「夜を歩く士」イ・ジュンギ“東方神起 チャンミン、愛されるには理由があるんだなと…とても魅力的でした”
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12月26日(土)より日本初放送される、朝鮮時代を背景に繰り広げられるファンタジーロマンス時代劇「夜を歩く士(ゾンビ)」。眩しいほどの美しさを持つヴァンパイア役を演じたイ・ジュンギは、これまでとは違ったキャラクターを見せたかったという。真夏に行われたハードな撮影にも、ファンの献身的なサポートのお陰で撮影を乗り越えることができたと、ファンへの愛情を隠さず伝えたイ・ジュンギ。現場の雰囲気やドラマの見どころ、共演者とのエピソードについて語ってくれた。
―まずは日本のファンの方々に挨拶をお願いします。イ・ジュンギ:こんにちは。俳優のイ・ジュンギです。久しぶりにご挨拶しますね。『夜を歩く士(ソンビ)』が日本で放送されることになりとても嬉しいです。
―ドラマ『夜を歩く士』への出演を決心した理由は?
イ・ジュンギ:皆さんへもう少し違ったキャラクターをお見せしたいなと思ったとき出会ったのがこの作品です。ヴァンパイアというテーマもそうですし、興味深いテーマ・キャラクターじゃないかな、そんな期待感でこの作品を選びました。結果的には、今までのファンの方々もそうですし、俳優イ・ジュンギを知っている多くの方々にとっても、おそらく非常に新鮮に見えたんではないでしょうか。イ・ジュンギのまた違った、「ああいう演技もできるんだな」という少なからず衝撃もあったと思いますし、そういう部分をお見せできたという点で個人的に満足しています。
―ドラマの紹介をお願いします。
イ・ジュンギ:朝鮮時代を背景にしているので今までの“韓国型ヴァンパイア”作品とは違うと思います。さまざまなジャンルが混ざっています。朝鮮時代の姿とヴァンパイアの姿、クィ(イ・スヒョク)との対立関係などが調和し、さまざまなジャンルを楽しんでいただけると思います。日本の方々にも楽しんでいただける作品になればうれしいです。
イ・ジュンギ:キム・ソンヨルという人物を演じました。王に忠直な忠臣で、剛直でまっすぐな性格の王の士(※現代の学者)で、友人であり忠臣なんですが、運命の渦に立ち向かいながら、ヴァンパイアとして、“守護鬼”として120年間生きていく人物です。すごく心が痛むような……それでいて、自身の運命に立ち向かい、最終的には愛する人々と百姓たちを守るために“守護鬼”として生きていくんです。絶対悪のクィとの最後の戦いを繰り広げます。
ヘソ(ヤン・イクチュン)という人物が“守護鬼”を対処できる自身の役割を果たしたということを知り、自身の立場を継ぐ“守護鬼”を探していたところ、性格や資質などの面でキム・ソンヨルが最も“守護鬼”に適任だと判断し、“守護鬼”にキャスティングするんです(笑) “守護鬼”という運命を受け入れ、国の危機を知り、自身が愛した友人で主君だった王の運命との戦いを手助けしようと自ら身を捧げた人物なので、その運命を自ら受け入れたんだと思います。120年間、“守護鬼”として国を救うためにやってきたことをずっと考えました。
「東方神起 チャンミン、最大限作品に溶け込もうとする姿勢が素晴らしかった」
―共演された俳優方(チャンミンさん、イ・ユビさん、イ・スヒョクさん、キム・ソウンさん)との演技はいかがでしたか?イ・ジュンギ:皆さん演技経験は多くはないですが、それぞれの魅力と演技的スキルが十分にある方々でした。現場に入ったときは、すぐに親しくなれる方々だったし、現場での態度も真摯で僕が刺激を受けた部分も多かったと思います。僕自身もたくさんのことを学べましたし、彼らが毎回成長していく姿を見て僕も感じるものがありました。また、忘れていた以前の初々しかった僕の姿も思い出しましたし……。演技に対する情熱もまた、リフレッシュするような感じがしました。若い方々と一緒にいたので、やっぱりエネルギーが違うなと感じました。先輩方と演技するときの、その熟成された経験はエネルギーとして私が相乗効果を引き出せることが多かったんですが、今回は斬新で、あふれるほどの若いエネルギーだったので、現場でも違った楽しみがあり、疲れず、ひと味違った力を出すことができたんじゃないかなと思います。
―出演陣を見ると現場の雰囲気もよかったと思います。現場のムードメーカーはどなただったんでしょうか?
