チ・ハユン「My name is...」

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My name is チ・ハユン(現在はチ・ユンミに改名)
芸名だ。幼い頃からハングルの“ㅎ”が入った名前がほしかった。長い間悩んだ末に“ハユン”という名前が思いついた。名前を変えた特別な理由やきっかけはない。本名はチ・ユンミだ。漢字では潤滑のユン(潤)に美しいミ(美)と書く。そういえば、両親に正確な意味を聞いたことがない。幼い頃は美しいミ(美)の字だけが重要だったようだ。ハハ。

グループiKONの「AIRPLANE」のミュージックビデオに出演して広く知られた。
iKONはとても有名なアイドルグループだから、反応が大きいだろうとは予想した。「AIRPLANE」の歌がよかったのも一役買った。他の人と呼吸を合わせる撮影は初めてだった。一緒に演技を披露したBOBBYとB.Iは実際に同じグループのメンバーだから親しいのが当然で、初対面の私とはぎこちなくなるしかなかった。それでも、2人が私を配慮してくれて敬語を使わず、気楽に撮影した。

ケーブルチャンネルtvN「2度目の二十歳」のミネは“私”そのものだった。
ミネは勉強より楽しい大学生活を追求するキャラクターだった。実際、私も大学生活を存分に楽しんだ。二度と戻ってこない時間だからだ。1年生の時は寮で生活した。両親のもとを離れて生活するのが初めてだったからか、何をやっても楽しかった。夜に出前で夜食を頼んで食べた(笑) 友達と24時間一緒にいること自体が楽しかった。

私は自由な人だ。
考え方も、行動も自由な方だ。まだ、大人になってないからかな。ハハ。悪いことがあっても大きく受け入れない。何でも前向きに考えようとする。無視する時もある。基本的に前向きなエネルギーが溢れている。実際に周りの雰囲気まで明るくするとよく言われる。茶目っ気が多く、笑いも多い。コミカルな方ではないが、愉快だ。友達に私の日常はシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のようだと言われた。いつかシットコムに挑戦してみたい(笑)

すっきりした口元が魅力ポイントだ。
幼い頃から口が大きいと言われた。でも、その時はその話がとても嫌いだった。幼かった私は可愛くないという意味として受け入れたようだ。でも、実は美人女優を見ると、口が大きい方が本当に多い。ハハ。だからか、今は自分の口元が好きだ。今は長所だと思う。口元のおかげか、多くの方から(「ポケットモンスター」の)ゼニガメ似の芸能人と言われる。特に、MAMAMOOのソラさんに似てると言われる。私も写真を見たが、本当に似ていると思った。いつかお会いしたい(笑)

ヘアビューティーを専攻した。
中学時代からビューティーの方を勉強してきた。それで、大学でも自然にビューティー分野を専攻するようになった。だが、長い間、勉強したビューティーを諦めて役者になることを選んだ。役者に転向しても、昔の専攻はまた違う長所として作用した。ビューティーを勉強したおかげで、私は自分の顔について短所も、長所もよく知っている。どんなメイクや表情が自分により似合うのかについて人よりもう少し把握している。こんな点が演技する時に役立つ。演技する時は自分の顔を知ることが重要だからだ。

役者に転向するまでたくさん悩んだ。
簡単な道ではないと思った。初めて役者の道を選んだ時は本当に怖かった。学生の時、まったく考えたこともない分野だったからだ。知らないことが多く、怖いものも多かった。それで、本当にたくさん悩んだ。単にスターになるためだったら簡単な道も多かっただろうが、私は“役者”になりたかった。最初は両親が反対した。だが、真面目な私の態度に徐々に考えを変えた。私の意志を強く表現したのはそれが初めてだったと思う。それだけ将来について真面目に考えて、また考えた。

カメラの前に立つ時、役者になることを選んでよかったと思う。
演技をする時、カメラの前に立つとみんなが私を見る。スタッフたちも私を見て、さらには撮影機材も私の方を向く。その瞬間、役者という職業の魅力を感じる。小さなキャラクターであれ、大きなキャラクターであれ、そのシーンでは私が画面に出る。不思議になる時が多い。役者は本当に魅力的な職業だと思う。

今はまだ“オルチャン”(ネットで話題の美男美女)というタイトルの方がより有名だが、いつかは演技で認められたい。
ミュージックビデオやドラマの助演で出演したが、まだ私だけのフィルモグラフィーがない。きちんと演技を見せたこともない。これからゆっくり積み上げていけばいいだろう。大衆に見せたいものが多い。人々にとっては“オルチャン”というタイトルが印象に強いだろうが、もう“役者”として認められなければならないと思う。これから“チ・ハユン”といえば「いい。上手い」という話が自然に出るような役者になりたい。

自分自身を配慮してはいけない。
人に謙遜するものの、自分には隙間を見せてはいけないという話だ。役者に転向する時、意志が弱くなったことがある。その時、演技の先生が言ってくれた言葉だ。これからが始まりだ。今後前に進んでいく日が多いから、自分への配慮よりもムチが必要になるだろう。

記者 : ハン・ヘリ、写真:ク・ヘジョン、翻訳:ナ・ウンジョン