坂本龍一が音楽を担当!映画「天命の城」の監督がコメント…“想像もしていなかった”

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ファン・ドンヒョク監督が世界的な映画音楽の巨匠坂本龍一と作業したきっかけについて語った。

25日午後2時、ソウル龍山(ヨンサン) CGVでは、映画「天命の城」のマスコミ向け試写会が開催された。ファン・ドンヒョク監督をはじめ、イ・ビョンホン、キム・ユンソク、パク・ヘイル、コ・ス、パク・ヒスン、チョ・ウジンが出席した。

「天命の城」は1636年仁祖(インジョ) 14年丙子の乱、進むところも退くところもない孤立無援の天命の城の中、朝鮮の運命がかかった最も熾烈な47日間の物語を描いた作品だ。

同作には「ラストエンペラー」「レヴェナント:蘇えりし者」などの映画音楽を手掛けた坂本龍一が音楽監督として参加し、話題を集めた。坂本龍一が韓国映画の音楽監督を務めたのは初めてである。

ファン・ドンヒョク監督は「『ラストエンペラー』の感じと、『レヴェナント:蘇えりし者』の一人で苦痛を味わう姿を盛り込みたいと思っていたが、参考にしていたこの2作とも坂本龍一さんが手掛けた音楽だった」と話した。

ファン監督は「一緒にやってみたいとは思っていたが、世界的な音楽監督に連絡することは想像もしていなかった。そんな中、偶然、制作会社の代表が彼のインタビュー記事を見せてくれた。とても(心が) 開かれている方だと思って連絡し、快く嬉しい気持ちで一緒に作業することになった」と話した。

ファン監督は「坂本龍一さんはニューヨークに、僕は韓国にいた。毎日メールのやりとりをし、2ヶ月間紆余曲折を経て出てきた結果物が『天命の城』の音楽だ」と伝えた。

「天命の城」は秋夕(チュソク:日本のお盆に当たる韓国の祭日) 連休である10月3日に韓国で公開される。

記者 : イ・ウイン、写真 : キム・ジェチャン