「チング 永遠の絆」年代別の観覧ポイントを提案!…キーワードは「ノワール」「友」「人生」

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写真=映画「チング 永遠の絆」スクリーンショット
韓国で12年前に公開された「友へ チング」(2001、監督:クァク・キョンテク)の続編映画「チング 永遠の絆」(監督:クァク・キョンテク、制作:トリニティエンターテインメント)が観客を攻略するための観覧ポイントを提案し、話題となっている。

韓国で14日に公開される映画「チング 永遠の絆」は、「ノワール」「友」「人生」をキーワードに掲げた。

まず20代観客へのキーワードである「ノワール」は、ここ数年間「アジョシ」(2010、監督:イ・ジョンボム)、「悪いやつら」(2011、監督:ユン・ジョンビン)、「ベルリンファイル」(2012、監督:リュ・スンワン)、「新しき世界」(2012、監督:パク・フンジョン)のような映画がヒットし、ノワールジャンル映画への観客の期待がいつにも増して上がっている。

韓国のノワール映画の伝説とも呼ばれる「友へ チング」の続編である「チング 永遠の絆」は、正統性のあるノワールの濃い香りをそのまま活かし、男たちの熱い物語を待つ20代観客を虜にすると予想されている。

続く30代観客のためのキーワードは「友」だ。ドンス(チャン・ドンゴン)が死亡して17年後、刑務所から出所し、すでに隣にいなくなった友を懐かしく思うジュンソク(ユ・オソン)の姿は、30代観客に昔の親友との熱かった友情を思い浮かばせる。

特に前編「友へ チング」の主な観客だった30代であるだけに、大事な親友を失ったジュンソクの寂しさに大きく共感するものと予想される。

最後に40代観客への「チング 永遠の絆」のキーワードは「人生」だ。同作品はユ・オソンの演じたジュンソクを中心に、ジュンソクの父親チョルジュ(チュ・ジンモ)、死んだドンスの息子ソンフン(キム・ウビン)まで3人の男が展開する物語を通じて人生の深さを描いた作品だ。

「チング 永遠の絆」の演出を務めたクァク・キョンテク監督は「35歳、若い監督の覇気で作った映画が『友へ チング』であったとすれば、歳月が経ち人生の喜怒哀楽を経験した今になってこそ分かる人生の深さを描いた作品が『チング 永遠の絆』だ。周りのみんながいなくなり、いつの間にか中年になってしまったジュンソクの物語が観客に小さな慰めになればと思う」と感想を述べた。

「チング 永遠の絆」はドンスを殺害した疑いで刑務所に入ったジュンソクが17年後に出所し、ドンスの息子ソンフンに出会ってから展開されるストーリーを描いた作品だ。「友へ チング」のクァク・キョンテク監督がメガホンをとり、ユ・オソン、キム・ウビンが主演を務めた。チュ・ジンモも特別出演する。韓国で14日に公開される。

記者 : チョ・ジヨン