キム・ギドク監督が六番目に脚本・制作を手がけた映画「鰻の男」(監督：キム・ドンフ、配給：キム・ギドクフィルム)が、主演女優ハン・チェアのキャラクタースチール写真を公開した。

ハン・チェアは、劇中で冷たくて無情な食品医薬品安全処の検査官のキャラクターを務め、本格的なスクリーン演技に挑戦した。2012年に「ごますりの王」でドンシク(ソン・セビョク)の初恋の人ソンヒ役でスクリーンデビューし、「鰻の男」は二番目の映画出演作だ。

「鰻の男」でハン・チェアが演じる役どころのミは、中国産のウナギの真実を明らかにするため、韓国に来た中国人チェンと対立する食品医薬品安全処の検査官だ。冷たい顔の裏に衝撃的な秘密を抱いている人物で、上演時間ずっと映画の劇的な緊張感をリードする。

キム・ドンフ監督は、「ハン・チェアはこれまで健康的で都会的なキャラクターを主に担当してきたが、彼女がミのキャラクターに出会ったら新しいイメージを魅力的に創造することができるだろうという信頼があった。やはり完璧に演じてくれた。今回の作品を通じて、女優ハン・チェアの演技的な包容力がより一層光を放ってほしい」と、強い信頼感が感じられる賛辞の言葉を伝えた。

韓国社会に隠された裏面を中国産のウナギという独特な素材を通してスクリーンに描き出す「鰻の男」は、韓国で25日に公開される予定だ。