「22年目の記憶」予告編初公開…金日成の代役に変身したソル・ギョング

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写真=映画「22年目の記憶」予告編スクリーンショット
映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン、制作:パンチャパンチャ映画会社)が予告編を初公開した。

「22年目の記憶」は韓国のど真ん中、自身を金日成(キム・イルソン)だと固く信じる男とそんな父親のために人生がこじれた息子の物語を描いた作品だ。初の韓国と北朝鮮による南北首脳会談のリハーサルのために金日成の代役が存在したという歴史的事実に映画的な想像力を加えた斬新な設定、最高の演技派俳優ソル・ギョング、パク・ヘイルの親子設定で関心をさらに高めている。

今回公開された予告編は、無名の演劇俳優ソングンと、誰よりも父を誇りに思う小さな息子テシクの姿で始まるが、ソングンが秘密めいた役柄を演じることになり、新たな局面を迎える。

ソングンが演じる配役という言葉と共に置かれる写真の中の主人公は、他ではなく金日成だ。初めての韓国と北朝鮮の首脳会談のリハーサルのために、金日成の代役を演じることになったソングンは話し方から表情、習慣、そして考えまでも徹底的に彼になりきるための訓練に入る。その後、まるで自ら完璧に独裁者になったように「俺は朝鮮民主主義人民共和国の主席金日成だ」とつぶやくソングン、そしてそんな父を不慣れな目で見つめる小さな子どもテシクの姿を盛り込んだ予告編は、これから繰り広げられる彼らの物語に対する関心を高めている。

特に今回の予告編は、優しい父から完璧な独裁者の姿に変わっていく過程まで、キャラクターに集中したソル・ギョングの圧倒的な姿で注目を集める。さらに。時間が過ぎても役から抜け出せずに自らを金日成だと固く信じるソングンの老年の姿が登場し、若い時代と老年の姿を行き来し、幅広い変身と熱演を繰り広げるソル・ギョングの新たな挑戦に期待が高まる。

また、父だけを見ていた小さな子どもではない、独裁者になってしまった父が死ぬほど嫌いな息子テシクを演じるパク・ヘイルの初登場は強烈な印象を残し、今までとはまた異なる新たな姿を披露する。

韓国のど真ん中、独裁者になった父とその息子の特別な物語、そして驚きの演技変身を敢行したソル・ギョング&パク・ヘイルの親子演技と相乗効果が見られる今回の予告公開で、映画に対する関心と注目がさらに高くなるものと思われる。

「22年目の記憶」は韓国で10月に公開される。

記者 : キム・スジョン