さんと一緒にいる今の時間が全然大変じゃないです。“今から”ですから、沢山、応援お願いします!
ハンソル:皆さん、凄いです。全員揃ってのパフォーマンスをお見せできなくて残念です。早く治して次回は格好いい姿をお見せしたいです!
マルコ:次は5階席まである会場でライブを行いたい! 次のステージもすごく格好いい姿をお見せします!
ほとんどのメンバーが日本での活動経験を持ち、客席とのやりとりに新人っぽさはない。むしろ、選ばれし者たちだけが持つドリームチームの雰囲気をも漂わす、それがUNBだ。今回は残念ながら、セクシー&フィジカル担当のハンソルのパフォーマンスはお預けとなったが、その分、次回が楽しみ。9人完全体でのフルパフォーマンスが待ちきれない!
ライター:きむ・たく
【公演概要】
「UNB Japan 1st concert」
日時:2018年7月6日(金)1部 開場13:00 / 開演14:00
会場:豊洲PIT
記者 : Kstyle編集部