本日(9日)放送開始「相続者たち」大財閥の御曹司に想像力を上乗せした大人のためのラブコメディ

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“青春ラブコメディ”を掲げたドラマがやってくる。

本日(9日)韓国で放送が始まるSBS新水木ドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(脚本:キム・ウンスク、演出:カン・シンヒョ、以下「相続者たち」)はイ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビン、f(x) クリスタル、CNBLUE カン・ミンヒョク、ZE:A ヒョンシク、チェ・ジニョクなど、最近脚光を浴びる若い俳優たちをキャスティングしたことで注目を集めている。

「シークレット・ガーデン」「紳士の品格」を執筆したキム・ウンスク脚本家の手掛ける新作として、企画段階から話題を集めたこの作品は、富裕層の高校生たちの愛と友情がメインストーリーとなり、財界、法界、政界の後継者たちを布陣した私立高校である帝国高等学校に在学している学生たちが繰り広げるラブコメディがドラマの中心となる。

貧しい家柄の出身で、社会的配慮者選考で帝国高等学校に入学したチャ・ウンサン(パク・シネ)は、帝国グループ相続者であるキム・タン(イ・ミンホ)、そして高級リゾートの相続者チェ・ヨンド(キム・ウビン)と三角関係になる。ここにチャ・ウンサンを嫉妬するキム・タンの婚約者ユ・ラヘル(キム・ジウォン)とキム・タンの初恋の相手であるイ・ボナ(クリスタル)などが登場し、ロマンスを繰り広げる予定だ。

このように御曹司との三角関係といった構図は、キム・ウンスク脚本家のこれまでのドラマと通じる部分がある。そのため今回のドラマに対して、“バージョンアップしたシンデレラストーリー”という見方が多い。
これについて7日午後、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)Patio9で行われた制作発表会でキム・ウンスク脚本家は、「あらゆるクリシェ(ありふれたものになってしまった対象の意)がすべて含まれていることは認めるが、これまで私のドラマを多くの視聴者が見てくれたという点も忘れてはいけない」と話し、「同じ財閥の物語でも、今回の作品は大人のためのラブコメディという点を強調した」と伝えた。

また、「これまでのドラマと最も異なる点は、俳優たちの年齢層が低くなったことだ。私にできることをより上手くやってみたいという考えと今までに試したことがないことに挑戦してみたいという思いから、キャラクターを高校生に設定してみた」と付け加えた。

男性主人公キム・タン役を務めたイ・ミンホもKBS 2TV「花より男子~Boys Over Flowers~」以来4年ぶりに財閥の高校生役を再び演じることに対して感想を述べた。イ・ミンホは、「20代が終わる前により明るい役割、若い時の無邪気さを表現できる役を演じてみたかったので出演を決心した。そして、『花より男子~Boys Over Flowers~』のク・ジュンピョはとても独特なキャラクターだったし、4年前の僕と現在、27歳のイ・ミンホは違うと思う」と伝えた。

チャ・ウンサン役を務めたパク・シネは、「撮影現場には若い役者がたくさんいるので、元気いっぱいで、情熱に溢れている。撮影現場で作品に関して様々なアイデアを出し合って、制作陣もこれを積極的に受け入れてくれるので、リラックスした雰囲気で撮影を行っている」と伝えた。

彼ら以外に初めて本格的な演技に挑戦するクリスタルをはじめ、ヒョンシク、カン・ミンヒョクなど人気アイドルのメンバーたちも登場する。キャスティングの背景についてキム・ウンスク脚本家は、「人気があるアイドルのメンバーだからキャスティングしたのではなく、オーディションを通じて一番優れた演技を見せてくれた俳優をキャスティングした」と強調した。

tvN「ナイン~9回の時間旅行~」で熱演し、好評を得たヒョンシクは「僕以外の登場人物が低い声でかっこいい演技を披露してくれるのなら、僕は高校生の精神年齢で爽やかさを皆さまにお届けしたい」と話し、笑いを誘った。財閥の御曹司たちの物語にラブコメディを加えた「相続者たち」が、“陳腐な設定”という批判を乗り越えて下半期最高のドラマになれるのか、関心が集まっている。

記者 : チャン・ソユン、翻訳 : チェ・ユンジョン