イ・ジュンギ:共演者はそれぞれ魅力があります。スヒョクさんはシックに見えますが可愛らしい部分があって、ユビさんはすごく可愛らしい方なので……現場でもすごく明るくて、いくら大変なことがあっても前向きでした。イ・ユビさんは女性主人公として初めての作品だったにも関わらずブレることなく演技に臨んでいて、現場でとても大きなエネルギーになった気がします。
スヒャン役のヒジンさんは一番付き合いが長く、僕とも1歳しか違いがないので、個人的に話し相手になれるほどリラックスできました。チャンミンさんもよかったです。演技の経験は多くありませんが、自身が最大限この作品に溶け込もうとする姿勢が素晴らしかったです。東方神起と言えば歌手としてアジアの大きな星なのに、現場では新人俳優のように、「俳優としてたくさん学ばなければ」という姿勢で臨んでいたんです。これほど愛されるにはちゃんと理由があるんだなと思うほど謙遜した態度で、とても魅力的でした。チャンミンさんを見るとき、僕が初めて演技を始めたときの気持ちを思い出すほどいい刺激を受けましたし、そういう姿勢が素晴らしかったのでそれだけ成長が速かったんだと思います。
それに、若い方々がお互いにすごく仲良くて、現場の雰囲気をできるだけ明るくしようと努力してくれました。僕も個人的に現場で自由に遊ぶのが好きなんですが、彼らと一緒にいたので僕も遊び場にいるように楽しく過ごせた気がします。
―応援の気持ちを込めて、イ・ジュンギさんの中国ファンとチャンミンさんの日本ファンが撮影現場に差し入れをしてくれたと聞きました。誇らしい気持ちだったと思います。ファンに感謝の言葉を伝えてみてください。
イ・ジュンギ:いつも感謝しています。おかげでスタッフの方々もお腹いっぱいになれましたし、ぐったりするほど蒸し暑い真夏だったのに力が出ました・ファンの方々が、僕が出演する作品のたびにスタッフの方や俳優の方のために本当に献身的に助けてくださいます。現場の雰囲気もより一層よくなりますし、やっぱり忙しい現場なのでしっかり食事もできず、そうしていると機嫌も悪くなったり疲れたりするんですが、その度にファンの方々が大きな愛情で力をくださるので、とても感謝しています。ファンの皆さんのおかげでスタッフの方々にも喜んでいただけますし(笑)
作品のたびに、ファンの皆さんのおかげで現場で疲れることもなく、最高の努力で最善の姿をお見せできているんだと思います。
「ヴァンパイア役、視聴者にリアルさが伝わるよう気を使いました」
―ヴァンパイアとして変化する過程の演技が話題を集めました。そのシーンを演じるにあたり、どのように準備されましたか?イ・ジュンギ:実際にヴァンパイアは存在しませんが、存在するかのようなリアルさが大事です。個人的には、視聴者の皆さんがご覧になったとき、全身で感じられるほどのリアリティがなければならないと思いました。ただ、地上波のドラマなので私が思ったよりも(過激さの)水準を低くしていたんです。本当はもっと激しくしたかったんですが、放送されなければならないので(笑) 本当はリアリティをもっと加えたいと思っていました。
吸血鬼が実際に存在するなら、ウィルスのようなものだと思いました。ウィルスが急速に全身に広がっていくとき、そのウィルスのせいで私が最後の最後に人間でなくなっていく過程をお見せしなければならないとしたら、身体の反応速度や表情、呼吸や出血など、大きな疾病ウィルスに侵されたときの姿などを研究しなければなりません。そういう部分に気を使って演じたら、視聴者の方々もリアルに受け入れてくださるんじゃないかなと思いました。ドラマをご覧になったたくさんの方々が賞賛してくださって、とても恐縮しています。
―ヤンソンとのロマンスもありますが男装したヤンソンとの出会いでの第一印象は?
