※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「ピノキオ」の新米記者4人、ドラマの中でも外でも成長ドラマを書いた彼らだった。イ・ジョンソク、パク・シネ、キム・ヨングァン、イ・ユビ、4人の俳優たちの成長が喜ばしい。

15日に放送されたSBS水木ドラマ「ピノキオ」(脚本：パク・ヘリョン、演出：チョ・スウォン)最終回では、新米記者4人が後輩記者を迎え、ハッピーエンドを迎えた。一人でサッドエンディングを迎えると思われたソ・ボムジョ(キム・ヨングァン)は1年後、再びMSC新入記者に挑戦し、記者としての人生をしっかり歩み始めた。キ・ハミョン(イ・ジョンソク)とチェ・イナ(パク・シネ)は結婚でハッピーエンドを迎え、ユン・ユレ(イ・ユビ)はYGNの新ユンタンジとなった。

ドラマの中の記者4人の成長と共に4人の俳優の成長も視線を集める。再び演技力を証明し、20代男性俳優の“トップクラス”を見せてくれたイ・ジョンソクと代替不可能な魅力溢れる女優になったパク・シネの姿はもちろん、キム・ヨングァンとイ・ユビの一風変わった成長も視聴者たちを喜ばせた。

◆ イ・ジョンソク－完璧な起承転結、20代俳優のいい例

言葉の要らない活躍だった。イ・ジョンソクのかけがえない活躍は20時間の「ピノキオ」を埋め尽くした。一人で涙と笑い、怒りと復讐を担当した。「ピノキオ」の中のキ・ハミョンとチェ・ダルポを同時に表現するイ・ジョンソクの肩は重かったが、それだけの成長を見せた。極端的な感情線を表現した演技はイ・ジョンソクの演技力を思いっきり爆発させた。

20代を代表する俳優を思い浮かべるといつも上位圏にランクされたイ・ジョンソクだ。「ピノキオ」を通して再び成長したイ・ジョンソクの演技は、次回作への期待を高めた。ドラマはもちろん、様々な役割で愛されているイ・ジョンソクが見せる次の姿に期待が集まっている。

◆ パク・シネ－新涙の女王、笑いの女王の修飾語

「ピノキオ」を通して初めて“しゃっくり演技”を見せてくれたパク・シネだった。さらに感情を爆発させ、また感情を閉じる高度の演技で見る人を微笑ませた。20代女優として一歩、一歩をしっかり歩いているパク・シネの再び“成功した”一歩だった。母と愛する男の間で葛藤するチェ・イナのキャラクターはパク・シネの表情と声で再誕生した。

パク・シネは「ピノキオ」を通して涙の女王という修飾語を手に入れた。それに加え、“笑いの女王”の修飾語をもう一つ付けてあげたい。涙を流す切ない演技から、コミカルを行き来するパク・シネの上手な演技力に好評が相次いだ。

◆ キム・ヨングァン－モデルから完全な俳優へ、しっかり成長した

モデル出身の俳優挑戦は今や普通のこと。これまで総合編成チャンネルとケーブルドラマなどでしっかり演技の経歴を積み上げてきたキム・ヨングァンのしっかりとした主演挑戦記だった。キム・ヨングァンは「ピノキオ」のソ・ボムジョ役を通して主演俳優としての成長への踏み台を作った。

キム・ヨングァンは「ピノキオ」の中で純粋100％の財閥2世から、熱い反転の主人公まで立体的な人物であるソ・ボムジョを表現した。何も知らない記者として入社し、本当の記者になるために入社試験を再び受けるという感動的な結末を視聴者に届けたりもした。「ピノキオ」の中でも、現実の中でもしっかり成長したキム・ヨングァンの次の姿が期待を集める。

◆ イ・ユビ－母の七光りから抜け出した、新ケミストリーの女神

カン・チョコ(ドラマ「優しい男」で演じた役名)と母キョン・ミリから抜け出したイ・ユビだった。イ・ユビは「ピノキオ」を通していつでも付いてきた“キョン・ミリの娘”という修飾語から抜け出した。イ・ユビは「ピノキオ」でユン・ユレ役を熱演した。身体を張る地べたの酔っ払い熱演から、出演陣とのケミストリー(俳優同士の相性)でドラマを埋め尽くしたりもした。

これまでラブリーで華奢な魅力を見せ付けたイ・ユビだったが、「ピノキオ」ではそのキャラクターを完全に脱いだ。お酒を飲んで大声を出したり、地べたに寝転ぶなど、ひどい酒乱を見せる姿は視聴者たちの笑いを誘うワンカット、ワンカットになった。さらにファン・ギョドン(イ・ピルモ)とのひそやかなロマンスも視聴者から愛された。これからのイ・ユビの活躍が期待を集める。

「ピノキオ」が終わった後は、ヒョンビン、ハン・ジミン主演の「ジキルとハイドに恋した私」(脚本：キム・ジウン、演出：チョ・ヨングァン)が放送される予定だ。信頼して見られる男女主人公たちの演技と二重人格を素材にした興味深いストーリーなどが、視聴者の関心を引きつけることが出来るか、期待が集まる。韓国で今月21日の午後10時から放送される。