「花よりおじいさん」放送終了、俳優ではない人間イ・ソジンの発見

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写真=tvN「花よりおじいさん」スクリーンショット
ニューヨーク大学経営学科出身の“オムチナ”(勉強ができて性格もよく、何でもできる完璧な人)、俳優イ・ソジンが「花よりおじいさん」のかばん持ちに選ばれた。冷たい都会の男のようなイメージを持つイ・ソジンがかばん持ちを?すべての人々が初めは疑問を抱いた。続いてその直後、2番目の疑問を抱いた。その役割をあまりにもうまくこなしたからだ。

韓国で2日に放送されたtvN「花よりおじいさん」では、スペイン旅行の最後のエピソードが描かれた。この日、イ・スンジェ、シン・グ、イ・ソジンはセゴビアのマヨール広場を訪れた。イ・ソジンは“鐘声恐怖症”というほど鐘の音が苦手だが、おじいさんたちのために快く楽しい旅行を続けた。またイ・スンジェのジャンパーのジッパーを上げながらタドナム(温かい都会の男)の一面も見せた。

イ・ソジンは毎回旅行に行くたびに「行きたくない」「できない」とぶつぶつ言った。しかしいざ旅行に行くと、おじいさんに細かな心遣いをしながら優しいところを見せた。イ・ソジンは旅行の初日「ただ僕は、若い時には仕事ばかりして、今は余裕があるのに機会がない、そんな方々が旅行で楽しむところがいいと思っただけだ」と話した。無愛想な言い方から真心が感じられる瞬間だった。

イ・ソジンは「この4人の先生じゃなければ僕が行く理由はない」と言い、4人のおじいさんたちに対する無限の愛情を示した。またイ・ソジンはユン・ヨジョンが好きだと言った石の床を見て「スーツケースを引きにくい床だ」と言ったり、ホテルを見て「あんなところに荷物をどうやって持っていくのか」と言うなど、間違いなくかばん持ちとしての姿を見せた。

かばん持ちイ・ソジンの配慮はレストランからサッカー場まで続いた。レストランでは「肉スープとカニスープのどれが好きなのか」ときめ細かく聞き、サッカー場では両手いっぱいにコーヒー4カップとポップコーンを買ってくるなど、おじいさんたちのために力を注いだ。また座布団や毛布を直接持ってきて配るなど、完璧な気配りを見せた。ペク・イルソプは「そんなものまで準備してきたのか」と感嘆し、シン・グは「ソジンは心が本当に明るい子だ」と言いながらイ・ソジンに対する愛情を見せた。

他にもイ・ソジンは日増しに優しくおじいさんたちをケアしながらかばん持ち以上の役割をこなした。特にセビリアに向かう汽車の中では、シン・グとの言い争いで気を悪くしたペク・イルソプのそばを黙々と守りながら飲み仲間になってあげた。百の言葉より輝いた瞬間だった。結局イ・ソジンは泥酔して何も覚えていないと話したが、その姿さえ愛おしかった。

またイ・ソジンは今回の旅行で苦手な料理にチャレンジした。イ・ソジンはおじいさんたちのために直接心を込めた夕食を作った。日増しに発展する料理の腕と共におじいさんたちへの思いも大きくなった。

完璧そうな男イ・ソジン。いつも王や財閥の御曹司役ばかり務めてきた彼であるだけに、俳優イ・ソジンは品のあるイメージを持っている。もらうことに慣れた王子様のようなイメージ。しかし「花よりおじいさん」の中のイ・ソジンはどこでも見かけられるような、隣のお兄さんのイメージがした。こんなイ・ソジンの姿がおじいさんたちの旅行をより輝かせた。俳優ではなく、人間イ・ソジンの姿。ありがたいし、楽しかった。アデュー!「花よりおじいさん」

記者 : キム・カヨン