ガールズグループより爽やかな彼らがやって来た。

今年でデビュー5年目。カル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧な刃物のように合わせるダンス)とカリスマ性で人気を集めてきたボーイズグループINFINITEが、今回は思いっきりビジュアルをアピールした。1日午前0時に公開されたINFINITEのユニットINFINITE F(ソンヨル、エル、ソンジョン)の新曲「胸が躍る」の話だ。

「胸が躍る」は初々しい学園物のOST(劇中歌)を連想させる爽やかな雰囲気とボーカルがよく調和した楽曲で、序奏はもちろん、ボーカル、サビの可愛い仕上げまで、1990年代アイドルの音楽を連想させて郷愁を刺激する。

フラワー、フェイスなど、ユニット名Fに似合う3人のメンバーエル、ソンヨル、ソンジョンは、ミュージックビデオで終始ビジュアルをアピールし、女心を攻略する。顔を画面いっぱいにクローズアップしたシーンではメンバーたちの爽やかな魅力をそのまま表現し、青い草原の上で繰り広げられるメンバーたちの動きは、今の季節が真冬であることを忘れさせる。

メンバーたちは頻繁にウインクを飛ばし、この頃のガールズグループさえ“あえて”チャレンジできない“ビジュアル攻撃”に出るが、問題はその姿が本当にガールズグループに劣らないほど綺麗なことだ。ボーイグループでも歌の雰囲気によってより軽くなることもできる。このように直接ビジュアルをアピールするコンテンツは稀だ。

そして、シングルのタイトルも「青」だ。愛に胸が躍る若さや明るい未来、覇気溢れる瞬間などを音楽のところどころに盛り込んだという。最近、暗くて重みのある雰囲気で統一されたボーイズグループ市場において、とても大胆で印象的な挑戦だと言える。