イ・ジュンギ:男性なのに男性っぽくなくて……見た目もきれいで可愛らしくて(笑) ああいう容姿の男性なら、男でも恋に落ちちゃいそうです(笑) 初撮影のとき、すごく可愛らしかったことを覚えています。ユビさんにも「可愛い」と言った気がします(笑)
―ヤンソンとの水中キス、人工呼吸キスシーンが話題になりましたが、撮影をしながら印象に残っているエピソードはありますか?
イ・ジュンギ:水中撮影は僕の専門分野なので(笑) 毎年、水に潜っています。水中撮影の現場に行くと、ダイバーの方々は暗黙の了解のように僕のことはサポートしません。「(やり方を)わかってるでしょ?」という感じで(笑) だから、命の危険を感じることが多いです。誰も面倒を見てくれないので(笑)
普通は女優の方々のサポートをして、僕はよくやっているので「ジュンギさん、自分でうまくできるでしょ?」と。僕自身も水中撮影が楽しいです。でも、水中撮影は水の中に入ると本当に僕ひとりで残されたような気分を強く感じるんです。水中では何も聞こえないし、ひとりで演技をしなければならないし……。最後に誰かが助けてくれるまで、誰からも手助けをしてもらえない状況……水中で、水圧に耐えながら……。そして、最後には誰かの助けなしでは生きていられない……人生経験を水中撮影を通じて経験している気分です(笑)
イ・ジュンギ:まずは一番話題になっていたのが、自分で言うのは恥ずかしいですが、僕の美貌が(笑) でも、実際に気を使わなければならない役柄だったんです。メイクもとても気を使いましたし……。
今までは僕が“苦労”演技の代名詞だったんですが、今回はもっと品格があって、優雅で美しい姿を醸す、そんなキャラクターだったんです。だから、皆さんがご覧になったときも、目の保養になるんじゃないでしょうか?(笑) なかなか見ないヴァンパイアというキャラクターなので、皆さんも「イ・ジュンギがどうやって細かい部分まで表現したのか」ということに注目して楽しんでいただく面白さもあると思います。いつもそうですが、今回の作品も“ギフトセット”のような作品になると思いますので、すごく楽しみながらご覧になっていただけたらうれしいです。
―今後の日本での活動計画を教えてください。
イ・ジュンギ:『夜を歩く士(ソンビ)』、皆さんのたくさんの応援の中で最後まで無事に終えることができました。早く次回作を決めて、やらなきゃですよね?(笑) 日本活動の特別な計画についてお話するより、早くいい作品でお会いできたらうれしいです。俳優として一番大事なのはやっぱりいい作品で皆さんに感動をお見せすることなので、近い時期にしっかり準備して皆さんにもいいプレゼントをお贈りできるようにします。そのときまでいつも健康で、幸せに過ごしていただけたらうれしいです。近いうちにお会いしましょう。ありがとうございます。愛してます。
■番組情報
『夜を歩く士(ソンビ)』
KNTVにて12月26日(土)日本初放送スタート
毎週(土・日)毎週(土・日)午後8:45~10:00
再放送:毎週(月・火)午前8:20~9:35
『NGスペシャルハッピータイム』にてNGシーンを放送
毎週(月)後6:00~7:15ほか 日本初放送中
(『夜を歩く士(ソンビ)』のNG放送回は11/30~1/18)
※KNTVでは日本初放送を記念してサイン入りレアグッズプレゼントキャンペーンを実施中!
キャンペーン詳細:http://www.kntv.co.jp/event/?p=30103
記者 : Kstyle編集部