シン・ジフン「音楽、演技、フィギュアスケート…様々な経験を積みたいという欲が強い」
10asia |
2012年12月、シン・ジフンはジャクソン5(ジャクソンファイブ) の「Ben」でSBS「K-POPスター2」ランキングオーディションに臨んだ。彼女のステージに審査員のBoAは「フィギュア界と音楽界が戦争を宣言するかもしれない」と審査評を残した。しかし2017年2月、シン・ジフンはフィギュアスケートはもちろん、歌手としても活躍している。また昨年は映画「荊棘の秘密」に出演、フィルモグラフィーを積み始めた。多彩多能な魅力を兼ね備えたシン・ジフンは、先日10asiaを訪れ、もっと多くの経験をしてみたいと語った。やってみたいことも多く、行ってみたいところも多い、好奇心あふれる二十歳の少女シン・ジフンの笑顔はとても明るかった。
―今年韓国では成人になった。大人の仲間入りをして、最初にやったことは何か。シン・ジフン:両親のお使いでお酒を買った。だけど成人になったからと特に変わったことはなかった。
―外泊や旅行への憧れはないのか。
シン・ジフン:気ままに旅行に行ってみたい。地域の特産物をたくさん食べたい(笑) 私はグルメ番組が凄く好きだ。数日前も「おいしい奴ら」を見て、ホルモン焼きが食べたくなった。
―1月31日に発表した「星が抱いた海」は「JUNGLE GYM」に続く2番目の自作曲だ。
シン・ジフン:いつから始めたのか分からないが、私の競争力を伸ばすということで自作曲の作業を始めた。私は記録したり残すのが好きな方なので、日記を書き続けている。だけど日記は日常を記録するが、自作曲は私が感じた感情を正確に長く記録する感じだ。一種の巨大な日記だ。
―「星が抱いた海」にはどのような感情を込めたのか。
シン・ジフン:「君はもう星だよ」という最後の歌詞が、この歌を通して私が伝えたい言葉だ。2015年の夏に書いた歌で、当時空白期を過ごしながら自信もたくさん失っていた。そうしているうちに「星にならなくても良いんだ」と考えた。ただ今も既に十分だというメッセージを込めたかった。そうであってこそ余裕も持てるし、自信もつくだろうし、重要なことを見逃すことはないだろうから。
―SNSに「星が抱いた海」は、「JUNGLE GYM」を発表した時とは違う雰囲気だと言っていたが?
シン・ジフン:当時感じていた私の気持ちを思い出した。過去の私が感じた感情と考えを収めた歌が、音源サイトにあるのを見て感慨深かった。
シン・ジフン:ピアノはずっとやっていたが、ギターは始めたばかりだった。動画で見せたあの程度が私の実力だ(笑) 楽器を学べば、音楽をするのに役に立つ。ウクレレもできるし、ドラムもリズム感を身につけようと学んだことがある。
―自作曲を書く時、主にどこでひらめくのか?
シン・ジフン:日常で出会う感情を書き留めておく。「JUNGLE GYM」もずっと前に私が住んでいた町に行って感じたその雰囲気が好きで、曲に残そうと思った。いつも曲を書かなければという思いで、携帯電話の録音・メモアプリを積極的に活用している。何においてもそうだが、趣味が仕事になると楽しみながらできなくなるでしょう。だからその中間を見つけるために努力している。
―SBS「K-POPスター6」が進行中だ。キム・グァンジンの「手紙」が歌ったのはつい昨日のようで、時間がもうこんなに流れた。
シン・ジフン:1年前はその映像が見れなかった。当時よりも私がすごく変わったように思えて見れなかった。なぜか当時のシン・ジフンが今のシン・ジフンよりもずっと良い気もして。その頃歌手として思春期を経験したと思う。今では心を空にした(笑)
―昨年、映画「荊棘の秘密」を通じて演技者としてデビューした。演技にも興味を持っていたのか?
シン・ジフン:私が出演した「K-POPスター」を見た監督が先に連絡をくれた。運良く演技を始めたケースだ。現場の雰囲気も良かったし、また会いたいと思うほどスタッフ全員が良い方だった。再び考えてみても本当に運が良かったと思う。
―初めての作品からソン・イェジンとパートナーで会ったのを見ると、本当に運が良いと思う。
シン・ジフン:大邱(テグ) の方言を話さなければならなくて、イェジン姉さんが大邱出身だったのでたくさん助けてくれた。劇中では母親だったが、実際にはお姉さんのようによくしてくれた、演技指導もしてくれて。(キム) ジュヒョクおじさんは、劇中父親として出演したが、一緒に撮影したのは一回しかなかった。食事会の時の方がたくさん会った(笑)
―演技も続けてみたいと思うか。
シン・ジフン:キャラクターを表現するのが面白かった。他の役柄もやってみたいと思った。
シン・ジフン:運動も続けている。まるで習慣のようにずっと運動をしている。今でもフィギュアは面白い(笑) 幸いにも、団体戦の選手は長いことできるので、今後も続けて選手として活動したい。
―演技も続けたい、そして音楽、フィギュアもずっとやっているのをみると、欲張りな方か?
シン・ジフン:成果に対する欲はないが、様々な経験を積みたいという欲が強い。
―それでも大衆に一番見せたいのは、歌手シン・ジフンではないのか?
シン・ジフン:歌手シン・ジフンはまだ足の親指くらいしか見せていない(笑) これから自作曲でアルバムも出したいし、小劇場コンサートもしたい。ポップが好きで、音楽のスペクトルを広げるため、様々な歌を聞いてみようと努力している。
―好きなポップ歌手は誰か?
シン・ジフン:コールドプレイ(Coldplay) が一番好きだ。近いうちに来韓するらしいが、残念なことにチケットを買い逃してしまった。
―必ずチケットを入手できるよう願っている(笑)まだ二十歳(韓国年) まで10ヶ月ほどある。これから2017年をどのように飾りたいと思っているのか?
シン・ジフン:活気のある、情熱的な、楽しい二十歳にしたい。そうしてこそ、良い曲をたくさん書けるんじゃないかな(笑)
記者 : ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代